☆ 昨日の復習

後手番米長先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜
昭和54年9月、大内延介先生と第27回王座戦です。

大内先生の三間飛車なので、大山先生は居飛車に。

65の位を取って

仕方なく、というよりは最初からの予定で、大内先生は得意の穴熊です。

大山先生は7筋の位も取って、玉頭位取りの形です。

6筋はぶつかったままですが、駒組みは終わりかけ。普通の感覚は86歩~85歩なのですが、大山先生は8筋の歩を突くのはあまり好きではありません。87歩のまま86角の方が好きですね。ならば玉頭位取りにしないほうが良いのではないかと思うのですが。

66銀と溜めて45桂。これは大内先生が十分(少なくとも3,4筋方面では)です。

大山先生は86角と出たのですが、6筋を収められて前進できません。

37桂成~36歩を食らった後で68角では1手損でしょう。先に68角でした。

飛車を抑え角を攻めましたが、と金を使われます。

66桂があるので24飛では間に合わず。端を攻めますが

反撃も痛いです。

大内先生の銀が進出して66香などの攻め筋があり

大山先生も反撃の形ができましたが

63飛に68歩と受けて歩切れにされたところで93桂。この桂が取れなくて、泣く泣く96銀と耐えましたが

もう6筋を受けることができません。

大内先生は6筋を破り

投了図。
大山先生は位取りの将棋は向いていないというか、歩を使った縦の攻めをやらないのです。86角から5、6筋方面を攻めることが多いです。それならば7筋の位を取らないほうが良いわけで、出来の悪い将棋です。連敗すると元気がない、というかこれまで連敗することが少ないのでしょうし、衰えてきたのかなあ、という感じさえあります。
後手をもって気持ちよく並べればよいでしょう。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山十五世名人
後手:大内延介8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 3五歩(34)
5 5六歩(57)
6 3二飛(82)
7 4八銀(39)
8 4二銀(31)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 2六歩(27)
16 3四飛(32)
17 9六歩(97)
18 5二金(41)
19 6五歩(66)
20 3三桂(21)
21 6八銀(79)
22 9二香(91)
23 6七銀(68)
24 9一玉(82)
25 1六歩(17)
26 1四歩(13)
27 7七角(88)
28 8二銀(71)
29 8八玉(78)
30 7一金(61)
31 7八金(69)
32 9四歩(93)
33 7五歩(76)
34 5四歩(53)
35 7六銀(67)
36 5三銀(42)
37 6七金(58)
38 6四歩(63)
39 2五歩(26)
40 1三角(22)
41 2六飛(28)
42 4四歩(43)
43 5七銀(48)
44 6二金(52)
45 6六銀(57)
46 4五桂(33)
47 8六角(77)
48 6五歩(64)
49 同 銀(76)
50 6四歩打
51 7六銀(65)
52 3七桂成(45)
53 同 桂(29)
54 3六歩(35)
55 2四歩(25)
56 同 歩(23)
57 6八角(86)
58 3七歩成(36)
59 3五歩打
60 3三飛(34)
61 1五歩(16)
62 4七と(37)
63 1四歩(15)
64 5八と(47)
65 7九角(68)
66 6五歩(64)
67 7七銀(66)
68 3一角(13)
69 9五歩(96)
70 同 歩(94)
71 9四歩打
72 9六桂打
73 同 香(99)
74 同 歩(95)
75 8五銀(76)
76 6四銀(53)
77 2四飛(26)
78 7五銀(64)
79 9五桂打
80 6六香打
81 同 金(67)
82 同 歩(65)
83 9三香打
84 6三飛(33)
85 6八歩打
86 9三桂(81)
87 9六銀(85)
88 9七歩打
89 同 桂(89)
90 6八と(58)
91 同 銀(77)
92 7六銀(75)
93 2一飛成(24)
94 6七歩成(66)
95 同 金(78)
96 同 飛成(63)
97 同 銀(68)
98 同 銀成(76)
99 3一龍(21)
100 7八金打
101 投了
まで100手で後手の勝ち

後手番米長先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜
昭和54年9月、大内延介先生と第27回王座戦です。

大内先生の三間飛車なので、大山先生は居飛車に。

65の位を取って

仕方なく、というよりは最初からの予定で、大内先生は得意の穴熊です。

大山先生は7筋の位も取って、玉頭位取りの形です。

6筋はぶつかったままですが、駒組みは終わりかけ。普通の感覚は86歩~85歩なのですが、大山先生は8筋の歩を突くのはあまり好きではありません。87歩のまま86角の方が好きですね。ならば玉頭位取りにしないほうが良いのではないかと思うのですが。

66銀と溜めて45桂。これは大内先生が十分(少なくとも3,4筋方面では)です。

大山先生は86角と出たのですが、6筋を収められて前進できません。

37桂成~36歩を食らった後で68角では1手損でしょう。先に68角でした。

飛車を抑え角を攻めましたが、と金を使われます。

66桂があるので24飛では間に合わず。端を攻めますが

反撃も痛いです。

大内先生の銀が進出して66香などの攻め筋があり

大山先生も反撃の形ができましたが

63飛に68歩と受けて歩切れにされたところで93桂。この桂が取れなくて、泣く泣く96銀と耐えましたが

もう6筋を受けることができません。

大内先生は6筋を破り

投了図。
大山先生は位取りの将棋は向いていないというか、歩を使った縦の攻めをやらないのです。86角から5、6筋方面を攻めることが多いです。それならば7筋の位を取らないほうが良いわけで、出来の悪い将棋です。連敗すると元気がない、というかこれまで連敗することが少ないのでしょうし、衰えてきたのかなあ、という感じさえあります。
後手をもって気持ちよく並べればよいでしょう。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山十五世名人
後手:大内延介8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 3五歩(34)
5 5六歩(57)
6 3二飛(82)
7 4八銀(39)
8 4二銀(31)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 2六歩(27)
16 3四飛(32)
17 9六歩(97)
18 5二金(41)
19 6五歩(66)
20 3三桂(21)
21 6八銀(79)
22 9二香(91)
23 6七銀(68)
24 9一玉(82)
25 1六歩(17)
26 1四歩(13)
27 7七角(88)
28 8二銀(71)
29 8八玉(78)
30 7一金(61)
31 7八金(69)
32 9四歩(93)
33 7五歩(76)
34 5四歩(53)
35 7六銀(67)
36 5三銀(42)
37 6七金(58)
38 6四歩(63)
39 2五歩(26)
40 1三角(22)
41 2六飛(28)
42 4四歩(43)
43 5七銀(48)
44 6二金(52)
45 6六銀(57)
46 4五桂(33)
47 8六角(77)
48 6五歩(64)
49 同 銀(76)
50 6四歩打
51 7六銀(65)
52 3七桂成(45)
53 同 桂(29)
54 3六歩(35)
55 2四歩(25)
56 同 歩(23)
57 6八角(86)
58 3七歩成(36)
59 3五歩打
60 3三飛(34)
61 1五歩(16)
62 4七と(37)
63 1四歩(15)
64 5八と(47)
65 7九角(68)
66 6五歩(64)
67 7七銀(66)
68 3一角(13)
69 9五歩(96)
70 同 歩(94)
71 9四歩打
72 9六桂打
73 同 香(99)
74 同 歩(95)
75 8五銀(76)
76 6四銀(53)
77 2四飛(26)
78 7五銀(64)
79 9五桂打
80 6六香打
81 同 金(67)
82 同 歩(65)
83 9三香打
84 6三飛(33)
85 6八歩打
86 9三桂(81)
87 9六銀(85)
88 9七歩打
89 同 桂(89)
90 6八と(58)
91 同 銀(77)
92 7六銀(75)
93 2一飛成(24)
94 6七歩成(66)
95 同 金(78)
96 同 飛成(63)
97 同 銀(68)
98 同 銀成(76)
99 3一龍(21)
100 7八金打
101 投了
まで100手で後手の勝ち
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