わたしたちの年代では、山が好きな人は必ず、新田次郎や井上靖の山の小説を読んでいたと思います。最近ちょっと驚いたのですが、いっしょに山に登る若手に、新田次郎や井上靖の話をしても、あまり反応がないのですね。
時代を感じてしまいます。
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山の小説以外に、武田信玄、アラスカ物語など
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山に特化した小説家ではないですが、氷壁はあまりに有名。
そう、代表作「しろばんば」もう一度読んでみようかな。
高校時代に読んだ新田次郎の「孤高の人」(くわしくはこちら)。主人公の加藤文太郎は、神戸の人、わたしの最初の就職先のM重工の大先輩です。この小説を読んで、槍ヶ岳北鎌尾根を登りたいと思った人はたくさんいると思います。写真は高校時代に購入した大切な蔵書。
同じく高校時代に読んだ井上靖の「氷壁」。一昨年(2006年)、NHKでドラマ化されたので、ご存知の方も多いかもしれません(詳しくはこちら)。写真は「孤高の人」同様高校時代に購入したわたしの大切な蔵書。NHKのドラマが放映されていたころ、書店でこの表紙で平置きされていたのは感動ものでした。
穂高に入るときは、出来るだけ氷壁の宿「徳澤園」でテントを張るのもこの小説の影響です。
そう、舞台となった前穂高岳東壁、まだ一度も登ったことがないので、いつかは登ってみようと思います。