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いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

今後のライフプランをどのように考えるのか!!

2010-03-11 13:50:05 | ファイナンス研究会
大國魂神社境内
の梅の花です。

今年度最後の「フアイナンス研究会」の例会でした。

「今後のライフプランをどのように考えるのか」
講師は安達正紀先生(福島県金融広報委員会 金融広報アドバイザー)でした。

1)人生50年から人生80年時代への発想の転換を図ることが大事だと。

2)団塊の世代(1947年~50年)が60歳代に入ってきた。
 団塊世代の数の効果として
  ・数量効果
  ・コミュニュケーション効果
  ・新規投資効果
  ・流行効果が考えられる。

3)出生率低下による体制と発想の転換

 ①明治以来の日本の体制と発想
  ・人口は増える
  ・土地は足りない
  ・経済は成長する
  ・物価は上昇する
  ・島国で貿易以外に国際競争がない
  その結果日本政府の任務は「人口の受け皿づくり」だった。
   →戦争の原因となる悲劇に…
 
 ②人口構造が変わる時代への対応
  ・人口が減少に向かっている
  ・土地が余ってきた
 ③ヒト不足・モノ土地余りへの対応
  イタリアは1340年に930万人の人口が1500年には550万人になったが、
  その間にルネッサンス文化が花開いた。
  →人々が、生産性の高い場所や職種に集中→1人当たりの生産性は増え
  所得が高まり、イタリア経済は成長した歴史がある。
  なぜか
  労働力の移動と産業の転換が比較的自由に進んだためといわれている。
  そこに日本のこれからのヒントがありそうですね!!

3)好老社会の到来
  高齢者の比率が上昇しますと「活老なくして繁栄なし」の為

4)職縁社会から好縁社会へ
 ・日本の戦後は規格大量生産の近代工業社会を目指し
  職場に帰属する仕組みが作られてきた。
 ・職場に代わる縁作りが求められる時代へ
  →好みの縁でつながる「好縁社会」へ
 ・その為には、魅力ある高齢者のリーダーが求められる。

5)今後のライフプランをどのように考えるのか?
 ①日本企業が終身雇用といっていたのは人生50年の時代の考えであり
  人生80年時代では余生を生きるでは済まなくなる時代です。
 ②定年後も経済的な安定を確保する為にも何らかの仕事をしていく
  「生涯現役」の考えが必要
  →自分の適性に応じた仕事やボランティアでもいいのでは…
 ③快活で元気で生きがいのある人生を生きる事が大事
 ④「生きがい」とは生きがいの持てる仕事が必要
  →「人や社会の為になる」という使命感が・・・・・
 ⑤年をとっても大事なことは、頭をいつも使うことが大事。
  仕事に必要な新たな知識を学ぶ知的活動。
  規則正しく体を使う。
 ⑥その為には、
  定年後の人生は、
  人の世話や助けをする生き方が出来るかにかかっていると言えるでしょう。

自分の生きがいをどう構築するかが大切になるようです。


安達先生ありがとうございました。