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いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

日常生活におけるトラブルを防止する対策と心構え・・・ファイナンス研究会

2014-06-07 09:17:38 | ファイナンス研究会

 雨の
「あじさい」もいいものです

日常生活におけるトラブルを防止する対策と心構え
   ・・・いわき市で現在トラブルになっている事例の紹介・・・

講師は
弁護士で福島県金融広報委員会金融広報アドバイザー
高橋直也先生でした。

先日行われました
ファイナンス研究会127回目の講座です。

 1)日常生活に潜むトラブルの類型

① インターネットトラブル・・・現代的なトラブルで危険が潜んでいる。

 ・中傷SNSがらみ
 (フェイスブック・ツイッターなど共同体の中でのいじめの問題等)

 ・名誉棄損・・・リベンジポルノを含む=写真を撮ったり、送った写真を
           復讐のため、ネットで公開等

 ・個人情報流失

 ・オンラインゲームトラブル・・・課金システムの問題、コンプガチャ(コンプリ  
                    ートガチャの略)問題、詐欺被害等。

② 契約トラブル・・・組織化・複雑化されている。

 ・インターネットがらみ・・・商品トラブル、詐欺(競馬情報詐欺・出会い系)

 ・投資がらみ

 ・携帯電話がらみ・・・多い(2年契約問題・・・2年ちょうどでないとダメ。)

③ 交通事故(もともと多い)・・・いわき市で多い(事例の職業も上げて説明)
 
   昨今の特殊事情・・・弁護士費用特約も含めてお話を

④不動産トラブル

 ・強引な立ち退き要求・・・震災後の新たな現象の実態を

 ・購入後に隠れた問題が発覚・・・物理的・法的な問題の事例を

 ・欠陥工事等

⑤近隣トラブル

 ・マンション住人同士のトラブル・・・ちょっと変わった人等の事例。

 ・戸建て住人同士のトラブル

⑥ 相続トラブル(原発事故がらみ)・・・前回詳しく説明をいただきました。

 ・だいぶ前に亡くなった先祖の遺産分割等

⑦ 賃金トラブル・・・・今後問題になるのではないかと?

 ・賃金不払い

 ・残業代不払い・・・多いので。

2)事例紹介

 ①有料競馬情報詐欺
 ②オーナーズマンション購入トラブル
 ③強引な立ち退き要求

  ・著しく低廉な立ち退き料しか提示しない事例
  ・即時の建物取り壊しを敢行した事例


など
全国的な問題かなと思っている事でも
いわきでも現在発生していると。

今回先生には

いわきで実際起きています事例を参考に
今回学びました。

時間が足りないので、
再度の講義をお願いしたいです!!


高橋先生
ありがとうございました。


 


「みんなでせつでん」の表示・・・ファイナンス研究会

2014-06-04 07:41:20 | ファイナンス研究会

昨日、ファイナンス研究会で
公民館へ。
サークルの皆さんにより飾られていました生け花。


UPで撮影。
部屋が和みます。


講義の部屋には
この表示が。
-15%の節電・一人一人心掛けなければと。

昨日の公民館風景。

マイナス15%の節電・・・・みんなでせつでん

一人一人
心掛けなければと。


相続トラブルの実態、解決方法を知ろう・・・ファイナンス研究会

2014-05-29 08:23:15 | ファイナンス研究会

庭の「ガザニア」です。
今年初めて植えたようです。
花は配偶者担当ですので。


「市民のための弁護士報酬ガイド」です。
報酬がわかりにくいのも
頼みにくい原因と思われますので。

<相続トラブルの実態、解決方法を知ろう>

講師は
弁護士でもあります「金融広報委員会アドバイザー」
高橋 直也先生でした。

126回目の講座になります。

相続における裁判トラブルは2%くらいで、
98%は円満に相続されていると。
その中で
トラブルの実態と解決方法を
事例に添ってお話をいただきました。

1)どういった場合に相続トラブルが起こりやすいか

①相続人の死亡前後に使途不明金がある場合
  ・・・説明できないお金が・・・・・。

②一部の相続人だけを利する偏った内容の遺言がある場合。

③一部の相続人が何らかの理由で過大な相続分を主張している場合。
  ・・・長男・長女が多い

➃一部の相続人が何らかの理由で相続財産の全体を明らかにしない場合。
  等が多いと。

そして以上①から➃については
結局のところ一部の相続人の「欲」だと。

⑤相続人の中に不可分かつ高額の財産がある場合。

⑥相続人が多数。

⑦相続人が遠方。

2)相続トラブルの具体的事項

 ①相続財産の範囲、金額が決まらない。

  例:使途不明金、流動資産の明細が不明、
  不動産の評価額に争いが(収益物件の折り合い等)

 ②遺産の管理や葬儀にかかる費用の精算

  例:固定資産税、修繕費用、葬儀費用、法要費用等。

 ③遺産から発生する果実の精算

 ④特別受益・・・生きていた時に多く貰っていた人

  例:生前贈与(学費・結婚費用等)、生命保険金

 ⑤寄与分

  例:自宅介護、その他相続人と同居していた相続人による無形の支援等

 ⑥分割方法

   現物分割か、等価分割か、代償分割か。

3)相続トラブルの解決に向けた一般的な流れ

  任意交渉、調査→家事調停→家事裁判

              (→訴訟)・・・裁判


4)審判になじむ事項

  特別受益、寄与分、遺産の評価額、分割方法などの争い

5)訴訟になじむ事項

  使途不明金の回収、遺産管理費用や葬儀費用の精算、遺産果実の資産、
  預貯金の取扱い等

6)事例紹介

 ①相続人の一部が、被相続人の死亡する直前に大量の預貯金、保険を解約、
   領得した事例。

 ②同居の相続人と別居の相続人との感情対立が強く、
  多数かつ広大な農地が相続財産に含まれていた事例。

7)弁護士費用についていくらくらいかかるのか
  日本弁護士連合会の
  「市民のための弁護士報酬ガイド」を利用して説明をいただきました。

今まで「相続」については何回か講義を受けましたが、
今回は一歩突っ込んで、
具体的な事例を交えながら、
また、
まとまらない場合の裁判までの流れや
費用についてまで講義していただいた
ので、
理解しやすかったと思います。

高橋先生ありがとうございました。
6月もよろしくお願いします。

 

 


三本の矢は飛んだのか?・・・消費税UP後の経済の見通し・・・ファイナンス研究会

2014-04-08 10:20:47 | ファイナンス研究会

いわき市生涯学習プラザの生花から。
春らしい生花と感じられました。

今年度初めての
「ファイナンス研究会」の例会で
125回目の講座になります。

消費税UP後の経済の見通し

講師は
永倉 禮司先生(福島県金融広報委員会アドバイザー)
でした。

1)アベノミクス

アベノミクスが掲げられて約1年半、
三本の矢と称された「大胆なる金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」
と称され
低迷する日本経済の復活を目指そうとする政策でした。

第一の矢、出足は良かったが、後半戦は少し息切れが。
第二の矢、公共投資は好調だが、GDPの6割を占める個人消費・輸出は減速
      平均賃金もほとんど伸びていない。
第三の矢、成長戦略を一刻も早く実行に移し、
       4月から始まった消費税値上げ後の経済成長を軌道に乗せなければ
       いけないところに来ています。

2)デフレとインフレとは

3)円高・円安

円高か円安にどちらかに進むのかを決めるのは、
日本の「ファンダメンタルス」が大きな要因。
(ファンダメンタルスとは国の経済力を見るための「経済の基礎的な条件」の事で
「経済成長率」「国際収支」「物価上昇率」「失業率」などの事を言います。)

4)景気

経済全体の好不調のことで、「お金回りの状態」。
景気にはあらゆる「気」が反映するし
個人消費は、気分にも左右される。

国の景気は「国民総生産」から判断される。

内閣府「景気動向指数」・日銀短観など
景気を判断する客観データーを学びました。

☆日経平均株価の終値と円高の推移
☆デフレを辿る月例報告の変化
☆デフレ脱却を図る4指標
☆消費者物価指数の推移
 ・2013年は主要な高級ブランドが値上げラッシュ
 ・昨年度の忘年会の傾向(利用者増加・価格UP・専門店、レストランが人気に)
 ・「父ちゃん立場指数」は上向きに
 ・卵価格の上昇
  ・年末年始の海外旅行もUP
  ・灯油価格は上昇が続いている

☆価格上昇・下落した主な品目
☆有効求人倍率の推移・・・雇用情勢は改善しつつある

5)2014年の経済予測は ?

世界全体でGDPの伸びは3.6%
アメリカは2.6%・ヨーロッパは1.0%・中国は7.3%
日本は1.2%の拡大。

消費税が上がるどうなる。

☆増税する分、給料が増えればバランスが取れる
☆消費税が3%上がると
 年に9万4千円負担が増える(普通のサラリーマン家庭で)

6)2014年予算案は・・・家庭に例えると

収入:新規国債発行(新たな借り入れ)・・・413万円
   妻のへそくり(その他の収入)・・・・・・・46万円
   夫の給料(税収)・・・・・・・・・・・・・・・・・500万円

支出:ローン返済(国債費)・・・・・・・・・・・・・233万円(税収の約半分も?)
   生活費(政策的経費)・・・・・・・・・・・・・726万円
    ・社会保障費(305万円)
    ・地方交付税(161万円)

☆国債依存度
☆4月の消費税UP後も財政事情は先進国で最悪
☆日本では労働生産性が伸びているが実質賃金は減っている
☆日銀は2%のインフレ目標を達成するまで異次元緩和を継続する
 (預金金利は上がらないことに)
 等に注意を払う必要があるのでは。

 

6)4月から変更され、
  家計に影響する主な税・制度


UP(泣く)する政策

☆消費税
☆公的年金の減額
☆医療費窓口負担の増加
☆高校事業料無料化に所得制限
☆地球温暖化対策税
☆高速道路料金の改正
☆復興増税による個人住民税増税(6月実施)

喜ぶ政策:

☆臨時福祉給付金(仮称)
☆子育て世帯臨時特例給付金
☆低所得世帯の高校生に給付金
☆住宅ローン減税の拡充
☆すまい給付金
☆自動車取得税率の引き下げ
☆エコカー減税の拡充」

7)消費税UP後の経済の見通しは?

☆7~9月期にはプラス成長に戻ると予想・・・経済研究所の見通し
☆景気の基調判断と家電・自動車・住宅の需要変化
☆公共投資は減らさない・・・経済政策で下支え
☆消費税増税後の家計支出の増減・・・福島民報より
 どちらかといえば減らす・・・38.5%
 減らす・・・・・・・・・・・・・・・・・33.1%
 変わらない・・・・・・・・・・・・・27.5%

☆消費者物価指数(生鮮食品を除く)の推移
☆鉱工業生産指数の推移
☆物価上昇率と所得の推移
☆労働者に占める非正規社員の割合・・・34.4%と過去最高に
☆上場企業の配当総額過去最高の8兆1000億円に
☆緩和マネーの規模に比べ貸し出しの勢いは鈍い
  (銀行に滞留している・・・とくにいわきでは多い)

☆土地取引の価格の指標・・・いわきではバブル
 福島県内の標準価格上昇率上位5地点
 住宅地1~5位までいわき市
 商業地1・2位はいわき市
などの指標を見ながら

国全体の流れと
3・11以後の福島県

特にいわきの経済状況の「土地」や「建築関係」のバブル状況など
上記の資料に基づく客観的データーを参考に
判断しなければいけないということを学びました。


永倉先生のP20にわたる丁寧なレジメで、
自分で経済を考えるデーターの見方が
学べたと思います。

感謝いたします。