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さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

冬来たりなば春の昔が懐かしく

2013-01-13 | 日記
積雪で撮りの散歩も出来ません。懐かしむ私の昔の写真でごめんなさい。



 この写真は平成15年(2003年)エリーと背炙山(せあぶりやま)を車で越えて会津若松市湊の水織音の里(みおりねのさと)吉ガ平にいって早春のミズバショウを楽しんだ時のものです。



 実はこのときはエリーはもう老犬になっていて最後のじじいとの山遊びになりました。それでも背炙山の残雪の上では大喜びして走りまわったんですよ。懐かしい写真です。

 山桜のピンクの花が咲いていました。



 山さくらの花は里のソメイヨシノとは違って心に沁みるさわやかなピンクの花を咲かせます。

私の幼い頃、ハシカという病気は人間誰でも一度は罹らなければならない怖い病気で子供の生死を分ける高熱と麻疹の病気でした。私が何歳の時か記憶は定かではないんですけど、この病気に罹り何日か高熱の苦しみようやく熱が下がり始めたとき父が窓を開けて見せてくれた近くの山にこの山桜のピンクの花が見えました。嬉しかった懐かしい花です。

 ハクサンイチゲの可憐な花が咲いていました。



 私が小学校1年から5年まで暮らしていた山狭の集落小立岩の早春、家の裏の山から流れるてくる小さな沢に雪解けの水が音を立てて流れていました。そしてその沢辺にはこのハクサンイチゲやヤマエンゴサクが一面に咲いて春が来たことを告げていました。私にとって懐かしい春の花です。