夫を捨てて、幼稚園の娘を連れて、実家に帰ってきた小巻ちゃん。31歳のスキルなし、財産なし。なんにもなしで、何とかしようと思った気持ちは、悪くはない。
ま、今まで、だめ亭主を抱えながらも、なんでのほほんと暮らすことが出来てきたのというと、亭主のおかげだったわけですね。というか、亭主の家がリッチだったということで。
これじゃだめだ!!と一念発起。30にして立った!!と。
うーん、ちょっと遅いぞ。でも、何も出来ないのに、よくぞ思い立った。そしてその考えがいかに甘かったか!!ということを、すぐに思い知らされる・・・と。
なかなかうまい作りです。
小巻ちゃんの行動に、100%感情移入できなくなってるのが、さりげなくうまい脚本だわ。
で、理解者があらわれたり、亭主が心を入れ替えようとしたり、初恋の人がいまだに自分を思って登場したりと、なかなか小技も効いてる。村上淳と小西真奈美が同級生!!って言うのは少々無理があるかと思いましたが、村上淳君が、ここはおいしい。
壮絶な夫婦ケンカは、まるでメリケンのスパイ映画のスミス夫妻のようでしたが、そこは母よりも、妻の方が強かったのかな、と。そうなんす。アタシが引っかかったのは、母としての役割が薄かったこと。
娘が目の前にいて、母であるべきなんだけど、母であるためにやろうとしてることが、なんだか母をおろそかにしてるような・・・。実家に行ったからできることで、娘である自分が母に甘えてるけど、自分の娘はどうなんだろう。
これからが始まりなんだ!!のかもしれませんが、ちょっとのんちゃんがかわいそうだったな。
何はともあれ、お弁当と、さばのみそ煮はとってもおいしそうでした。
小西真奈美さんの、一徳さんに負けず劣らずの台詞回しに拍手。
◎◎◎○●
「のんちゃんのり弁」
監督 緒方明
出演 小西真奈美 岡田義徳 村上淳 岸部一徳 佐々木りお 山口紗弥加 倍賞美津子
ま、今まで、だめ亭主を抱えながらも、なんでのほほんと暮らすことが出来てきたのというと、亭主のおかげだったわけですね。というか、亭主の家がリッチだったということで。
これじゃだめだ!!と一念発起。30にして立った!!と。
うーん、ちょっと遅いぞ。でも、何も出来ないのに、よくぞ思い立った。そしてその考えがいかに甘かったか!!ということを、すぐに思い知らされる・・・と。
なかなかうまい作りです。
小巻ちゃんの行動に、100%感情移入できなくなってるのが、さりげなくうまい脚本だわ。
で、理解者があらわれたり、亭主が心を入れ替えようとしたり、初恋の人がいまだに自分を思って登場したりと、なかなか小技も効いてる。村上淳と小西真奈美が同級生!!って言うのは少々無理があるかと思いましたが、村上淳君が、ここはおいしい。
壮絶な夫婦ケンカは、まるでメリケンのスパイ映画のスミス夫妻のようでしたが、そこは母よりも、妻の方が強かったのかな、と。そうなんす。アタシが引っかかったのは、母としての役割が薄かったこと。
娘が目の前にいて、母であるべきなんだけど、母であるためにやろうとしてることが、なんだか母をおろそかにしてるような・・・。実家に行ったからできることで、娘である自分が母に甘えてるけど、自分の娘はどうなんだろう。
これからが始まりなんだ!!のかもしれませんが、ちょっとのんちゃんがかわいそうだったな。
何はともあれ、お弁当と、さばのみそ煮はとってもおいしそうでした。
小西真奈美さんの、一徳さんに負けず劣らずの台詞回しに拍手。
◎◎◎○●
「のんちゃんのり弁」
監督 緒方明
出演 小西真奈美 岡田義徳 村上淳 岸部一徳 佐々木りお 山口紗弥加 倍賞美津子
ノリ弁当大好きなんで、あれもよかったなぁ。それにしても岡田君、『おと・な・り』に続いていや~な男役でしたが、ほんとにいや~な奴でしたね。(爆)実際の彼はまったく正反対のめちゃくちゃ好青年なんで、出来たらあんまり
こういう役はやってほしくないんですが。(苦笑)
とろっと仕上がらない。
「給食の方がうまい!」とか子供に言われます。がんばろう。
岡田君、こういう役似合いますよね。
そんなにやな男でもなかったですが、情けなさにかけては、いい感じです。
大丈夫、変な役やっても、いい人だってことはわかりますから。
のり弁おいしそうでしたね~
何やかやで自立できてない、いい年の人たちに
はっぱをかけてるようでした。
岡田君のことも、突き放してはいないようで・・君たち頑張んなさいよ、と
大人の岸部さんの目線が監督のメッセージなのかなと。
また挑戦しよう・・。
いろんな目線がありましたが、30にもなったんだから、やっぱ自立もせんといけんですね。