のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

妹ちゃんの読書感想文

2008-08-17 16:15:48 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
ハリーポッター死の秘宝を、わざわざ田舎の家にも持っていった妹ちゃん。
おばあちゃんに薦めて、おばあちゃんも読み始めたけど、
「カタカナの名前が多くて大変」
だって。
そりゃぁ、いきなり最終巻を読んだら、人間関係つかめなくて大変よね。
早々とリタイアしてました。

妹ちゃんは、何度も繰り返し読みをする子なので、もう3,4回は読み直したでしょうか。
でも、読書感想文はどうやらポッターでは書きにくそう。
「3枚とか4枚じゃぁ終わらなくなっちゃうよ」
そうね。

で、おばあちゃんが出してきたのが
下村湖人の「次郎物語」
懐かしい。子どもの頃、これと「にんじん」はよく読んだわ。

「どう、これで書けそう?」
「うん。これなら書けると思う。」
で、一気に書き始めて原稿用紙2枚ちょっと。
彼女の作文や感想文は、すでに
「彼女なりのスタイル」が出来ているので
手早いのよね。
で、それを私が読み返して、
「読んでない人にはわかりにくいところ」
を指摘して、補足させるだけで済む。

ただ、今回読んだ「次郎物語」は、彼女の年齢では
どうしても読みきれないところがあって、
その部分は、
「ここ、もう少し書き足して欲しいんだけど・・」
と読み聞かせしてみます。
私には40数年の人生の溜めがあるわけで、
当然、彼女とは違う読み方ができるから、
それを聞きながら、
「あ、そうか。」
って、勝手に気がつく部分も多いのね。

で、気がつかなければ、それはそれでいいとも思う。
小3でわかること。小6でわかること。
中学校になって見えること。大人になってから感じる事。
その違いこそを面白がれればいいと思うから。

田舎の母は、「優秀児」だったので、ついつい100パーセント理解を求めて
誘導しようとするのだけど、
言葉で説明してもらってわかったつもりになるのと、
自分の心がうなづくのとは違う。
妹ちゃんは「言葉」の理解が強いから、かえって「わかったつもり」が邪魔になることもあると思うの。
「よくわからない」ことを、楽しんでくれればいい。
そのうちに、
「あぁ、そういう事か。」
って感じる楽しさがついてくる。それが読書の、そして人生の面白さだもんね。


「次郎物語」、読んだころって、たぶん私は「人生の不幸をひとりでしょっている薄倖の少女」だと、自分を思い込みたかった頃。
あの頃は、同じ文章をきっと違った思いで読んでいたのだろうなと、
そんな事を思いながら、妹ちゃんの感想文に付き合ったのでありました。


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