
元CIAの腕利きエージェント。トビン・フロスト。とある人物から何かを受け取る。こちらはどうやらMI6のよう。実はそれはスパイのブラックリスト。スパイなんてもんは、その存在自体からブラックな気がするが、その中でも特にブラックな奴のリストアップらしい。こんなものが暴露されては困る人たちがうじゃうじゃ。
何十か国からも指名手配されてるトビンが現れた!色めき立つCIAの面々。ここは南アフリカ。ちゃんとここにもCIAはいる。ただしここに赴任、いや塩漬け(?)状態にされていたのが、隠れ家の管理人・マット。トビンを連行して手柄を上げて、恋人とパリに行く大チャンスだ。おーーし、やるぞっと。
しかし、ことは簡単には行かなかった。トビンを殺害しようと怒涛のごとく襲ってくる輩が次から次へとやってくる。なんとか逃げおおせたトビンとマットは、上からの指令で動くが、そこにまた現れる襲撃隊。敵は本当に敵?だれが敵で誰が味方なのかわけがわからなくなってくるマット。トビンは冷静だ。すべてを見透かしてるようにいう。「『よくやった、あとは任せろ』っていう人間が怪しい」。マットが信じてきたものが、ガラガラと崩れていく。
ということで、バックにはものすごい陰謀があって、元凄腕のエージェントが、知力と体力の限りに逃げ回る!という感じ。百戦錬磨のデンゼルさんは、酸いも甘いもかみ分けてます、の風情が似合いすぎてて、意外性のかけらもなかった。見てて安心、安心する逃走劇っていうのも、不思議なもんです。
若い方の相方には、公私ともにいろいろと不遇をかこつライアン・レイノルズ君。結局「グリーン・ランタン」は予告だけ見せられて、上映がなかったのですが、こんなことも珍しいのでは。なんか報われないなあ~というイメージがぴったりです。彼は横顔。絶対、横顔。なんだか真正面から見ると、どっか間抜けた顔に見えるのですが、そう見えるのはあたしだけ?
CIAの上層部にどーんと鎮座ましましてらっしゃるのは、われらがサム様です。。。最近、マジにこういう役ばっかり。サム様出てきた瞬間、「ああ、また黒幕っすか・・」と、展開を見なくてもわかってしまう今日この頃です。だれか、サム様に、もうちょっとましな役を振ってください。
うーん、続けざまに上は真っ黒!みたいな作品を見てしまい、映画を楽しむというより、全く世の中は・・・という暗澹たる気持ちになってしまいました。巨悪に立ち向かう!というのは、もっとも大事なテーマで、正義を失ってはならない。そこは絶対です。で、本来そいつらが先頭に立って悪に立ち向かわなければならないのはずなのに、それが敵になってしまう悲しさ。
長いものに巻かれろ、保身が大事、まず恥を隠さないとならない、そうなってしまった組織をどうしたらいいのか?映画こそが組織に立ち向かう最大のアイテムじゃまずいっしょ、と感じたのでした。
アメリカの方々にとってCIAってのは今どんな立ち位置なんでしょうね。CIAに入りたい!と願う若者は、スパイになりたいと思って入るのでしょうか。映画ではいろんな側面から描かれてますが、ほんとのところはどうなんだろうなあと思います。総じて、映画はフツウって感じ。面白いけど、ずば抜けて!感がなかったのは、配役のせいかな。
◎◎◎●
「デンジャラス・ラン」
監督 ダニエル・エスピノーサ
出演 デンゼル・ワシントン ライアン・レイノルズ ベラ・ファーミガ ブレンダン・グリーソン サム・シェパード
何十か国からも指名手配されてるトビンが現れた!色めき立つCIAの面々。ここは南アフリカ。ちゃんとここにもCIAはいる。ただしここに赴任、いや塩漬け(?)状態にされていたのが、隠れ家の管理人・マット。トビンを連行して手柄を上げて、恋人とパリに行く大チャンスだ。おーーし、やるぞっと。
しかし、ことは簡単には行かなかった。トビンを殺害しようと怒涛のごとく襲ってくる輩が次から次へとやってくる。なんとか逃げおおせたトビンとマットは、上からの指令で動くが、そこにまた現れる襲撃隊。敵は本当に敵?だれが敵で誰が味方なのかわけがわからなくなってくるマット。トビンは冷静だ。すべてを見透かしてるようにいう。「『よくやった、あとは任せろ』っていう人間が怪しい」。マットが信じてきたものが、ガラガラと崩れていく。
ということで、バックにはものすごい陰謀があって、元凄腕のエージェントが、知力と体力の限りに逃げ回る!という感じ。百戦錬磨のデンゼルさんは、酸いも甘いもかみ分けてます、の風情が似合いすぎてて、意外性のかけらもなかった。見てて安心、安心する逃走劇っていうのも、不思議なもんです。
若い方の相方には、公私ともにいろいろと不遇をかこつライアン・レイノルズ君。結局「グリーン・ランタン」は予告だけ見せられて、上映がなかったのですが、こんなことも珍しいのでは。なんか報われないなあ~というイメージがぴったりです。彼は横顔。絶対、横顔。なんだか真正面から見ると、どっか間抜けた顔に見えるのですが、そう見えるのはあたしだけ?
CIAの上層部にどーんと鎮座ましましてらっしゃるのは、われらがサム様です。。。最近、マジにこういう役ばっかり。サム様出てきた瞬間、「ああ、また黒幕っすか・・」と、展開を見なくてもわかってしまう今日この頃です。だれか、サム様に、もうちょっとましな役を振ってください。
うーん、続けざまに上は真っ黒!みたいな作品を見てしまい、映画を楽しむというより、全く世の中は・・・という暗澹たる気持ちになってしまいました。巨悪に立ち向かう!というのは、もっとも大事なテーマで、正義を失ってはならない。そこは絶対です。で、本来そいつらが先頭に立って悪に立ち向かわなければならないのはずなのに、それが敵になってしまう悲しさ。
長いものに巻かれろ、保身が大事、まず恥を隠さないとならない、そうなってしまった組織をどうしたらいいのか?映画こそが組織に立ち向かう最大のアイテムじゃまずいっしょ、と感じたのでした。
アメリカの方々にとってCIAってのは今どんな立ち位置なんでしょうね。CIAに入りたい!と願う若者は、スパイになりたいと思って入るのでしょうか。映画ではいろんな側面から描かれてますが、ほんとのところはどうなんだろうなあと思います。総じて、映画はフツウって感じ。面白いけど、ずば抜けて!感がなかったのは、配役のせいかな。
◎◎◎●
「デンジャラス・ラン」
監督 ダニエル・エスピノーサ
出演 デンゼル・ワシントン ライアン・レイノルズ ベラ・ファーミガ ブレンダン・グリーソン サム・シェパード
デンゼル・ワシントンの出演作って、
演技が上手なわけでもないのに、不思議にまとまって
良い作品に仕上がっていることが多いですよね(笑)?
>サム様出てきた瞬間、「ああ、また黒幕っすか・・」と>サム様に、もうちょっとましな役を振ってください。
これはsakuraiさんと同感です。
なんでしょうかねぇ・・・監督ウケ、悪いのかな(笑)?
アカデミー会員が嫌うディカプみたいに(爆)?!
役者は上手かったかけどね~アクションがメインなんでしょうかね。
逆に言うと、意外性のに欠けると言うか、面白みがないと言うか。
安心して見れるスパイ映画に仕上がってたような。
そうなんですよ。若いころのサム・シェパードの役柄からは、想像もつかない昨今の役ですが、なんででしょうねえ。
腹黒い長官・・とか、裏工作してる大佐とか、そんなんばっか。
>「ああ、また黒幕っすか・・」
わかるなぁ、これ。
怪しい臭いプンプンでしたものねぇ。
味方の上がワルってのは、最近のスパイ映画ではありがちな展開って感じがしました。
>なんだか真正面から見ると、どっか間抜けた顔に見える
これも、わかります(笑)。
彼、目の間が近いんですよね。
なので、ちょっと間が抜けた(失礼!)な感じに見えちゃうんですよねぇ。
いつのころからか、黒幕大佐・・・みたいなのばっか。
優男のサム様がみたい今日この頃です。
レイノルズにご賛同いただき、ありがとうございます。
この人の顔、真正面から見るたび、思ってたんですよ。
ぜひ、横から限定でお願いしたい。
飛びぬけて面白い話ではなかったかなぁと。
ただアクションシーンは楽しめました。
そこは気合入れて頑張っていたんじゃないでしょうか。
デンゼルの崩れ落ちる姿に役者としての上手さを感じました。
デンゼルが出る!と聞いただけで、無難な作品?と思ってしまう。
外しはないですが、飛びぬけて面白いものでもないだろう~みたいな。
そして、その通りでした。
でも、完成度は高いですね。
お話自体は飛びぬけてなにかあるわけでもなく
既視感いっぱいの作品なんですが、
とにかくデンゼルさんの存在感が抜群によろしい作品だったかなと。
ラスト付近の攻防で、彼の凄腕さもわかり。
スパイの世界は今でも裏切りに満ちているんでしょうかね
安心すぎて、スパイもんなのに、あまりドキドキしなかった!
配役も王道になると、既視感も出てきちゃうんですよね。
まあ、のんびり暮らしてますが、世界は大変で、誰かが守ってくれてるんでしょうね。
お願いしますわ。