ここに座って
昨日のRHが何故琴線に触れたのか
自分が涙したのか
考えてる
多分それは
音楽によって心が虚ろったからじゃないかな...
現実に見えてる世界より
心の中に観えている風景の方が
何十倍何百倍も広くて多次元の世界だから
時間も一瞬でワープするし
言語というツールを使わずに直で
いつかの過去の記憶にも感覚的に触れることが出来る
虚ろうとは
その世界の中に入ってるということ
僕が「やばっ、、泣いちゃったよ今の曲で」と言った時
真吾君は笑っていた
その時お互いが共有した音楽は同じものであったが
それぞれの記憶に触れた部分は違うのだ
だから本番でも
お客さんの中で深層心理に触れ
琴線に触れる人も居るだろうし
浅いところをかすめてくだけの人も居るんでしょう
ただ
誰か一人でも...
例えば昨日の僕のように
一人でも琴線に触れた人間が居たなら
その音楽は
人の心の琴線に届く音の粒子を放っていると
僕は信じてるわけです
この人生ここまで
それだけを信じて生きて来たようなものなので
天井まで伸びたフウセンカズラは
上の方にいくつも小さな花をつけていて
蜜を運ぶための蟻がその細い茎を
気忙しく登ったり降りたりしてる
その所作が健気に感じ
眺めているだけで今朝は涙ぐましい気持ちになる
これは僕が曲を奏でる時と同じ精神状態なのです
今風の単語を使うなら
昨日のRHで「ゾーン」に入ったのだと思います
そしてそのまま今日も浅く継続している
多分この先も
もしかしたらこの夏いっぱいくらいこのままかも
夏という季節の作用もあって
河口真吾君と関わりで発生する化学反応は
すでに１足す１が４とか５くらいになってるように感じます
今日は処務を済ませたら午後から
アイ音の発表会の仕込みを始めます
今度の日曜がRHで23曲あるので
超特急でやらねば
。。。。。。。。
12時
外出から帰宅して食事して休んでいる
食べ終えた器もそのまま目の前に散乱したまま
ずっと雨続きから昨日やっと少しだけ晴れて
この時とばかりに昨夜は土の中から沢山の幼虫が
地上に出て羽化したのでしょう
今、外は蝉時雨
ジ〜〜〜〜〜〜〜ッとか
ゼコゼコゼコゼコとか沢山
濁点の付いたサ行の音が脳の中心に響くから
それは音楽に聞こえてしまって
身体は身動きがとれない
自分はまだ
虚っているようです
夏と
音楽に
。。
小１時間、虚ろいでいたようで
ふと我に返って
仕事に取り掛かる前に気になってた事を一つ
片付けてしまおう
完熟して実が割れてきてるトマトを腐る前に収穫
スーパーで売ってる物は当然ここまで完熟させずに収穫した物だから
甘み旨みが全然違います
ささやかな収穫量だけど
本当の美味しさというものを学ぶことが出来る
学んだものは人生のすべての場面に活かされる
もちろん
僕の場合は自分の音楽にも活かされてゆく
このインゲンから
形は不揃いだが美味しいという事を学ぶと
この世界の全てを外見で判断しない感覚がどんどん育ってゆく
これももちろん
僕の音楽に反映されてゆく
。。。。
15時半
元気の良い曲ばかりで...
おじさんは疲れた
曲調にもよりますが得てしてアコギとエレキは
全く使う脳みそが違う
というか
出す分泌物が違う
分泌物を出さないで演奏するとどうなるか知ってますか？
出した時の20倍くらい肉体が疲れるんですよ
決して大袈裟じゃなくね
上手に音楽をする人ってのは
脳内モルヒネを上手に出せる人と
ニアイコールですわ
僕にとってアコギで出すのはエンドルフィン
エレキではアドレナリン
時に無理やり短時間で双方を入れ替えたり
あんまりハードに継続すると寿命が縮まりそうなんで
ちょこちょこ休憩を挟んで
やる曲の運指の練習をしてもダメですよね
意味ない
こういった仕込みの時に
脳内に分泌物までちゃんと出して
その時観えた風景を本番で
なるべく再現する手掛かりに、と押さえておかないと
聴き手の精神には決して届かない
本番で大勢の人の前で
ただ指を動かしてノイズを出したというだけになってしまう
分泌物を出さないで２０倍疲れるより
無理やりでも出す訓練をして疲れる方が実が得られる
などと書きながら
そういうことだよなと
自己整理して休憩に入るのであった
