Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

発声

2010-04-14 | 竹斎先生




抱っこした先生がこちらを見ながら
「パ、パ、」と言ったので、あっと思って
「なーに?」と答えたら
「ハッパ、ハッパ」と言ったので
「パパと言ってごらん」と言ったら
「ばっばっばっ」と言った
「パパだよ、パパと言うんだよ」と言ったら
「ヘッポ ヘッポ」と言いながら
パパの机の上にある携帯やら消しゴムやらを何やらかにやら
やたらに手を伸ばして奇声を上げながら大暴れをした...







「あ”~~~~~~~っっっ!!ばっばっばっばっばっばっ」










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2010-04-14 | 「T」


人はカイロスを生きる間クロノスを感じない


浦島太郎だ




音楽はカイロスでしか在り得ない

恋も同じ




キミの人生が早く感じたならそれは幸せだよ







時が分割されることなど気にせず

ずっと連続した恋をたどってゆけば良いのだ



連なった時の横軸をただ泳いでゆけば良い

どうせ時間切れなど無いのだから





ここに来てみないか?

もっと






キミは反射神経だけで車の運転が出来るだろう?

キミのカイノスの外のことは全部それで片付けちゃえばいいのさ



封建のシモベが、時を乱暴に分断しても
反射神経だけでかわす






必ず
人の精神は自由でなければならない


そしてここなら自由を奪われない




何故なら

封建のシモベ達には、この場所が見えないのだよ








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T

2010-04-14 | 「T」


いや...



そうじゃない        ...と、思った




もっと沈んでいるし

そしてもっと慈しんでいる



字体から連想するような享楽的なものじゃない





根底の方から限りなくゆっくり沸騰してくるような喜びなのだ






幾つも細い路地を曲がって
今自分が何処にいるのか、座標軸を見失った頃
「それ」と出逢った

スッと重なった次の瞬間、一瞬で融け出す

重なっている刹那だけ...






自分の心は独りで旅をしていたのだと感じられる

家族を持っても、友と語らっても、
根本の孤独を今、心地良く感じられている


そういう「者」同士が、どこかの辻で
フッと...
重なり合う、のだな、と感じられる




仰向けになって底の抜けたような夜空を見上げている

薄雲のかかった細い三日月を超えた向こう側まで...



宇宙に漂うダークマターが
自分の身体を包むこの場所にまで伸びて来てる事を感じる


その、何者をも否定し得ない空間が、暖かく自分を包んだ時
やっと涙が溢れてくる



その涙と、空間と、重なり合いとが
こんなに柔らかい暖かさがあるのか、という夢の中に自分を置く


死後の世界とは、こんなものだろうか...





生きながら死に

この場所でほんの一瞬

感じ尽くす













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精神構造

2010-04-14 | ギターの栄養



愛とか恋とか巷で騒いでも


そんなものよりもっとエキサイティングなのが脳の活性だ



いや...


愛だの恋だのも、「本当の」という名目が付くならエキサイティングだろうが...








いったい幾つの層から成り立っているのだろう...精神とは

それは常に変化してる


今、僕の精神構造は4階建てのビルディングだった
その次の瞬間
誰かや何かとの関わりによって一瞬で10階建てにも20階建てにもなる


8階あたりの西側の窓から日が沈む様子を見ながら
12階の非常階段で誰かと談合して
それらと同時に1階のフロアを
脳味噌を置き去りにした足だけが徘徊している...


要するに、多次元を股がり
心?想い?が自由に行き来する事

僕はきっとこれの中毒患者なのだ




僕の魂が行き来する僕の精神の多次元フィールドは、
一見なんの関連性も無いように見えて
実際は、土台のところで必ず合致している

だから
16階のデスクで電話を取りながら
28階のレストランで恋人と食事をし
伸ばした右手の指先で5階の倉庫のカギを閉め
反対側の窓を足の先で開ける

それら全てが、土台のところに落ちてくる

啓示となって全てが落ちてくるのだ











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