ぶらっと散歩

訪れた町や集落を再度訪ね歩いています。

益田市の津田町は旧山陰道沿いの漁村集落

2022年04月20日 | 島根県

        
               この地図は、国土地理院の2万5千分の1地形図を複製・加工したものである。
         津田は津田川下流域の左岸に位置する。地名は益田郷のうちの津というが、ツタ(蔦)に
        よるともいう。(歩行約2㎞、🚻駅)

        
         1923(大正12)年に開業したJR石見津田駅は、2面2線の相対式ホームを持つが、
        駅舎側のホームだけが使用されている。駅舎にはパン屋さんが入居しており、美味しいパ
        ンをいただいて散歩に出発する。ちなみにJR片町線に津田駅(1898年開業)があるた
        め石見津田駅となる。

        
         駅舎は1994(平成6)年に訪れた時と同じ姿だった。

        
         駅前の洋風建物について、地元の方に尋ねると農協の建物だったような?という返事だ
        った。 

        
         駅前通りは静かで人の姿を見かけない。

        
         駅前通りを左折すると、山陰本線下の水路に往来できる細い道がある。

        
         集落は鉄道で2分されている。

        
         観音寺(曹洞宗)の創建は、安土桃山期の1584年頃と伝え、のちに妙義寺(益田市内)
        の末寺になったという。山門の屋根には凝った造りの彫刻が施してある。(寺の裏手が旧
        山陰道)

        
         津田西踏切で海岸部の集落に出る。

        
         海岸から見る津田の町並み。

        
         駅前から浜田へ向かう道筋。(旧山陰道だったかどうかはわからない)

        
         平入の家屋が並ぶ。 

        
         石州瓦の民家が連なる。

        
         途中に津田川。

        
         庄屋で網元だった矢富家。

        
         海に面しているため屋敷門の周りは板塀で囲まれている。

        
         緩やかな坂を上ると美しい海が広がる。 

        
         海岸の片隅に第1種漁港指定の津田漁港。

        
         旅館「文太楼」の海側に小祠と猿田彦大神の石碑。

        
         路地を抜けてJR石見津田駅(11:11)より益田に戻る。       


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