この地図は、国土地理院の2万5千分の1地形図を複製・加工したものである。
津田は津田川下流域の左岸に位置する。地名は益田郷のうちの津というが、ツタ(蔦)に
よるともいう。(歩行約2㎞、🚻駅)
1923(大正12)年に開業したJR石見津田駅は、2面2線の相対式ホームを持つが、
駅舎側のホームだけが使用されている。駅舎にはパン屋さんが入居しており、美味しいパ
ンをいただいて散歩に出発する。ちなみにJR片町線に津田駅(1898年開業)があるた
め石見津田駅となる。
駅舎は1994(平成6)年に訪れた時と同じ姿だった。
駅前の洋風建物について、地元の方に尋ねると農協の建物だったような?という返事だ
った。
駅前通りは静かで人の姿を見かけない。
駅前通りを左折すると、山陰本線下の水路に往来できる細い道がある。
集落は鉄道で2分されている。
観音寺(曹洞宗)の創建は、安土桃山期の1584年頃と伝え、のちに妙義寺(益田市内)
の末寺になったという。山門の屋根には凝った造りの彫刻が施してある。(寺の裏手が旧
山陰道)
津田西踏切で海岸部の集落に出る。
海岸から見る津田の町並み。
駅前から浜田へ向かう道筋。(旧山陰道だったかどうかはわからない)
平入の家屋が並ぶ。
石州瓦の民家が連なる。
途中に津田川。
庄屋で網元だった矢富家。
海に面しているため屋敷門の周りは板塀で囲まれている。
緩やかな坂を上ると美しい海が広がる。
海岸の片隅に第1種漁港指定の津田漁港。
旅館「文太楼」の海側に小祠と猿田彦大神の石碑。
路地を抜けてJR石見津田駅(11:11)より益田に戻る。