迷宮映画館

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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

2010年03月06日 | は行 外国映画
大なり小なり、派手なファンタジーっぽい映画を撮らせたら、とっても上手な監督さんなんで、無難な映画になってるだろうなあ・・・との思いで鑑賞。その通りでした。

さてさて、パーシーはちょっと普通と違う高校生。難読症だったり、自分はADHDなんじゃないかと悩んでる。

で、臨時でやってきた先生が、やけにパーシーに突っかかる。ひえーー、なんかこの先生の目つきがこえーー。いきなり襲われたパーシーは、全く身に覚えのないことを言われる。
「ゼウスの稲妻をよこせ!」と。??????

頭の上には、クエスチョン・マークが飛び交うが、なぜか友人に先生は、すべてをわかっているよう。なんとパーシーは、神と人間のハーフ!デミゴッドだった

まあ、昔からオリンポスの神々ってのは、浮気者で、独りよがりで、自己顕示欲が強く、皆のお手本となるどころか、とんでもない奴が多い。特に主神のゼウスなんて、下半身を金庫にしまっておいてもらいたいくらい。

なもんで、産み落とした子供がいたるところにいる!というのは、さもありなんですねぇ。
で、パーシーのおとっつぁんは、ゼウスの兄弟、3主神の一人のポセイドンだったああ!と。

で、そのちょっと前に、ゼウスの一番の武器の稲妻が盗まれた。この犯人はポセイドンの関係者ではないかと。さっさと返さないと、戦争だ!!ゼウスとポセイドンが戦ったら、この世界は、破滅。一体、稲妻は?

で、濡れ衣を着せられたのがパーシー。パーシーが盗んだと思われていたのだが、パーシーにはすべて寝耳に水の話。自分には何の関係もないが、大事な母を人質に取られてしまったからには、なんとしなければ!!

ツウことで、なかなか面白う御座いました。結構な整合性があって。神様同士の絡みがなかなか笑える。ゴルゴン三姉妹の妹、メデューサは、ヘラクレスにやられたはずなのに、生き返ってんのね・・・という突っ込みは封印して、元彼の息子ですもんね。パーシーは。

羽根の生えたいまどきのコンバース・ヘルメスシューズは、なかなかよくできていたのでは。冥界行ったり、ヒドラをやっつけたり、いろいろな苦難を乗り越えるのは、ヘラクレスの旅のモチーフでしょうね。

知ってた役者さんは、年配の3,4人。若いのは、ほとんど知りませんでした。ルーク役した少年は、ケビン・ベーコンにそっくり!主人公も、最初は地味かな・・・と思っておりましたが、だんだんはまっていきます。

何にも考えない気分転換にはちょうどいい一本。5本にイッポンくらいは、こういうで、頭をリフレッシュしないとね。

ま、オリンポスの神々が、人間世界のことを考えているというのには、どうしても納得がいきませんが、どっかの高みで、笑いながら見てるのかもしれませんな。

◎◎◎○

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」

監督 クリス・コロンバス
出演 ローガン・ラーマン ユマ・サーマン ロザリオ・ドーソン ピアース・ブロスナン アレクサンドラ・ダダリオ ブランドン・T・ジャクソン ショーン・ビーン ケヴィン・マクキッド


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10 コメント

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確かに。。。。 (mezzotint)
2010-03-12 22:10:56
sakuraiさん
そうそう無難だし、色々考えないで
観れるという点では良かったと思いますが。
続編があるようですが・・・どうしょうかな?
最後のおまけのユマはなかなか良かった!
エンドクレジット、そちらのお客さんは
ちゃんと観られているようですね。
こちらでは途中で出て行く人、多いですよ。
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Unknown (mori2)
2010-03-13 12:58:18
TBいただきました。
>産み落とした子供がいたるところにいる
↑ねえ、学校できてますモンね(^^;!
神様、どんだけ~!って、ツッコンじゃいましたよ。
「ハリ・ポタ」よりも、明るくて健康的でした。吾輩は、こっちの方が好きですね。
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>mezzotintさま (sakurai)
2010-03-15 13:47:29
無難って言葉が、本当にぴったりの作品でしたね。
でも、子供が見る!って考えると、ちょうどいいかもです。
あのユマ・サーマンは、なかなかの迫力でしたね。インパクトありました。
結構皆さん、最後まで座ってみてるんですよ。えらいでしょ!
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>mori2さま (sakurai)
2010-03-15 13:55:42
ギリシア神話読むと、前半の神様だけの世界が終わると、もういたるところで、はらませ~の、浮気~の、とんでものオンパレードですからね。
かのアキレウスもそうですからねえ。
で、あの性格が、神様ゆずりのが利いてて、結構楽しめました。
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こちらにも~ (なな)
2010-03-22 14:49:11
これは,思いがけなくかなり楽しめた1本でしたわ。
もともとハリポタの1・2作目がとっても好きなので
同じ匂いのする作品ですよね~,これ(監督さん同じだし)
世界はデミゴットでいっぱい・・・というのは
「嘘~~~」と突っ込みたくなりますが
割り切って楽しんだもん勝ちですよね。
見せ方が上手いのか,最初から最後まで飽きることなく楽しめました。
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>ななさま (sakurai)
2010-03-24 22:41:54
そうなんですよ。意外に楽しめました。
神様のキャラと、やることというか、後始末なしのやってることがなかなか似合ってて、ねえ。
この世で、ちょっと超人っぽい人は、もしかしたらデミゴッド?って思うと、納得いくかもです。
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こんにちは (はらやん)
2010-09-11 14:48:19
sakuraiさん、こんにちは!

まさに無難という感じでしたよね。
面白くないわけではないですけれど、スゴい面白かった!っていうわけでもなく。
おっしゃるように頭をリセットするときに観るにはいいかもしれません。
ちょっとこの手のファンタジーには飽きがきてしまいました。
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>はらやんさま (sakurai)
2010-09-11 22:10:35
ほんとに無難としか言いようがない。
でも無難でも、それなりにつぼを押さえて見せるんですから、それなりなんですよね。
本人もその辺の立ち位置を十分理解して映画を作っているような気がします。
でも、ちょっと辟易ですね。ネタ探しも大変です。
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おじゃまします (ピロEK)
2010-10-28 21:27:29
おじゃまします。

>メデューサは、ヘラクレスにやられたはずなのに、生き返ってんのね・・・

こちらで読むまで気が付かなかったですが、ホントですね。
児童向け作品と考えたら、つっこむほどのポイントでは無いかも知れませんが、ギリシャ神話の後日談としてキチンと描こうとすれば気をつかってもらっても良い部分。こういう細かな積み重ねで、大幅に面白い作品になる可能性がありそうな気がするんですが。
この脚本と合わない理由が少し見えた気がしました。

では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
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>ピロEKさま (sakurai)
2010-10-29 07:58:41
そうなんす。
突っ込むほどのことでもないのですが、ヘラクレスの袋の中に首ちゃんは入って、その後アテナの盾に収まったはずなのになあ・・なんて頭を傾げてました。
適当に書きました!なんちゃってギリシア神話です!!と思えばいいんでしょうが、そういう細かいとこも気を使ってもらうと、おぉぉ!って思えるんですがね。
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