今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

今日は小晦日(こつごもり)

2020年12月30日 | 徒然なるままに
朝方は雨との予報だったのですが・・・大丈夫そうなので、短い散歩・・・プチ朝焼け


ここのところ、出会うのはアオサギとダイサギばかり・・・




新幹線


シジュウカラ


またアオサギ


ダイサギです。怒ってますね


またまたアオサギ


このお宅の門飾り


11月には、こんな感じでした。



今日、30日は小晦日(こつごもり)、31日は大晦日(おおつごもり)です。

晦日は「みそか」とも読みますが、個人的には「つごもり」のが情緒がある感じで好きです。

みそかは太陰暦(旧暦)の月末の意味で、もともとは三十日と書きます。

十日(とおか)、二十日(はつか)、三十日(みそか)の「みそか」ですね。

「晦」は月が隠れるという意味の漢字ですが、
太陰暦では毎月15日に満月となって月末には月が見えなくなるためこの字を当てました。

そして、月が隠れて見えなくなるので、月が籠る→月籠り(つきごもり)→つごもりと呼ぶようになったと考えられてます。
(wikiでは「月隠り(つきごもり)」の漢字をあてていますので、「籠り」は違うかもしれません)

(言語学的には、月は「つき」ではなくて、古い呼び方の「つく」で「つくごもり」が変化したと考えるようですが・・・)


小つごもりはあまり知られていませんが、大つごもりは樋口一葉の短編があるためでしょうか、よく使われますね。

18歳の奉公人が、奉公先から伯父の為にお金を借りる了解をもらっていたのに、
いろいろあって、貸してもらえず、思い余って大晦日に奉公先の引き出しから2円のお金を盗んでしまいます。
その夜、大勘定(大晦日の有り金を全て封印すること)が行われ、盗んだことが露見しそうになりますが・・・


この短編、発表は1894年(明治27年)でした、今から126年も前なんですね。

樋口一葉の貧困生活の体験からの作品といわれていますが・・・

コロナ過で海外からきた技術研修生が窃盗をしたり、契約社員が雇止めで路上生活をよぎなくされたりというニュースを聞くと、

明治の頃と変わっていなような気がしますね。

「春や来し年や行きけん小晦日」 (芭蕉)

「家中のふたり働く小つごもり」 (黒田杏子)

では・・・(@^^)/~~~

コメント
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