紆余曲折の末にやっと日の目を見た作品ということで、お蔵入りにならなくて、関係者一同、胸をなでおろしているのでは・・と想像する。「唐山大地震」については、いまだ賛否両論、様々な意見があって、見るのは不可能っぽいが、地震と水攻めでは根本的に違う気がしないでもない。しかし、迫りくる水の迫力は、家をなぎ倒し、大地を埋め尽くし、そこにあるものすべてを飲み込んでいく。公開が延期にならざるを得ないのも、さもありなん、だった。
物語は秀吉の天下統一の最後の総仕上げの段階。関東を制圧して、北条氏をなぎ倒して、信長さまの野望を受け継いで天下をその手に握ろうとしているところ。北条氏は関東一円に広がる配下の者たちに籠城を命じ、支城の一つである、成田氏の忍城も、同様に籠城に入ろうとする。しかし、城主は、豊臣側に寝返ることを決意しており、攻めて来た石田三成に、下るつもりだった。
三成は、秀吉の側近中の側近であったが、戦に関しては武功もなく、軍才にもたけているとは言えなかった。秀吉としても、ここらで三成にも指導力があることを示す頃あいだ。三成も、お殿様の秀吉が、かつて行った高松城の見事な水攻めを自分もやりたい!!と願っていた。
意気揚々と攻めてきた三成軍は、すでに下ることを聞いてがっくりする。うぅぅぅぅ、戦いたかったのに!!俺の力を見せてやるはずだったのに。武士ならば戦え!それが戦国時代の武将だろう!!と。
ここで三成は、交渉役に長束正家を派遣する。嫌な奴だ。相手の嫌な部分を突っつき、自分は虎の威を借る姑息な奴。きっと相手を怒らせるに違いない!交渉決裂。忍城の城主・成田氏長は北条のもとにはせ参じている。城代の成田泰季はぶっ倒れた。今、忍城を率いるのは、のぼうさまと誉れも高い、成田長親。石田軍2万対忍城500!さて、戦いの行方は・・・。
ということで、実は本を読み切れなかった私。どうにも乗れなかった。取り立てて長いもんでもなかったのだが、なんだか私に入ってこなかった。妙に脚色されてるところがすとんと落ちなかったのだが、映像で、とってもわかりやすく、これこれこうで、こうなったのねえ~というのが、系統だててわかった。単純な話なのだが、やけに難しく読み解こうとしてしまったアタシがあほだった。さらっと読めばよかったのだ。
あまり映像でお目にかかれない萬斎のらしさは十二分に発揮。本の長親は、でかいガタイ、のそおっとしている見た目もでくのぼうということで、イメージ的には、ちょいと違うのだが、萬斎にやれないものはない!全体的にさらーーっと、かいつまんで描いた感は否めず。もっともっとスぺクタクルに徹っしてもよかったかもしれない。金打(きんちょう)がきれいに決まったのは、うれしかったかな。
◎◎◎●
「のぼうの城」
監督 犬童一心 樋口真嗣
出演 野村萬斎 榮倉奈々 成宮寛貴 山口智充
物語は秀吉の天下統一の最後の総仕上げの段階。関東を制圧して、北条氏をなぎ倒して、信長さまの野望を受け継いで天下をその手に握ろうとしているところ。北条氏は関東一円に広がる配下の者たちに籠城を命じ、支城の一つである、成田氏の忍城も、同様に籠城に入ろうとする。しかし、城主は、豊臣側に寝返ることを決意しており、攻めて来た石田三成に、下るつもりだった。
三成は、秀吉の側近中の側近であったが、戦に関しては武功もなく、軍才にもたけているとは言えなかった。秀吉としても、ここらで三成にも指導力があることを示す頃あいだ。三成も、お殿様の秀吉が、かつて行った高松城の見事な水攻めを自分もやりたい!!と願っていた。
意気揚々と攻めてきた三成軍は、すでに下ることを聞いてがっくりする。うぅぅぅぅ、戦いたかったのに!!俺の力を見せてやるはずだったのに。武士ならば戦え!それが戦国時代の武将だろう!!と。
ここで三成は、交渉役に長束正家を派遣する。嫌な奴だ。相手の嫌な部分を突っつき、自分は虎の威を借る姑息な奴。きっと相手を怒らせるに違いない!交渉決裂。忍城の城主・成田氏長は北条のもとにはせ参じている。城代の成田泰季はぶっ倒れた。今、忍城を率いるのは、のぼうさまと誉れも高い、成田長親。石田軍2万対忍城500!さて、戦いの行方は・・・。
ということで、実は本を読み切れなかった私。どうにも乗れなかった。取り立てて長いもんでもなかったのだが、なんだか私に入ってこなかった。妙に脚色されてるところがすとんと落ちなかったのだが、映像で、とってもわかりやすく、これこれこうで、こうなったのねえ~というのが、系統だててわかった。単純な話なのだが、やけに難しく読み解こうとしてしまったアタシがあほだった。さらっと読めばよかったのだ。
あまり映像でお目にかかれない萬斎のらしさは十二分に発揮。本の長親は、でかいガタイ、のそおっとしている見た目もでくのぼうということで、イメージ的には、ちょいと違うのだが、萬斎にやれないものはない!全体的にさらーーっと、かいつまんで描いた感は否めず。もっともっとスぺクタクルに徹っしてもよかったかもしれない。金打(きんちょう)がきれいに決まったのは、うれしかったかな。
◎◎◎●
「のぼうの城」
監督 犬童一心 樋口真嗣
出演 野村萬斎 榮倉奈々 成宮寛貴 山口智充
でも、1年も待って、あげく、山田くんが出ると聞いて、
原作を途中で読むのをやめて待ってたもんで、
なんだか、期待しすぎの裏目で、ノリが悪かったです。
満斉はすごくうまいし、脇キャラも楽しめる。
なんといってもベテラン。
ただ、豊臣方は薄かったかなぁ~~。
原作の残りを。。。これから読みます。。。
マジ、読むのかなぁ~~(-_-;)
原作ののぼうさまは、本当ののぼ~~っなの?←早口言葉みたい(笑)
それは映画では全く違うのね~。
まぁ、もっともっと民たちから慕われてるシーンが多かったらよかったなぁ~と、それは思ったんだけど・・・
萬斎さんは素晴らしかった~
山田くんがイマイチな役でびっくり。
上地くんが美味しかったよね?
試写会で観たのに、まだ書いてない。私も早く書かなきゃ・・・
なんか、文章が入ってこなくなって。
どうしよう?また読もうかな。
まあ、後回しで。読まなくてもいいかな・・的雰囲気になってます。
とにかく萬斎の存在感は半端ないですね。
この人がいるだけで空気が違う。
香川さんみたく、いっぱい出ろとは言いませんが、3年に一回くらいは出てほしいですわ。
どうしよう?読み続けるか悩んでる。
でも、萬斎さんがやってしまうと、もうそれしか考えられない!それだけのカリスマがあるっす。
すごいわ。
山田君は、模索中みたいな感じもしますね。
彼はいったいどういう方向で行くのか。
決めつけるのはよくないですが、若い香川さんみたく、なんでもやっちゃう?
そうそう、本の長親は大きい、という印象があったので、野村萬斎さんと聞いたときは、ちょっと違うかなーと思いました。
でも観てみると、ぴったり!と思いました。
飄々とした感じがあっていましたよね。
クライマックスでもある田楽のシーンは、武士たちと同じように、自分も引きつけられる感じがしました。
長親についてどうにも気になるのは彼のその後です。
魅力的な合戦をこなしたあとの、彼の処し方が
どうも気になって。
よーく考えると、ひょっとしてほんとにでくのぼう
だったのではとか(笑)
だからこそ、野村萬斎の邪悪な表情がいい感じ。
一年余の公開延期でいちばん感じたのは、芦田愛菜は
大きくなったなーですか。
のぼおーっと言うだけでなく、うどの大木見たいな感じ。
でも、萬斎さんがやってしまうと、それ以外、考えられなくなるのは、凄いです。さすがです。
あれがなぜに救世主になるのか??な点が強引な気もしましたが、萬斎さんだからいっか!です。
あれが彼の人生の中の最大の戦いだったのでしょうが、その後、どんなふうに身を処して行ったのか。。
すごいつまんない人生だったりして。
「あぐり」の時も感じたのですが、裏の顔とでも申しましょうか、深い表情をなさるんですよね。
ものすごい邪悪な役をやっていただきたい。超似合いそうです。
芦田さんは、あまり必要性がなくなってしまった今日この頃です。
・・・ウド鈴木。
そ、それはそれで説得力があるけど、映画の質が格段にTVバラエティみたいになってしまうなあ。萬斎さんが出た事で、TVっぽさが薄れてると思います。だから、萬斎さんは出番を増やさず希少でいる方がお得じゃないですかねえ。
イメージ的には、うどちゃんかも。ニタニタしてないですが。
萬斎さんは、NHKの教育で、子供向けにいろいろと出たらしたんですよ。
子供と一緒に見てたもんで、それほど希少動物ってのでもないのですが、映画だと彼の力量が見れて、うれしい限りです。