思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

2021年初釣行

2021-04-11 15:49:53 | 釣行記/Fishing Trips

4月最初の週末の暖かい日差しに恵まれた土曜日、今年の初釣行に行って参りました。
6時8分東京駅発の新幹線で向かった先は新潟。8時過ぎに到着しレンタカーを借りて目指したのは20数年前に行ったことのある小渓。ここは初夏になるとメジロアブが酷くまた蛭も居るので釣りは春先しか出来ないところ。何時ものように養沢へ行くのも人が多いので何となく憚られそれならと目指しました。

大昔に行った時は、岩魚が残雪の残る清流からドライフライにバッサリと食いついたのですが、その場所もすっかり浅くなってしまいとても魚はいそうにありません。また、林道にはスバルのSUVが一台停まっており、登山客かはたまた釣り人か、いずれにせよ幸先の良くない感じです。因みにこの写真に映る車はレンタカーで借りたスズキ・スウィフト。

昔の記憶の様に岩魚が水面上の毛針にアタックしてくることもなく、水面下の毛針に変えても何の魚信もなく、時間だけが過ぎていきます。それでも少しでも魚のいそうな深みやヘチにHardy Palakona De Luxe 8'でシルクラインを操り毛針を投入、流していくと。

水面下のPartridge & Orangeに魚が襲いかかったアタリを感じ素早く合わせると小物ながら水の中を俊敏に右に左に泳ぎ回る魚の引きをシルクライン越しに感じます。De Luxeも8'になると繊細で小物であっても竿先が曲がってくれます。そして釣り上げたのは何と背中にスレがかりした山女魚でした。岩魚の川と思っていたのですが、20数年も経つと下の本流から山女魚が上がってきたのか?或いは放流でもされたのか?

山女魚を釣ったところから釣り上がって行くと堰堤を上がって更に上流に魚の居そうな深みを発見。ここで出なかったら諦めようと思い毛針を投入、ラインを出来るだけ張りアタリを逃さないように努めます。

数投したところでリーダーが水中に引き込まれるところが見え合わせると魚の動きが竹竿に伝わってきます。ラインをリールに巻き込み小物ですがリールでやり取りすると上がって来たのは岩魚。昔の記憶にあった茶色と黄色を中心にした色彩を纏った地場の岩魚でした。

毛針を掴んで一振りすると毛針は岩魚の口から外れ、魚は水中へ帰って行きました。その後下流に戻りちょっと開けた場所で釣りをしようとしたところ右手から流れた血がロッドのグリップを真っ赤に染めているのにビックリ。右手首から出血していましたが、血が止まらず応急措置でティッシュペーパーを当て、コンビニのビニール袋で手首をできるだけ強く巻いて止血。血が止まらなのは蛭にやられたためでしょう。蛭に噛まれても麻酔成分で全く感じず、且つ血液の凝固を妨げる成分を注入するので血が止まらないのです。
もうこれで釣りはおしまい。10時ちょっと前から初めて13時過ぎのたった3時間の釣りで新潟駅を15時ちょっと過ぎに出発、東京駅には17時丁度に到着。
出血のハプニング付きの今年の釣りのスタート。これからどんな釣りが待っているのでしょうか。