のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

地理・・・

2008-01-16 02:03:13 | 社会
間もなく実力テスト。成績には即反映されないテストだとわかってはいても、
「ひと桁」は避けたくなってしまう親心。
日頃どうしても避けがちになる「地理」に手を出してみました。

娘の学校の地理は、2人の先生が交代で教え、
それぞれの先生が、空欄のあるプリントで授業を進めていき、
授業内で書き込んでプリントを作成させる形式のようです。

のんびり娘の場合、
先生の「余談」を一生懸命聞いているうちに、
今どこの空欄を埋めているのかがわからなくなることが良くあるようで、
欄には書けなかったけれど、とにかく先生が言った事はメモったぞという痕が
プリントの欄外や裏などのあちこちにあります。
まずは、それを正しい位置に埋めなおしてあげなければならないのですが、
耳だけで聞いて書き取ってくれるメモはかなり怪しくて・・・

例えば,「    運河」にはいる言葉が「パママ」だったり、
「キューバ」が「チューバ」だったり、いえ実はもっと解読不可能なメモもたくさんあるわけで、さすがの天才ママも手を焼いております。

前にも書いたかもしれませんが、昨今の教科書というのは「答え」にあたるものが殆ど書いてありませんから、教科書で調べるっていう手も使えないのです。
分厚い参考書を片手に、アメリカ合衆国の自然だの工業だのと格闘していると、
「こんなもん覚えなくてもどうってことないわい!」と
一切勉強しなかった昔の私が顔を出しますわ。
アメリカの鉄山の名前なんて知らなくったって45年間何の苦労もないぞ!!!

でもね、これも、のんびり娘にはいいトレーニングなんだよね。
家には「聞く聞くドリル」という、「聞く力」(聞いてそのポイントを掴み、書き取っていく力です)を鍛える教材も買ってあるけれど、それよりも難度の高いトレーニングを毎授業でやってもらってるわけですもんね。彼女が授業内に書き取るメモの量はジワジワと増えてます。

それから、カタカナや漢字の表記の練習にもなる。
最初のうちは全てひらがなだったの。きいた「おと」をただ書き付けただけ。
それが、少しづつ漢字やカタカナが混じるようになってきた。

伸ばす音を「ー」で表わすカタカナのルールが曖昧なのんびり娘だもん、
海外の地名を何度も書くのは悪い事じゃないわ。
そして漢字。
今日見たプリントに「五台個」っていう、笑っちゃう当て字があったんだけど
(そう、アメリカといえば「五大湖」ですね)、これを見つけたときすっごく嬉しかった。
そういう風に漢字をあてはめようと脳が働き、それなりのスピードで
書いておく事が出来るようになったという事が、のんびり娘にとっては
すっごく大きな進歩だから。

何て言ったらいいのかなぁ・・・
「五台個」って書けるまでになるのに、のんびり娘はものすごくたくさんの階段(まだるっこしい螺旋階段ね)を、少しずつ少しずつ、それこそ気の遠くなる段数上がってきたんです。その階段を振り返ると、「五台個」から「五大湖」に到達するまでの段なんてたいしたこと無いように思えるんですね。
うまく説明できないけど、うん、そう感じるんですよ。

それから、この間英検の問題を解いていて驚いたんだけど、
世界地図を見て、「日本、中国、アメリカ、オーストラリア、ロシア」
はちゃんと選べたの、英語で。アメリカを「USA」というのも知っていたわ。
そして、ロシアを選ぶときには、「ユーラシア大陸」という言葉も口をついてでてきた。
「ユーラシア大陸の上のほうなんだよね。」って。
先生の「余談」は世界経済や環境問題にも及ぶらしく、
難しい言葉では語れないけれど、色んな物事の繋がりは彼女の中にもジワジワと入ってきているようです。

彼女の中に培われていく「常識」が、少しずつでも広がればいいと、
そう思って二人三脚を続けてきているけれど、
私のだいっ嫌いな地理の勉強は、なかなかいいらしいです。
(でも、めんどうだよぉ!!!)









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