今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

今日は寒いくらいでした・・・

2022年08月30日 | 徒然なるままに
今朝は厚い雲が空を覆う曇り・・・風も冷たいくらいでした。葦の花越しにその空を・・・


この葦の花言葉・・・音楽・不謹慎・後悔・神の信頼

ちょっと不思議な組み合わせですが、元は、イソップ物語にもある「王様の耳はロバの耳」なんですね。

大元はギリシャ神話

太陽神アポロンと牧神パーンがどちらの音楽が優れているかを競うことになりました。
アポロンは竪琴、パーンはアシの笛を演奏し、審判は山の神トモロスに委ねられました。その結果、軍配はアポロンにあがりました。
ところが・・・
なんとミダス王がパーンのアシ笛の方が素朴で良いと訴えたのでした。
怒ったアポロンは「音楽も分からないような耳はいらない」とミダス王の耳をロバの耳に変えてしまったのです。
それ以来・・・ミダス王はいつも頭巾を被って耳を隠していました。ロバの耳のことを知っているのは理髪店の店主だけで、彼には秘密を守るよう命じていました
しかし、秘密を守ることが我慢できなくなった店主は、野原に穴を掘って大声で秘密を叫び、その後に穴を埋めてスッキリとしました。
ところが、その穴の場所からアシが生えてきて、風が吹くとザワザワと、ミダス王の秘密を囁くのでした。

オオサマノミミハロバノミミ・・・オオサマノミミハロバノミミ・・・オオサマノミミハロバノミミ・・・

皆にロバの耳のことが知られてしまうと、王様は「この大きな耳はみんなの意見をよく聞くためにある」と正直に話しました。
また王様は秘密を叫んだ床屋を殺そうとしましたが、アポロンも自分を殺さなかったのだからと、王様も床屋を許してあげます。
アポロンはそれを見て、「お前のその寛大な心に感銘を受けた。お前の耳を元に戻してやろう」と王様の耳がもとに戻りました。

床屋が秘密を叫ぶのは井戸で、その井戸が国中につながっていて、井戸から聞こえて話が広がるとか、いろいろパターンがあるようですね。

ギリシャ神話ですが・・・ミダス王は古代アナトリア(現在のトルコ)にあったフリギア王国の王様でした。

ギリシャの勢力がいかに広かったかわかる話です。


ヘクソカズラ

「ヘクソカズラ」が和名かと思っていたら、実は違いました。

今の標準和名は「ヤイトバナ」のようです。

どうも、標準和名は学界などの総意で変更することはあるようで、品のない可哀そうな名前だからと変更を希望した人がいたようですね。

ヤイトも聞きなれない言葉ですが、漢字で書くと「灸」、「や(焼)きと(処)」がなまった言葉です。

花をふせた形をお灸のもぐさに、 花の内側の赤紫色をその火に見たてたことからきています。


この花、あの万葉集にも「屎葛(くそかづら)」という名で一首だけ登場します。

「さう莢(けふ)に、延(は)ひおほとれる屎葛(くそかずら)、絶ゆることなく宮仕へせむ」
(さう莢(けふ)にまとわりついて生い茂っている屎葛(くそかずら)のように、強くたくましく、いつまでも宮仕えをしたいものです。)

酒宴の座興で、さう莢、屎葛、官仕の3語を示されて詠んだものといわれます。

「さう莢(けふ)」はジャケツイバラのことです。




あれ!?昨日収穫したようです。


ここももうすぐでしょうか?


ダイサギ


ルコウソウ


一段と赤くなりました。


ケイトウ


ニラ?


キバナコスモス


コスモス







サフランモドキかな?


アメリカフヨウ


以前はぶどう棚だんですが・・・カボチャ棚になってました。


カラスウリ


晩稲は今が開花の時です。




台風11号の進路が気になります。

明後日、9月1日は二百十日です。

過去の経験からでしょう、稲が開花する重要な時期で、台風などの災害が多い厄日として、この日を恐れ・警戒し、風を鎮める祭りを行って収穫の無事を祈るようになりました。

よく知られたお祭りに、富山市八尾町で行われる風祭り、越中八尾「おわら風の盆」がありますね。

今年も、9月1日から3日まで行われます。

坂の町・八尾の古い街並みに哀愁をおびた胡弓の音色が響き、「越中おわら節」にのせて、編み笠をかぶった男女が踊り歩く姿は何とも言えない風情があります。


では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~











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久しぶりに青空が見える散歩でしたが・・・

2022年08月29日 | 徒然なるままに
予報では晴れは今日だけ、今週は雲の多い週のようですね。




東と南は青空が見えるんですが・・・北側は雲が多め


ハグロトンボ・・・手前が男の子


収穫間近






キチョウ

正確にはキタキチョウ

古い図鑑は単にキチョウと書いてる場合がありますが・・・

この蝶々は本州から南西諸島にまで広く分布していて、すべて同じ種として「キチョウ」と呼ばれていました。

見た目は同じでしたが、詳細に調べると、2つのタイプがあり、本州から南西諸島まで分布するタイプと、南西諸島にのみ分布するタイプがあることが分かりました。

その為、この研究結果が発表された、2005年以降は、南西諸島にのみ分布する蝶を「キチョウ(あるいはミナミキチョウ)」とし、

本州から南西諸島に広く分布する蝶を「キタキチョウ」とし、日本産の蝶が1種増えたことになりました。

ケイトウ




原産地は、熱帯アジアおよびアフリカなど、日本には中国を経由して、奈良時代頃に伝来したとされています。

万葉集には、「カラアイ(韓藍)」の名で登場します。

韓藍(からあい)は、韓(から:古代の朝鮮、中国)から来た藍(あい)からその名がつけられたと考えられています。

ちなみに、藍(あい)には赤い花のものもあります。

万葉集には、4首詠まれています。

「恋(こ)ふる日の 日(け)長くしあれば 我が園の 韓藍(からあゐ)の花の 色に出でにけり」

(あなたに恋する日々が長く続いたものだから、私の庭の韓藍(からあゐ)の花のように、顔色にでてしまいました。)

こんなに赤かったら・・・すぐにわかってしまいますね。

柿が少し色付きました。


カクトラノオ

観葉植物のトラノオに対して、ハナトラノオとも呼ばれてんすね。

タマスダレ

まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することから、レインリリーの別名も・・・

朝顔


キバナコスモス


コスモス


ダイサギ


ノウゼンカズラ


収穫を終えました・・・


幸水は終わったので・・・豊水でしょうかね。


今日から新学期です。

以前は8月いっぱいが夏休みだったんですが、今は違うんですね。

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~








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曇天が続きますね・・・

2022年08月26日 | 徒然なるままに
なかなか青空を見ることができません・・・


定位置





キバナコスモス




ダイサギ


早稲は8月下旬には収穫ですので、そろそろですね。


晩稲はようやく開花です。

こちらは10月下旬ごろの収穫、まだまだ先です。

キチョウ


ツユクサ


マツヨイグサ


カリンの実


アメリカフヨウ


ユリですが・・・品種は??


今日は写真だけで・・・m(__)m

今日の続きは、また明日(^^)/~~~
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今日は暑い!!

2022年08月24日 | 徒然なるままに
曇りなのに・・・蒸し暑くて、かなり過酷な散歩になってしまいました。



シオカラトンボ


トラノオ


ダイサギ


さぁーかかってこい!!

アメリカザリガニと、わざわざ国名をつけているので、日本に固有種がいるかと思って調べたらWikiにありました。

ニホンザリガニ(ザリガニ)
日本の固有種で、北海道と北東北にのみ住む。秋田県・大館市にある生息地が、国の天然記念物に指定されている。
かつては北日本の山地の川に多く分布していたが、現在は北海道、青森県、岩手県及び秋田県の1道3県に少数が分布するのみである。

という事で、今はこのアメリカザリガニの天下ですね。

このアメリカザリガニ、元々は鎌倉で養殖していたウシガエルのえさ用として1927年(昭和2年)に20匹輸入されたのが始まり。

その後、ウシガエルの養殖池から逃げ出した個体が1960年頃には九州まで分布域を広げました。

ウシガエルも養殖池から逃げたり、故意に捨てられたりして、結果アメリカザリガニ同様に全国に分布しています。

先日、新聞に実はおいしいアメリカザリガニというのが載ってましたが、アメリカや中国では美味として人気があるようですが・・・

ウシガエルと同様、食べる気はちょっとなりませんね。

ザリガニの語源には、いざるように移動するところから「ヰザリガニ」と呼ばれ、「ヰ(イ)」が脱落して「ザリガニ」になったとする説と
ザリガニは移動する時に後退するため、「しさる・しざる(退る)」の名詞形「シザリ」から「シザリガニ」と呼ばれ、「シ」が脱落して「ザリガニ」になったとする説があります。
後者の説がやや有力だそうです。



カルガモ


ダイサギ


稲の露


雲の切れ間から太陽が・・・

この中にダイサギとかアオサギが飛んでいると、絵になるんですけどね・・・そんな都合よくは飛んでくれませんね。

ダイサギ


ヒマワリ


ムクゲ


この間の猫ですね。

胡散臭そうに見られました。

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~
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吹く風は涼しいんですけどね・・・

2022年08月23日 | 徒然なるままに
たまに吹く風は涼しいんですが・・・蒸し暑く、また修行の散歩に逆戻り・・・

定位置にいました・・・カワウ

今日は一人でした。

ルコウソウ


昨日カワセミをみた用水路、今日はアオサギとカルガモ


田んぼからの排水を受ける排水路なので・・・養分が豊富なんでしょうかね。


うん?


今度は田んぼ


ムクゲでしょうか。


シオカラトンボ


稲の露


秋の田村草みたいなんですが・・・


うん??・・・スズメバチみたいですね。



人家に巣をつくった時は、市が駆除してくれますが・・・

朝顔


ハグロトンボの女の子


こちらは男の子


今日は写真だけで・・・m(__)m

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~

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明日は二十四節気の処暑

2022年08月22日 | 徒然なるままに
処暑(しょしょ)
暑さがおさまるという意味で、日中は暑いものの、朝晩の涼しさに初秋の息遣いを感じる頃です。

夏休みも今週いっぱいで終わり、子供たちも朝晩の涼しさに夏の終わり感じているかもしれませんね。

修行のようだった散歩もそろそろ終わり、少しは快適になりそうです。

今朝は曇り


マツヨイグサ


思わぬところで・・・カワセミ


百日草・・・止まっているセセリチョウは、イチモンジセセリ


カルガモ







アリストロメリアかな?


ルドベキア別名マツカサギク


シオカラトンボ


ダルマガエル


キジ


メスもいました。


子ども達は道路を隔てた田んぼにいました。



みんな同じ感じですが、一番手前が男の子みたいですね。

ツユクサ


ハグロトンボ


カルガモ


暦の上では秋ですが、体感は夏の終わり「晩夏」。

陽の光も心なしか肌に優しく感じます。

散歩で見る緑も、どこか色褪せて見えますね。

そういえば、葦の茂みで盛んにうるさく鳴いていたヨシキリもいつしか姿を消しました。

秋が近づいているんですね。

「庭のものみな丈高く晩夏かな」 (五十嵐八重子)

ちなみに陰暦では4月から6月が夏なので、晩夏は6月の異称でもあります。


では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~











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今日は薄曇り

2022年08月20日 | 徒然なるままに
昨日の早起きの反動でしょうか、今日は寝坊・・・

薄曇りのおかげで日差しが弱く、風も涼しかったので助かりました。


ヘクソカズラ

葉や茎を傷つけるとオナラようなにおいがすることからの命名のようですが・・・

漢字で書くと屁屎葛・・・ちょっとかわいそうですね。

この花を水に浮かべると早乙女の笠に見えることからサオトメバナ(早乙女花)という可愛い別名があります。

ちなみに花には悪臭はありません。

アオサギ


ダイサギ




キョウチクトウ


ガマ


ダイサギ




イトトンボ


アオモンイトトンボかな?

緑の蛍光色がきれいです。

セセリチョウ・・・名前はギンイチモンジセセリ

綴じた羽は黄褐色地に銀白色の筋が入っていることからの命名ですが、ちょっとかっこいい名前ですね。

もう、子供たちは巣立ったんでしょうね・・・単独でいるのが増えました。


ダイサギ


調整池


モンシロチョウ


アオサギ


収穫間近


今日も写真だけで・・・m(__)m

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~



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爽やかな晴れ!!

2022年08月19日 | 徒然なるままに
今日は早起きして早朝散歩・・・吹く風は涼しくて気持ちの良い散歩です。

とっ、云っても後半は日差しもあって、ちょっと・・・暑かったかな。

浮かぶ雲は秋を思わせます。




カワウ・・・この電線と電柱が定位置



二羽でいるのでつがいなんでしょうが・・・雌雄が分かりません。



「ハチス」がなまって「ハス」となったのが通説ですが、花托の姿は確かにハチの巣ですね。

この蓮の実、甘みがあって生でも食べられるそうで、日本では精進料理に出るぐらいであまりなじみがありませんが、

中国や東南アジアではかき氷のトッピングやお汁粉に使われるそうです。

晩秋、この実が熟すと勢いよく穴から飛び出します。

「蓮の実のはじけ飛んだる空の色」 (満田玲子)

ちなみに種が顔を出している花托の穴・・・水中で呼吸ができない根まで続いています。

サルスベリ


キバナコスモス




ゴマ


ムギワラトンボ


ハグロトンボ


羽化したばかりのアブラゼミ・・・羽の翡翠色がきれいですね。




色付いてきましたね・・・





朝顔


ノウゼンカズラ


下弦の月です。


キョウチクトウ


カラスウリ・・・早い時間だったので、まだ閉じてません。


サルスベリ


おまけは我が家から・・・

アブラゼミの天国のようで、何匹もいます。




朝顔


今日は写真だけで・・・m(__)m

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~

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今日は猛暑!?

2022年08月16日 | 徒然なるままに
予報では、ここは最高気温37度です。

日照りの朝曇りの通り、曇り・・・




陽が差さない分、助かりました。

いつも後姿ですが・・・





ダイサギ


キバナコスモス


ミントにチャバネセセリかな?


千日紅


トラノオかな?


ダイサギ


青柿

だいぶ大きくなりました。

「青柿の下にやさしい顔あつまる」 (加藤青女)

朝顔


いつもなら、すぐ逃げるんですが


尻尾の縞模様がかわいい!!


タカサゴユリ、家に着くころには青空・・・暑くなりそうです。


日本はユリの宝庫ですが、このユリは台湾原産

ユリは欧米では特に好まれ、日本のユリを外国に紹介したのは
 江戸末期に来たシーボルトですが、持ち帰ったユリの球根が、
 ロンドンでは 高値で競売されたという逸話があります。

日本のユリが欧米で人気となったのは、明治6年(1873年)にオーストリアのウィーンで開かれた万国博覧会に日本のユリが出品されて以後のことと言われています。

幕末に結んだ不平等条約の改定をするために明治42年(1909年)5月に農務局が作成した「園芸農産物の関税に関する調査」にユリ根のデータがありました。

それによると明治41年(1908年)に輸出されたユリ根の数は約1200万個、金額にして45万円近く(現在の4億5千万程度)でした。

また、国別の輸出統計からは、そのほとんどが欧米諸国に運ばれたこと、特にイギリスとアメリカ合衆国への輸出が抜きん出ていたことがわかります 。

ちなみに、神戸港のデータですが、この年の輸出品のトップ10は・・

銅(塊・錠)    11,752(千円)
綿織糸       10,956(千円)
燐寸        6,935(千円)
花莚        5,741(千円)
玄米・精米     3,361(千円)
汽船・帆船     6,198(千円)
真田(麦稈製)   3,175(千円)
肌衣(綿メリヤス製)  2,705(千円)
磁器・陶器     2,290(千円)
樟脳        2,063(千円)
総額       84,115(千円)

です。今から100年以上昔、ずいぶん様子が異なります。

ついでに
輸入も・・・
繰綿      58,508
豆糟      6,598
硫酸安母紐謨  5,644
米       5,401
石油      4,929
紡績機     4,406
生金巾     3,880
鉄條・竿    3,234
羊毛      3,262
大豆      3,218
総額    191,081

でした。

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~







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一週間のご無沙汰でしたが・・・

2022年08月15日 | 徒然なるままに
相変わらず被写体不足・・・毎回同じような写真が並びますが・・・m(__)m

今朝は曇り




稲穂が垂れてきました。香ばしい香りがします。


田んぼ脇の用水路・・・カルガモの家族です。




シオカラトンボとムギワラトンボ


その下にシオカラトンボ


ガマの穂がだいぶ大きくなりました。




これもカルガモの家族


ゴイサギ


調整池、カワセミがいました。


アブラゼミ


ムクゲ


我が家の庭から

ナミアゲハ


アブラゼミ


ここにも


空蝉


この空蝉、語源は「うつしおみ(現臣)」が「うつそみ」になり、さらに「うつせみ」に変わった語で、

この世に生きている人、現世の意味でした。

万葉集では、この意味で「空蝉」、「虚蝉」という漢字があてられて40首以上詠まれています。

「原文: 虚蝉之 代者無常跡 知物乎 秋風寒 思努妣都流可聞」

「よみ: うつせみの、世は常なしと、知るものを、秋風寒(さむ)み、偲(おも)ひつるかも」

(意味: この世ははかないものと知ってはいますが、秋風が寒く、(妻のことを)思い出します。)

大伴家持(おおとものやかもち)が妻を亡くした一か月後に詠んだ歌です。

題詞に「月がかわった後に、秋風を悲しんで家持が作った歌」とあります。

もう一首

「原文: 空蝉之 命乎惜美 浪尓所濕 伊良虞能嶋之 玉藻苅食」

「うつせみの、命を惜しみ、波に濡(ぬ)れ、伊良虞(いらご)の島の、玉藻(たまも)刈(か)り食(は)む」

(意味: 命惜しさに、波に濡れながら、伊良虞(いらご)の島の藻をとって食べるのです)

天武天皇によって「罪あり、因幡に流した」と日本書紀に記されている、麻続(をみの)の王(おほきみ)を詠んだ歌です。

日本書紀では因幡とありますが、『万葉集』巻第一では伊勢国の伊良虜の島に流罪されたとありますので、実際のところは不明です。

万葉集のあと、古今集では蝉の抜け殻の意味でも詠われるようになっています。

「空蝉の 殻は木ごとに とどむれど 魂のゆくへを 見ぬぞかなしき」

(蝉の殻は木ごとに残っているけれど、魂の行方がわからないのが哀しい)

地上での生活は数日から一週間程度、地中での長い年数を想えば、いかにも軽く短い命です。

空蝉を手に取った時のその軽さも、命の空しさや儚さを覚えます。

「掌の中に空蝉爪を立つる軽さ」 (原田種茅)

そういえば、今日はお盆

「父の忌の空蝉母の忌の螢」 (齋藤愼爾)

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~


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秋とはいえ、酷暑の日々が・・・

2022年08月08日 | 徒然なるままに
残暑というには、ちょっと暑すぎますね。

今日は最高気温35℃の予報、明日は36℃ですって・・・

6時前にスタートしたんですが・・・暑かった・・・



マツヨイグサ


この花、竹下夢二が詠んだ「宵待草」の詩に曲が付けられ広く歌われた為、正式名の待宵草より宵待草のが知られていますね。

その歌詞

「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな

 暮れて河原に星一つ 宵待草の花が散る 更けては風も泣くそうな」

ですが、二番は夢二ではなく、西條八十が作詞しています。

確かに「マツヨイグサ」より「ヨイマチグサ」のが語呂も響きもいいですが・・・

夢二が意識して、書き換えたんでしょうかね。


この花、月見草とも呼ばれます。本当の月見草は白色の小花なんですが、

太宰治が「富嶽百景」の中で「富士には月見草が良く似合う」と書いた花が、

作品中に「黄金色の月見草」と色が書かれ、富士山と対峙する姿として、

「金剛力草とでも言ひたいくらゐ、けなげにすつくと立ってゐた」とありますので、

背の高い大待宵草と考えられています。

月見草といえば、この「富士には・・・」のフレーズが思い出させるほどですが・・・



夜、月が出るの待って咲き、日の出とともに萎む姿からすれば、

ロマンチックな「宵待草」や「月見草」のが良いのかもしれませんね。

「月見草 花のしおれし 原行けば 日のなきがらを 踏む心地す」(与謝野晶子)


「汝と我の間の月見草開く」(上野泰)

稲の露の光芒


サルスベリ

漢字では百日紅と書きますが、その字の通り、長く咲いてます。

中国原産、木肌が滑らかで、猿でも滑り落ちそうという事からの命名とか・・・

幹をさすると枝葉が一緒に動くので「くすぐりの木」という別名も・・・

手のひらで優しく幹をさすってみてはいかがでしょう・・・くすぐったいと揺れるかも。

ガマの穂


ダイサギ


カルガモ・・・近づいても飛び立ちません。若鳥でまだ飛べないんでしょうか。


調整池・・・カワセミはいなくて、アオサギでした。


シオカラトンボ・・・写真には撮れてませんが、赤とんぼが姿を見せています。


我が家の庭から




アブラゼミの鳴き声・・・暑さが増しますね。

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~









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明日は立秋

2022年08月06日 | 徒然なるままに
早いもので、明日は立秋・・・暦の上では秋ですね。

月曜日からの暑さは残暑ですが・・・また厳しい暑さが戻ってきそうですね。

今朝は曇り




カルガモ・・・一番後ろにいるのがお母さんみたいですね。


蓮・・・このお宅の蓮、鉢植えなんです。鉢がいくつもあり日替わりで咲いてます。




穂が大きくなってきました。


昼顔


調整池・・・遠くですが、カワセミ


浮草の中にダルマガエル「浮草を押しながら蛭泳ぎをり」 (高野素十)

この浮草、除草剤を使っていない田んぼの証拠

田んぼ一面を覆い尽くしていますが・・・功罪半ば

光を遮ることで、他の雑草(コナギやホタルイなど)の生育を抑制したり、光合成で酸素を供給してくれる半面、

高温続きなので今は問題ないかもしれませんが、田んぼの水温が上がらないという問題も・・・

「浮草にのつて流るゝ蛙かな」 (正岡子規)

グラジオラス


朝顔





烏瓜


我が家の庭から・・・

空蝉

「草のぼりつめ空蝉となりゐたり」 (藤崎久を)

ハグロトンボ


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今日も酷暑

2022年08月02日 | 徒然なるままに
午後には40度越えかもっていう予報。

朝から暑い、その上、今日は日差しがあって・・・修行のような散歩です。

「刑罰の一種ならむか油照り」 (相生垣瓜人)



道路からは、陽を受けて熱気が上がってきます。

風もなく、どんよりとした薄曇り、湿度も高く蒸し暑い状態を「油照り」って言いますね。

名前からして暑そうですが・・・これにアブラゼミの「じいじい」という鳴き声、一段と暑さが増します。

「老人の息詰まらする油照」 (大野林火)

東側も、夏空


見事なサルスベリ


昼顔


アオサギとダイサギ、右側のアオサギは若鳥みたいですね。


左側を気にしています。




草むらに・・・胸の模様と目の色からすると、オオタカ?ハヤブサかな

身を隠すようにしています。若鳥をねらっているんでしょうか。

以前オオタカがダイサギを襲ったシーンに出合ったことがあるので、若鳥でなく親も狙っているかもしれません。

オオタカには申し訳ありませんが、サギ達の無事を祈って、この場を去りました。

今日は子供たちは田んぼの中のようですね。親は畦でのんびりです。


アオサギ


今日もいました。カワセミ



朝の水やりで外に出ましたが・・・日差しが痛い。

今日も家の中で静かにしているしかありませんね。

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日照りの朝曇り・・・

2022年08月01日 | 徒然なるままに
今日も酷暑の予報・・・早めの散歩スタートです。

日照りの朝曇りでしょうか・・・


東の空は、朝焼け?


早稲は穂が出そろいました。


ちょっとシュールな案山子


烏瓜


サルスベリ





ガマの穂


今日も親は橋の上で子供たちを見守っています。


こちらも親子のようですね。


ダイサギ


ワルナスビ


ハイビスカス


家に着いたら、すっかり夏空


おまけは我が家の庭から・・・
空蝉


ニイニイゼミ


シオカラトンボ


アブラゼミ




ヒマワリ


ツマグロヒョウモンの男の子


いや~本当に暑いですね。わが市は38度ですって・・・

体温より高いんですから・・・ぬるいお風呂に入っているようなもんです。

家で静かにしてるしかありませんね。

では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~
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