寒い冬は暖かな部屋の中で関心のある本を読むのが一番です。
最近読んだ本です。
「二ホンオオカミの最後」 遠藤公男 著
二ホンオオカミを生息地の岩手県での事例を書いた本です。
二ホンオオカミは明治時代後期に絶滅していますが、岩手県の事例を詳細に書き残しています。
絶滅した理由が、富国強兵と当時野生動物に蔓延した外国からの伝染病をあげているのには
充分理解できる理由でした。
近くの生息地では丹沢が有名ですね。
動物で絶滅した二ホンオオカミですが、植物界では恐ろしく多くの種が絶滅して新しい種が
日本の国土に根差しています。
江戸時代後期の絵や写真を見ると、はげ山が多くて自然があまりありません。
今の方がよっぽど緑が濃く、山は自然が一杯のようですが・・・。
帰化植物がこれ以上増えないようにするには、電気自動車を開発するより数段難し気がします。