今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

東の 野に炎の 立つ見えて ・・・

2020年12月31日 | 徒然なるままに
今日も日の出前・・・陽の光が少し顔を出しています。


西の空は


昨夜は満月・・・冬の夜、冴え渡った空に浮かぶ月を寒月と呼びます。

寒月が落ち残っています。

「寒満月沈みたる日に照らされて」 (三橋敏雄)

この句は、沈む日に照らされる月ですが・・・

沈む月と昇る日を万葉集で柿本人麻呂が歌っていますね。

「東の 野に炎の 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ」
(ひむがし(ひむかし)の のにかぎろひの たつみえて かへりみすれば つきかたぶきぬ)

「炎」は「明け方に東方に射す光」のことですので、意味は・・・

東方の野に日の出前の光が射し始めるのが見えて、後ろを振り返って(西の方角を)見てみると、月が傾いていた。

でしょうか。

人麻呂が軽皇子(かるのみこ:後の孝徳天皇 - 第36代天皇。 文武天皇 - 第42代天皇)に従って朝早くに狩りに出かけるときの歌ですが、

私は、朝早くに散歩・・・


その月をもう一枚。


今日は富士山がはっきり


冠雪したようですが・・・雪煙が上がっているように見えます。

アオサギ


これも・・・


飛び去った先にダイサギ


そしてその先にカワセミがいました。




調整池・・・結氷してます。


ツグミ


スズメ


カシラダカ


シジュウカラ


ジョウビタキ・・・飛ばれてしまいました。


またカシラダカ


枯野


荒涼とした冬景色からでしょう、哀れや寂しさを詠んだ歌や句が多くあります。

歌では、西行法師が陸奥国(今の青森、岩手あたり)に向かう途中で、藤原実方(ふじわら の さねかた)

の塚に出会ったときの歌があります。

「朽ちもせぬ その名ばかりを 留めおきて 枯野の薄 かたみにぞ見る」

(周りはすっかり荒れ果ててしまっていて(実方の)名だけがこの地に残されている。
(この)枯野に生えるススキを(まるで実方の)形見のように見てしまうよ。)

この墓は、宮城県名取市にあります。

名取市観光物産協会のHPの説明を引用します。

=======
平安時代中期の公家・中将藤原朝臣実方は和歌に優れた才能があったといわれ、中古三十六歌仙の1人です。 また、源氏物語の主人公・光源氏のモデルともいわれています。 実方は藤原行成とのいざこざから、天皇より陸奥守に任ぜられ陸奥国へ下りました。 ある日、笠島道祖神前を通る時に、神前であるため馬から降りるべきところをそのまま通ってしまい、神罰が下って落馬し この地で亡くなりました。 この非運な死を哀悼して、西行法師や松尾芭蕉、正岡子規が名取の地を訪れており、墓の近くには実方を偲んだ西行の歌碑と 芭蕉の句碑があります。
=======

芭蕉が大垣で病の床についた時詠んだ句も生前最後の句として知られていますね。

「旅に病(やん)で夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」



荒涼とした冬景色、身も心も寒々としますが・・・

しんとした静かさの中に冬の日が差す枯野を見ると、

返って(今が最悪だから)これからの未来が明るくなると思えます。

「おもはざる枯野のひかり胸に充つ」 (渡邊千枝子)

アオサギ


カルガモが氷に追われて・・・


蝋梅


おまけは我が家の庭から・・・

昨日の強風で冬紅葉ぽっくなりました。






サザンカ


春の準備・・・クロモジ、丸いのが花芽、槍のようなのが葉芽です。



数年ぶりの寒波だとか・・・家で静かに正月を過ごすしかありませんね。

今年一年、駄作・駄文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

では・・・(@^^)/~~~













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今日は小晦日(こつごもり)

2020年12月30日 | 徒然なるままに
朝方は雨との予報だったのですが・・・大丈夫そうなので、短い散歩・・・プチ朝焼け


ここのところ、出会うのはアオサギとダイサギばかり・・・




新幹線


シジュウカラ


またアオサギ


ダイサギです。怒ってますね


またまたアオサギ


このお宅の門飾り


11月には、こんな感じでした。



今日、30日は小晦日(こつごもり)、31日は大晦日(おおつごもり)です。

晦日は「みそか」とも読みますが、個人的には「つごもり」のが情緒がある感じで好きです。

みそかは太陰暦(旧暦)の月末の意味で、もともとは三十日と書きます。

十日(とおか)、二十日(はつか)、三十日(みそか)の「みそか」ですね。

「晦」は月が隠れるという意味の漢字ですが、
太陰暦では毎月15日に満月となって月末には月が見えなくなるためこの字を当てました。

そして、月が隠れて見えなくなるので、月が籠る→月籠り(つきごもり)→つごもりと呼ぶようになったと考えられてます。
(wikiでは「月隠り(つきごもり)」の漢字をあてていますので、「籠り」は違うかもしれません)

(言語学的には、月は「つき」ではなくて、古い呼び方の「つく」で「つくごもり」が変化したと考えるようですが・・・)


小つごもりはあまり知られていませんが、大つごもりは樋口一葉の短編があるためでしょうか、よく使われますね。

18歳の奉公人が、奉公先から伯父の為にお金を借りる了解をもらっていたのに、
いろいろあって、貸してもらえず、思い余って大晦日に奉公先の引き出しから2円のお金を盗んでしまいます。
その夜、大勘定(大晦日の有り金を全て封印すること)が行われ、盗んだことが露見しそうになりますが・・・


この短編、発表は1894年(明治27年)でした、今から126年も前なんですね。

樋口一葉の貧困生活の体験からの作品といわれていますが・・・

コロナ過で海外からきた技術研修生が窃盗をしたり、契約社員が雇止めで路上生活をよぎなくされたりというニュースを聞くと、

明治の頃と変わっていなような気がしますね。

「春や来し年や行きけん小晦日」 (芭蕉)

「家中のふたり働く小つごもり」 (黒田杏子)

では・・・(@^^)/~~~

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今日は朝焼け

2020年12月29日 | 徒然なるままに
今日、家を出たら・・・朝焼け


いつもの場所から


もう一枚・・・家で隠れていますが、光の加減からすると、左側の鉄塔あたりでは陽が顔を出しているかもしれません。


ツグミ?


ノスリが定位置に・・・


今日の富士山は霞んでいます。


ピンボケですが・・・茜色の空にアオサギ


こちらは、朝日を受けているダイサギ


これも、朝日を受けて・・・アオサギ


ダイサギ


アオサギ


前の写真のアオサギです。


カワセミ・・・今日はこの一枚だけ


ホシゴイ・・・ゴイサギの若鳥


アオサギ・・・あたりも朝日に染まっています。


定番、新幹線


朝日


カワラヒワ・・・ようやく群れに出会うようになりました。


新幹線、もう一枚


シメ


反対側の枝にモズ


ツグミ


今日は29日、今年も二日を残すだけになりました。

大変だった一年が終わろうとしています、この過ぎていく年を「行く年(ゆくとし)」と擬人化して呼びますね。

年の擬人化は松尾芭蕉の『奥の細道』の冒頭「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。」が良く知られていますが、

これは、中国・唐代の詩人李白のよく知られた詩『春夜宴桃李園序』の冒頭

「夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之過客 而浮生若夢爲歡幾何」

(天地は万物の逆旅(仮の宿)であり、光陰もまた永遠の旅人である。浮生は夢のようであり、その儚い間の楽しみとはいかほどのものか。)

が元になっています。

ただ、この『奥の細道』より10年も前に出版された井原西鶴の『日本永代蔵』に

「されば天地は萬物の逆旅。光陰は百代の過客、浮生は夢幻といふ。」とありますので、

どうも、西鶴のが先みたいですね。


この人生が夢幻というのは、

平家物語の冒頭の一節

「祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。」

や豊臣秀吉の辞世の句

「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢」

等に出てきますね。

振り返ってみれば、何もかも夢の中のできごとのようだった・・・納得する自分がいます。


同じような思いはJohn LennonのDream にも出てきます。

“So long ago
Was it in a dream, was it just a dream?
I know, yes I know
Seemed so very real, it seemed so real to me”


「ゆく年や風にあらがふ日のひかり」 (久保田万太郎)

「行く年の夕焼彼の世の色ならずや」 (水野 柿葉)

では・・・(@^^)/~~~
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今日は雲が多め・・・

2020年12月27日 | 徒然なるままに
今日も日の出前のスタート・・・東の空は雲がかかっています。


でも、西は・・・


カルガモ


アオサギ・・・暗くてシャッタースピードが1/25なので手振れ気味ですね。




今日も、昨日と同じところに姿を見せてくれました。・・・


追いかっけこです。




モズ


またアオサギ


こちらも、昨日と同じところに現れました。




ツーショット


またまたアオサギ


朝日が川面に反射して、幻想的な雰囲気に・・・




その朝日


バン


冬木立


水仙


おまけは我が家の庭から・・・
ジョウビタキ




モミジの葉が頑張っています。




冬になっても色付いているモミジを冬紅葉(ふゆもみじ)と呼びます。

秋、紅葉の盛りの華やかさは、その見事さに圧倒されますが・・・

回りの木々が葉を落としている中で、枝先に色づいた葉をつけているのを見ると愛おしくもあります。

ただ・・・温暖化の影響でしょうか年が明けても葉が残っているのが珍しくなくなりました。

我が家の、このモミジも冬紅葉と呼ぶには、ちょっと華やかすぎますね。

この季語も、長い間に培われてきた日本人の季節感からできた言葉ですが・・・

今の状況に合わなくなってきていますね。

「日に透きて散るけはひなし冬紅葉」 (清崎敏郎)

「日を透かし一枚一枚冬もみぢ」 (山口青邨)

では・・・(@^^)/~~~




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冬晴れですね

2020年12月26日 | 徒然なるままに
今日も日の出前


日が昇る前に、さっそくカワセミに・・・暗くて手振れ気味






茜色の空にノスリ


富士山・・山頂には日が当たっているようですね。


ダイサギ


アオサギ




ツグミ


調整池


スズメ・・・朝日を受けて赤いですね。


キジバト


ヒヨドリ


ジョウビタキ




えっ、もう蝋梅が咲いてます。




アオサギ・・・片目が葉で隠れてしまいました。


新幹線


寒いんですね・・・田んぼ脇の用水路が凍っています。


おまけは我が家のサザンカ

今年は、花数が少なくて寂しい感じです。

おまけのおまけ・・・昨日撮ったカワセミ





来週はもう新年を迎えるんですね。

ステイホームのおかげでしょう、いつもはぎりぎりまでかかっていた、年末の作業が早めに終わりました。

年賀状:私は徐々にその数を減らしていて、枚数ははるかに奥さんのが多くなりました。

例年作成しているA3サイズのカレンダー:

カレンダーの写真は当初の予定では前年の写真を載せる予定だったんですが・・・構想倒れで毎年同じ

娘の子たち用のポチ袋:
ネットに転がっている画像を使ってそれぞれにメッセージと名前を入れて作っています。



とっ、いう事で・・・年末の私の作業は終わり、あとは新年を迎えるだけとなりました。

では・・・(@^^)/~~~











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神の子の生まれ給いし・・・

2020年12月24日 | 徒然なるままに
日の出前の散歩スタート

アオサギ・・・横を向いてくれればよかったんですが・・・


ヒヨドリ


ツーショット・・・いつもいますね


これもアオサギ・・・日の出ですが・・・今日は雲が多め




高台橋・・・アオサギ


コガモ


冬木立


ダイサギ


今日は、野鳥の出会いが少なくて・・・寂しい感じですね。


今日は神の子の生まれ給いしクリスマスですね。


毎年、同じ話題の使い回しですが・・・m(__)m


キリスト教で使われる教会暦での一日は日没から日没。

本来のクリスマスは今日の日没から明日の日没までなんですね。

ということは24日夜のリスマス・イブをクリスマス前夜って、おかしいですよね。

Eveの語源は「夜・晩」という意味の古語even、

ですのでクリスマス・イブは本当はクリスマスの夜なんです。

その後、一日が「0時から24時まで」という区切りになり、

Christmas Eve はクリスマスの日(25日)の前日になったので、

Eveも「前日」という意味に変わっていきました。

クリスマス・イブの夜がHoly night(聖なる夜)と呼ばれるのも、

もともとクリスマス・イブがクリスマスの日そのものだからなんですね。


このクリスマス、キリストの降誕を祝う祭りですが、聖書にはキリストの誕生した日についての記述はありません。
実際、教会内でも諸説あったようですね。

ですので、キリスト教において、クリスマスは「降誕を記念する祭日」で、「イエス・キリストの誕生日」と考えられているわけではありません。

宗教的に重要なのはキリストの復活を祝う復活祭なんですね。
でも生まれてこなければ復活もないわけで・・・

しかし、キリスト教国でもない日本でクリスマスが盛んなのはどうしてなんでしょう。

調べてみました。(*^^)v

そうすると、「昭和」と関係が・・・

1926年の今日、大正天皇が崩御、天皇践祚に伴い昭和に改元されました。

当時の休日法は当初から先帝祭を休日に定めていたため、1927年(昭和2年)に大正天皇祭(12月25日)が設定されました。

クリスマスの習慣は休日だったこの時代に広く普及、新聞に「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれるまでになりました。

戦後、休日の法改正に伴い、大正天皇祭はなくなりましたが、年中行事として定着しました。



子供にとって(大人もかな?)なんといっても、クリスマスはサンタクロースからのプレゼントですよね。

私も娘たちにサンタを信じて欲しくてプレゼント隠しに苦労をしましたが・・・今は娘達が同じ苦労をしているんでしょうね。




I wish you a Merry Christmas.
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冬晴れが続きますね・・・

2020年12月23日 | 徒然なるままに
珍しく雑用に追われて・・・投稿をさぼりました。

日の出


今日も富士山が良く見えました。


ツグミ


ツーショット


ダイサギが飛び立って、横を・・・


セキレイ


ノスリがここに・・・


アオサギ


カワセミ・・・朝日を受けて、ちょっと赤いですね。


今日、二羽目のカワセミ


調整池・・・暖かいんですね・・・氷が解けていました。


ムクドリとスズメ


ジョウビタキ




鉄塔が朝日を受けて・・・


今日二羽目のジョウビタキ


ムクドリ


アオサギ


おまけは・・・我が家のモミジ




モミジを撮っていたら・・・カマキリ発見!!


緑色のカマキリが、枯れ草が多くなって保護色として茶色に変わるという説明もあるんですが・・・

実際には、最初から緑と茶が5:5の割合で生まれるようですね。

ただ、枯れ草が多い場所には茶色、緑の多い場所で緑色が多くみられるのは、

結果として、保護色になって野鳥など天敵に捕まりにくいからなんでしょう。

このカマキリ、俳句では「枯蟷螂(かれとうろう)」って言います。

「枯蟷螂いのちおぼろの影いだく」 (上村占魚)

その色と季節から小動物が枯れたように死んでいく・・・

そこに人間の生の末路と重ね合わせているのでしょう。

「枯蟷螂生きる証の斧動く」 (栗山妙子)

では・・・(@^^)/~~~





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今日もカワセミ・ジョウビタキそしてモズ

2020年12月20日 | 徒然なるままに
今日は一転、穏やかな朝となりました。とはいえ冷え込みはきつくて・・・川が凍っています。


おっ、カワセミが私を追い越して、前方に止まりました。


追いかけっこの始まりです。


獲物を狙っている感じなんですが・・・


同じ場所で、方向を変えて・・・川エビを狙っているんでしょう。


胡散臭そうに・・・下嘴が赤いので女の子ですね。


ここでお別れでした。


人慣れしている感じなので、そのうちダイビングするところが撮れるかもしれません。

ノスリ・・・いつも枝でなくて、隣の木の枝でした。


富士山


アオサギ


カルガモ


調整池です。全面結氷も近そうですね。


スズメ




高台橋です・・・ここはこの子の縄張りみたいですね。ジョウビタキの男の子






アオサギ


モズ




今日は少し寝坊で、いつもより1時間遅い散歩でした。

風もなく、穏やかな陽気で・・・最後は汗ばむほどでした。

早いもので、今年も余すところ十日余り、明日は冬至ですね。

冬至に「ん」の付くものを食べると運気が上がるとか・・・

そこで、春の七草ならぬ冬の七草と呼ばれる食べ物があります。

なんきん(かぼちゃ)
れんこん
にんじん
ぎんなん
きんかん
かんてん
うんどん(うどん)

いずれも「ん」が2つある食べ物で運をたくさん取り込む「運盛りの野菜」といわれます。

寒天やうどんが野菜というのはちょっと違和感がありますが・・・

代表格はかぼちゃですね。

漢字で書くと南瓜で、なんきんと呼ばれます。

たまたま、昨日、珍しいかぼちゃを頂戴して、ポタージュでいただきました。

鶴首カボチャです。



西洋かぼちゃと違って11月ごろまで収穫ができる、古くからの栽培品種らしいですが、

西洋かぼちゃに押され、数を減らしてしまいました。

味はとても濃厚で、繊維質が少なく、ポタージュにしたら滑らかに仕上がり、おいしくいただきました。


この冬至、昼が一番短くなり、これから日が伸びていくことから、古来ではこの日が一年の始まりでした。

別名、「一陽来復」とも呼ばれます。

易からきた言葉で、陰気の盛りが極点に達し、冬至になって陽気が初めて生じることを言います。

人生においても、苦しい時期が過ぎて運が開け始めるたとえにも使われます。


強烈な寒波も、週中には少し緩むようですが・・・

「冬至冬なか冬はじめ」というようで、寒さはこれからが本番ですね。


「一陽来復手の内の息あたたかし」 (永方裕子)

「冬至とて南瓜嫌ひも食はさるる」 (下村ひろし)

では・・・(@^^)/~~~


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今日はカワセミに3回も会いました。

2020年12月19日 | 徒然なるままに
今日は強風・・・


「竹藪の日を踊らせて空つ風」 (福田千栄子)

雪雲でしょうかね・・・上越の山を越えて流れてきます。


今日はちょっと遅めのスタートでした。陽は高いところに・・・雲がかかっています。


「雪雲に触れ日輪のゆらぎけり」 (岡田日郎)

さて散歩・・・ノスリです。昨日もここにいました。


富士山は少し霞んでいます。

山頂の雪は、風で飛んでいるんでしょうかね。

ダイサギ


今日、1羽目のカワセミ


2羽目


カラスが稲穂をくわえています。


もう、来年の稲の為の作業が始まっています。

土を鋤いて、土中に空気を入れて微生物による有機物の分解を即したりしての土作りですね。

俳句の季語では冬耕です。

「そば通り過ぎ冬耕のにぶい音」 (桂信子)

トラクターではなくて、牛や馬に鋤を引かせたのでしょう。

「冬耕の牛黒くまた人黒く」 (伊丹三樹彦)
作者の伊丹三樹彦氏は写真家でもありました。

俳句と写真を組み合わせた写俳を提唱するなど、新しい俳句表現の先陣を切ってきた俳人で、昨年9月に99歳でなくなりました。

写俳にちなんで「写俳亭」とも号していました。

例えば・・・




分かりやすく情趣のある句をたくさん残しています。

「そのままの素手素足老い 誕生日」

ツグミ


鉄塔が光っています。


男体山


セグロセキレイ


今日は土曜日ですが・・・コロナの影響で登校日です。


最後に3羽目のカワセミ・・・川エビを捕ったようですね。


そうそう、冬鳥を見かけないと書いたんですが・・・カワラヒワが姿を見せてくれました・・・ピンボケで、載せることができませんでした。

では・・・(@^^)/~~~









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今日はジョウビタキの男の子と女の子

2020年12月18日 | 徒然なるままに
今日も日の出前・・・


今日も良く見えました。


ダイサギ


ちょっとブレてますが、流し撮り


調整池・・・氷が見えますね。


スズメ


ジョウビタキの女の子


鉄塔が陽を受けて・・・


高台橋


ジョウビタキの男の子




上越国境の山々かな?・・・武尊山や谷川岳が見えていると思うんですが、不勉強で分かりません。




ノスリ


アオサギとカルガモ


今日は、ジョウビタキの男の子と女の子に会いました。

冬、散歩でカワセミとこのジョウビタキに出会うと、ちょっとHappy!!な気分に!!

ジョウビタキは雄雌ともに縄張りを持ちます。

縄張り性が強くて、車のミラーやカーブミラーに映った自分の姿を攻撃することもあります。

女の子は、我が家の庭によく姿を見せるのですが、男の子にはなかなか会えませんでした。

ようやく、女の子の縄張りと男の子の縄張りが分かりました。

男の子は冬鳥の中では最も美しいといわれていますね・・・

別名、翼に白斑があることから「紋付き鳥」ともよばれます。

漢字では「尉鶲」と書きますが、「尉」は老人の能面のこと・・・

オスの銀色の頭を老人の白髪の頭に見立てての命名です。

ジョウビタキの出す「カッ、カッ、カッ」という「地鳴き」が

「火打石を叩いた音」に聞こえることが、「火焚=ヒタキ」という名の由来になったようです。


それにしても、冬鳥に出会えませんね。

ホオジロ、メジロ、シメ、アオジ、カシラダカ、カワラヒワは普通に出会っていたんですが・・・

寒くなったので、これから姿を現すんでしょうかね。

では・・・(@^^)/~~~
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紅葉を少し・・・

2020年12月17日 | 徒然なるままに
今日も日の出前の散歩スタート


富士山・・・空が赤く染まっています。


朝日があたりました。


アオサギ・・・道が真っ白




調整池・・・薄い氷が張っているみたいですね。


ツグミ


陽が昇りました。


また、アオサギ




スズメ


コガモ


シジュウカラ


霜で真っ白


このお宅のモミジ・・・毎年散歩で、枝ぶりが良い紅葉を撮らせてもらっているんですが・・・
剪定したようでして、無くなってしまいました。
でっ、撮れたのはこの枝


ダイサギ


我が家のモミジです。




自粛で東京に撮影に行けないので、今年の紅葉撮影は自宅で我慢です。




日本海側は大雪のようですね。

奥さんの田舎もこの3日間で積雪が75㎝となっていました。

東京で育った私は、いまだに雪が降ると心が躍りますが・・・雪国育ちの奥さんはそうではないようです。

子どもの出産は奥さんの実家でしたが、12月に生まれた長女を連れて、戻るときも雪が降っていました。

駅に向かうバス停で、バスを待っているとき、見る見るうちにサラサラと音を立てて雪が積もるのを実感しました。

関東のボタン雪では積もるときに音はしませんが、寒いところで降る雪は固いのでしょうね、音がするんですね。


その長女も、明日が44歳の誕生日です。

自分の子どもが44歳って・・・逆に自分の歳を感じますね。

では・・・(@^^)/~~~








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冬らしい寒さに・・・

2020年12月16日 | 徒然なるままに
予報通り・・・寒くなりましたね。

用水路が凍っていました。初氷です。


霜も


富士山・・・朝日を受けています。

雲がかかっていますね。

アオサギ


陽を受けて




スズメ


登校風景


日の出前の寒い朝・・・野鳥も姿を見せてくれないので寂しい写真となりました。m(_ _)m


コロナが収まりそうもありませんね・・・

連日、最多を更新する自治体が出ています。

Googleが感染者数の予測のサイトを開設していますが・・・

それによると、東京都では来月9日に1,000人を超えるとなっています。

ただ、今日16日の予測値は560人でしたが、実際には678人と、はるかに多い人数でした。

ことによると年内に1,000人を超えてしまうかもしれませんね。


正月に家族が集まっての新年会も、今年は自粛することになりました。

夏休みにも来なかったので、まるまる一年、会わないことになりそうです。

リモート新年会でもするしかないですね。

では・・・(@^^)/~~~





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今日も曇り

2020年12月13日 | 徒然なるままに
今日も雲の多い朝となりました。

日の出前


陽が昇りましたが・・・雲で隠れています。


山茶花


アオサギ


昨日、群れで見ないと書いたんですが・・・群れてました。ツグミ


調整池のカルガモ

昨日の万葉集の続き・・・

カモを詠んだ歌は、万葉集には長歌も入れると30首を超える数になります。

身近な鳥だったんでしょうね。

池や葦と共に詠まれています。

「埼玉(さきたま)の、小埼(をさき)の沼に、鴨(かも)ぞ、羽(はね)霧(き)る、おのが尾に、降り置ける霜を、掃(はら)ふとにあらし」

埼玉(さきたま)の小埼(をさき)の沼の鴨(かも)が、羽ばたいて水を飛ばしています。ああ、あれは、羽に降り積もった霜を払い落としているのですね。

「小埼(をさき)の沼」は、今の埼玉県行田市埼玉(さきたま)のさきたま古墳群の近くといわれています。

「百(もも)伝ふ、磐余(いわれ)の池に鳴く鴨を、今日のみ見てや、雲(くも)隠(かく)りなむ」
( 磐余(いわれ)の池に鳴く鴨を見ることも今日までか。私は、もう死ななくてはならないのだ。)

作者は天武天皇の皇子 大津皇子(おおつのみこ)です。

朱鳥(あけみとり)元年(686)に、天武天皇が亡くなった後、謀反を計画したという疑いで捕らえられ、翌日には自害させられました。自害する直前に詠んだ歌です。

この時、24歳の若い皇子でした。

大津皇子は万葉集には4首載っていますが、内2首は石川娘女(いしかわのいらつめ)に贈った歌ですが・・・

万葉の貴族のおおらかさというか、あけぴろっげというか・・・と思う歌があります。

「大船(おほぶね)の、津守(つもり)が占(うら)に、告(の)らむとは、まさしに知りて、我がふたり寝し」
( 津守(つもり)なんかの占いに出るだろうとは知ってて、二人で寝たんだ。)

この歌の題詞によると、石川女郎(いしかわのいらつめ)とひそかに関係を結んだときに、

そのことを津守連通(つもりのむらじとおる)が占いで示したので、詠んだと記されています。


もう一首は、

「 あしひきの、山のしづくに、妹(いも)待つと、我れ立ち濡れぬ、山のしづくに」
( 山であなたを待っていると、立ち濡れてしまいましたよ、山のしづくで。)

これに、石川娘女が返事の歌を詠んでいます。

「我(あ)を待つと、君が濡れけむ、あしひきの、山のしづくに、ならましものを」
(わたくしを待っていてあなたが濡れた、山のしづくになれたらいいのに。)

なんか・・・若さが出ている歌ですね。

スズメ


曇りなので映えませんね。


うん!?・・・

てんとう虫ですね・・・

高台橋・・・本当に久しぶりにカワセミに会いました。


カラスウリ


冬木立


「冬木立はねをすぼめてうつる鳥」 (中勘助)

明日から寒くなるようですね・・・

では・・・(@^^)/~~~
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今日は曇り・・・写真も寂しいです。

2020年12月12日 | 徒然なるままに
今日は曇り・・・


西には少し青空・・・モズです。


アオサギ・・・若い子みたいですね。


ダイサギ


ツグミ

冬、シベリアから越冬のためにわたってきます。

群れで渡ってくるんですが・・・暖冬なんでしょうかね、まだ数が少なめです。

万葉集には、多くの鳥の歌が詠まれていますが、ツグミという名では登場しません。

模様が虎の斑点ににたトラツグミが鵺鳥(ぬえどり)という名で詠まれています。

その鳴き声が口笛のような、「ヒョー、ヒョー」という悲しげな声なので、

それを受けた歌が数首あります。以下はいずれも柿本人麻呂が詠んでいます。

原文:久方之 天漢原丹 奴延鳥之 裏歎座都 乏諸手丹(柿本人麻呂)
詠み:久方(ひさかた)の 天の川原に ぬえ鳥の うら歎(な)げましつ すべなきまでに

意味:天の川原にぬえ鳥のように嘆いていました。どうしようもないほどまでに。

天の川原で嘆いているのは・・・織女ですね。

もう一首

吉哉 雖不直 奴延鳥 浦嘆居 告子鴨
よしゑやし、直(ただ)ならずとも、ぬえ鳥の、うら嘆(な)げ居(を)りと、告(つ)げむ子(こ)もがも

直(じか)に逢えなくてもいいですけど、「ひっそりと泣いているよ」とあの人に伝えてくれる子がいて欲しいです。

この歌のぬえ鳥は「うら嘆(な)げ」を導く枕詞(まくらことば)なので、ぬえ鳥を歌った歌ではありませんね。

長歌もあるんですが・・・本当に長いので止めておきます。

ムクドリ


蓮池に行ってみました。

枯蓮(かれはす)です。
「枯蓮の茎みな天に祈りつゝ」 ( 横山白虹)

その姿から、蓮の骨とも詠んでいます。

「蓮の骨哀れは美女の屍かな」 (服部嵐雪)

服部嵐雪は江戸時代前期の俳諧師、松尾芭蕉の弟子。特に優れた10人の弟子を蕉門の十哲と呼び、そのうちの一人です。

訪れる人もいない展望デッキにダイサギが羽を休めていました。


冬とは思えぬ暖かさですが・・・来週からは寒くなるとか・・・冬鳥の姿が増えるでしょうかね。

では・・・(@^^)/~~~
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三日ぶりの晴れ

2020年12月11日 | 徒然なるままに
ようやく青空の下での散歩になりました。

ダイサギ


小魚を獲ったみたい


今日はアオサギでなくて、ノスリです。


カワセミ・・・ここの所、顔を見せてくれた子ではなくて、もう一羽の子


カルガモ


陽が昇り、気温が上がっているのでしょう、川霧で霞んでいます。


スズメ・・・ピントが合ってません。m(__)m


ジョウビタキ


葛の葉・・・小さな秋ですね

毎年

高台橋・・・アオサギとダイサギのツーショット


陽を受けて


ジョウビタキの男の子・・・ピントが合ってません。

毎年見事な紅葉を見せてくれる散歩コースのモミジ・・・伐採されてしまい、今年は紅葉を見ることができませんでした。
我が家のモミジは若くて・・・樹形も紅葉も今一つなんですよね・・・

カシラダカ


モズ


柚子


山茶花




お隣の柿の木・・・わずかに残った実を食べていました。


我が家のジューンベリーに・・・ジョウビタキの女の子、かなり近づいているんですが、逃げません。

可愛い顔をしてますね。

おまけは、曇りの時の写真




今日は写真だけで・・・

では・・・(@^^)/~~~





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