Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

観察

2009-06-26 | 竹斎先生





なんと表現したら良いのだろう...

3ヶ月を越えたら急にドッシリしてきた
もう乳児というより幼児と言った方がしっくりくる感じがしてしまう




首が据わったせいもあるのだろう
ある程度、扱いも適当で大丈夫になったから
うつ伏せに転がしたりすると、起き上がることに熱中している

それをジッと見てると...なんというか...
他者を寄せ付けない一人の世界
我々大人が、生き甲斐に対し無心の熱中を見せるのと同じように見えてくる
少なくとも、そういうものの「原型」なんだろうと感じる

だから出来るだけ邪魔をしないようにしたい、なんて思う







そして対話では、盛り込む意味を複合的に重ね合わせ始めたように見える

例えば、
「今、嫌だから、泣きたいけど、それを訴えるから、受け止めてくれるなら、まだ、泣かない...」
みたいな...


一方的に訴えるのではなく、まだ僅かだが、こちらの出方を伺っている節もある


ということは、これから
「駆け引き」や「悪知恵」「嘘」なんかも発達し出すのかもしれない

そしたら面白い
この先、良く観察してみたい






今まではシンプルだった信号が「幼さ」を醸し出していた

その信号が複雑になってきたことで
ある角度から見れば竹斎先生は「大忙し」に見える
それと同時に、妙に落ちついた大人っぽい雰囲気にも見える

「組み合わせること」を学習してるところなのかもしれない



いずれにせよ
生まれてから今までは
壊れ物を扱うように触れては観察して来たが
これから先は、いよいよクッキリしてきた「彼の意志」を邪魔しないための観察と
そういう触れ合いになってゆくのかな、、、なんて思っている








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫陽花

2009-06-26 | ギターの栄養


愚痴と自慢以外のことを言ったり書いたりするのは
本当はとても難しいことなんじゃないだろうか

本当の意味で、愚痴と自慢以外のことを



それ以外のものだな、と感じると
大抵それは、文学やら絵やら、なんらかの芸術というもの

そういうものから潤いを感じとれると、ひとまずホッとするが、またすぐ孤独に陥る


大騒ぎするような類いの孤独じゃないが
昔からずっと、連続して細かいジャブのように脇腹を叩かれ続けてる

呼吸しづらい...




その感覚を忘れてしまうほどハイになって生きることは
立てる物音がうるさく感じて嫌なのだ



誰かに美しい真心を贈ることもせず
そして脅えずに居られたら




賢人の残した言葉

「さわやかという感じを持つことができる状態をしあわせという」
(野口三千三)













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする