三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 9月28日 高齢者医療(修理?)

2016-09-29 | メンテナンスお気楽日記
                          先人職人さんの「油さし」が宝物です。

繊維機械のメンテナンス(修理?)なんて看板は挙げてはいるが、仕事内容は繊維機械の
「総合病院」みたいなもの。外科もあれば内科もある。得意は?整形外科。

部品のヘタリや破損を「外科治療」とするならば、電気関係は「内科診療」ってとこか?

高齢機械?の場合は、まだ配線を辿っていけば原因も特定できるが、プリント基板では
目診では解らない。問診?しても「動かない}じゃ、部品交換しか、施しようが無い。

アナログメンテナンスでも助かる?のは、現状、稼働中の繊維機械は高齢機械ばかり、
30年物でも新しい?と言われる世界。言えば、寄せ集めでも修理できるって事です。

もっと言わせてもらえば、3~40年前の機械は、機械として完成品の時代。
丈夫差には、目を見張るばかり、製造台数もピーク時で部品のフォローも十分あった。

反対に、平成以降の機台は、開発して消滅、開発・消滅で一品部品が多く、入手困難。
もっと困った問題は、部品メーカーの廃業にある。作れる部品も作れない状態。


人間さまの「風邪」に当たるのが、機械の「油切れ」。この症状も最近多くなった。
身体を気づかえば、何でもないことなのだが、この「当たり前」が忘れられている。

常備薬?の「油さし」さえ無い現場さえある。ネジが緩めば、スパナも必要となる。
わざわざ病院まで行かなくても、困った時だけの「コンビニ薬局」時代は変わっている。

でも、高齢者(機械)には、かかりつけ病院が必要です。見守りが必要です。
寿命があるからこそ、優しさや、気遣いも必要とされます。で、なければ死期は近い。

ボタンを押せば、仕事をしてくれる? もってのほかです。

得意?の「整形外科」の話題は、次の機会にしようと思います。

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