先日ご紹介したGWの北尾根、ここを登って、ハセツネカップ(日本山岳耐久レース「長谷川恒夫CUP」)に出る気持ちが固まりました。
このレースは、制限時間24時間、全長71.5㎞。奥多摩主要峰全山を縦走する国内最高峰のトレイルランニングレースです(くわしくはこちら)。
ハセツネこと、長谷川恒夫さん(詳しくはこちら)は、わたしたちの年代ではとても有名な登山家でした。彼は、ヨーロッパアルプス三大北壁の冬期単独初登攀を成功させ、アコンカグア南壁を登った後、ヒマラヤ、カラコルムへと進みます。
わたしが学生のころカラコルムの「サンゲマルマール」を登った年は、ナンガパルバットに単独で挑戦したと思います。私たちの隊が成田を出発するときに、彼の支援者からビデオカメラ用電池のハンドキャリーを頼まれたのを記憶しています。
その後、彼は、私たちが登ったサンゲマルマールの隣の山、「ウルタル」で雪崩で亡くなってしまいます。奥様がそのあと、麓の村フンザに学校を寄付されたとか。そんな背景もあるので、彼を記念して開催されている山岳耐久レースは、以前から興味がありました。
長谷川恒夫のウルタル 私たちが登ったサンゲマルマール
アプリコットが実るフンザ村 フンザの子供たち(後ろ姿は私)
でも、”70kmをヘッドランプをつけて奥多摩を走り抜ける”というこのレースにどうしても自信が無く躊躇していたのですが、今ならやれるという自信が、先日の山行でつきました。
昨年、富士登山競争で味わった感動以上のものが味わえるのではないかという期待を持って、これから練習に励みたいと思います。
もちろん、一人で出るのは寂しいので道連れを現在募集しています。FunClimbクラブのSさん、エドヤマさんも出ると言ったはずです。あとはFunClimbクラブのKさんと山岳部OBでハセツネ経験者のMさん口説いて、会社のKくんを業務命令で引っ張り出そうかな?