大家族

ずっと考えている..



血の繋がった家族だけが家族ではない


....

顔を思い出す...

知り合いの顔


好きな人嫌いな人
思い出せるだけ思い出す


それら全てを家族だと思う



あまりに稚拙な綺麗ごとを言うのではない

ちゃんとお互いのメリットがあって言うことなのだ



上下左右前後斜め
そういう関係性が複合的に絡まった中を
滞らずに流れて行くためには
大家族がどうしても必要なのだ

他人とも家族でなければ
あまりにも狭い生簀の中で一生窮屈に泳ぐしかない
そしてそれは
運動不足の心で生きることになる



かくいう僕は
人好きなくせに人付き合いがキライという人間

だが、人と付き合わなくても
皆を家族と思える

別に会わなくても思える

思えてればいい、と思う
本当に思えるなら




その気持ちが、何かのタイミングで相手に伝わる

伝わったら最後
もうその人は開き始める

その光の照り返しで自分もまた開く



別に会わなくても
そういことは生まれる

盛大なパーティを開かなくても
ずっと思ってれば
そこら中で
そういうことは生まれる

朝の光

赤ちゃんがプスンプスン小泣きしてる声でふと目が覚めた


しばらく布団の中でじっとしていたが、トイレに起きてみると
通りすがりの風呂場の、開けたままの扉の中で
窓から細く差し込む光がオレンジに光っていた




あぁ...なんか　　いい感じだ...




ほんの少し立ち止まって眺める






これだけで１曲出来そうなくらい好きな光





よし..

もう起きよう




am 4:46







今日は自分のギターを自分ちで録音する日


お茶を入れてから、自分の部屋に来る

ギターと本だらけで足の踏み場もない雑然とした空間






妊娠出産から最近までの育児モードから、やっとここ数日
コンポーズ出来る脳味噌に戻って来た

育児に深くハマリ込み、他のことは考えれない日々
もうミュージシャンには戻れないかもしれないと本当に頭をよぎったりした
が、そうなったら、それはそれ
コンビニでバイトでもするさ、なんて思っていたのだが
ちゃんと戻って来た

上手く出来てる...



...




...なんて...
名付けたら良いのだろう...

この、２度と戻って来ない時間



小さな自分の分身が、全ての中心にいて
他には何もいらない日々


そういう純度の高い時間にも、こうして終わりがやってきて
また違う色合いの時間に変わって行くであろうことは
どこかで十分、知っていた

でも、こうして終わりが近づくと
切ない






...でも...十分感じ尽くしたよな...









７時になったら録音を始めることにしよう


それまで少しの間

朝の光の中でじっとしていよう