
「こんにちは」 部活で走るどの生徒もみんな明るく挨拶してくれました。5年前の懐かしい写真です。
その頃、鶴沼緑地公園には坂下第一中学校が隣設していたんです。心の明るい生徒さんたちでした。この子たちは今は立派に成人していますよね。どんな青年になっているんでしょうね・・・明るい立派な青年になっていると思います。
かつて私達の町には8校の小学校と2校の中学校がありました。でも子供の数の激減で小学校は2校中学校は1校だけになってしまいました。そして坂下一中の校舎とグラウンドは見違えるよう立派に改造されて町立東小学校になりました。
小学校の子供たちにとっては公園の川辺が危険だからでしょうね、東小学校の周りには立派な柵が回らされて公園には出入り出来なくなりましたし、かつては坂下一中の生徒の通学路だった公園の堤の上の道路も小学校の子供の通学路ではなくなりました。公園から子供の姿は消えて淋しくなりました。
「みんなで明るく挨拶しましょうね」それが坂下一中の大事な校風の一つだったと思います。部活のランニングをしながら見知らぬ爺いの私にみんな「こんにちは」と挨拶してくれましたから、「がんばってるね」言葉を返す爺いの心も明るくなりました。
今は違うんですよね、小学校や幼稚園の子供には学校でも家庭でも「知らない人には注意しましょう、独りでは決して近寄らないようにしましょう。笑顔で言葉などかけられても充分注意して応対しましょう。怖いことが起きるかも知れません。」と教えていらっしゃると思います。それは今の時代とてもとても大事なことだ思います。
でもそれは悲しい今の日本のそして町での実情すよね、「みんなで明るく挨拶を交わしましょうね」と学校でも家庭でも教えた温かい心の時代が私には懐かしいです。