昨日は寝不足だったのだが
夕方ほんの少しうたた寝をしたら
夜には眠れなくなってしまった
徹夜して空が白み始めた頃
窓を開けて鬱蒼と茂った植物の中で静かに座っている
空気が冷んやりして
完全に体内時計が狂っている僕の自律神経を
少しクールダウンさせてくれる
夏の虫が
ジ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッと
蛍光灯の寿命が尽きる手前のような
微弱な電気的な音を出して鳴いている
子供の頃から聞いているこの音だが
その頃から何か...
成仏できない魂からの信号のように感じてしまう
足元に蚊取り線香
鼻先にペパーミント
その下にメダカ
フウセンカズラの風船はもう
これ以上大きくならないっぽい
ただ
先端は伸び続け天井に到達してしまった
鬼灯の袋も
色が少し大人っぽくなって来てる
トマトたち
インゲンたち
瓢箪はまだ全然大きくなって来ない
窓を開けたまま部屋に戻ってこのブログを書いている
夏の虫の電気的な鳴き声が小さく聞こえ続けている
虫の声なのか
耳鳴りなのか
わからなくなるような...
結局は
耳鳴りでも虫の声でもどちらでも構わないのだ
脳内でこの音に共鳴してる部分は
耳鳴りでも夏虫の声でも同じなのだから
この耳鳴りのような感覚の中
なんとなく
人生を振り返ってしまう
そんな気がする
何か具体的に過去の事柄を思い出しているわけでもなく...
何故かな?と一瞬考えたが
夏というのはきっと
そういう気持ちを起こさせる季節なのだろう
と思った