雲一つない快晴!!とはなりませんが・・・晴れ!!
台風一過の秋空とはならずに・・・まだまだ暑い日が続きそうですね。
モズの「高鳴き」でしょうか・・・よく通る甲高い鳴き声です。
モズは秋から冬にかけて一羽だけで縄張りを持ちます。
そのため秋の初めには雄雌を問わず激しい縄張り争いをして縄張りを勝ち取ります。
この「高鳴き」で自分の縄張りを宣言します。
この縄張りに侵入者がいれば、また戦います。
こうして秋の終わり11月には縄張り争いは終わり、一羽きりの冬を迎えます。
そして、越冬したモズは、2月ごろから、この縄張りで繁殖し4月頃まで子育てをします。
「モズの高啼き七十五日」といい、モズの高鳴きを初めて聞いてから75日目に霜が降りだすとして、農作業の目安にしている地域もあります。
現在は観測記録が無いのですが、過去の記録では30日から60日ぐらいで初霜の観測があるようです。
「百舌鳥のさけぶやその葉のちるや」( 種田山頭火)
たんぼの様子
黄金色ですね・・・
陽のひかりは、まだ夏です。
失敗作ですが・・・
ナミアゲハ
キチョウ
おまけ
これは、今日ではありませんが・・・
明日、9月9日は重陽の節句ですね。
陰陽道では奇数が陽の数字で、その極である9が重なることから「重陽」と呼びます。
菊の節句とも呼びますが、昔は旧暦でしたので、ちょうど菊の盛りですが、新暦ではちょっと早いですね。
ちなみに、旧暦の9月9日は、来月10月25日です。
平安の時代、宮中では菊を飾って鑑賞したり、盃に菊の花を浮かべてお酒を飲み、
詩歌を詠み合ったりと雅に過ごしたといいます。
『源氏物語』で有名な紫式部は、自らの歌集『紫式部集』にこんな歌を詠んでいます。
「菊の花 若ゆばかりに袖ふれて 花のあるじに 千代はゆづらむ」
平安時代には重陽の節句の前日の9月8日に菊の花を真綿でおおって菊の香を移し、その翌日の朝に露に湿ったこの真綿で顔にあてて、若さと健康を保とうとする行事がありました。
これを「菊の着せ綿」といいます。
この歌は、
紫式部が藤原道長の奥方から菊の着せ綿を贈られて感激して詠んだといわれています。
当時綿は大変高価なものでした。
紫式部は道長の娘・彰子に仕えていて贈られたのでしょうが、自分には身分不相応と遠慮して、
「(着せ綿の菊の露で身を拭えば、千年も寿命が延びるということですが、)私は若返る程度にちょっと袖を触れさせていただき、千年の寿命は、花の持ち主であられるあなた様にお譲り申しましょう。」
と、その着せ綿を丁寧にお返ししようとしたとのことです。
う~ん・・・紫式部の思慮深さがしのばれる歌ですね。
雅ですね。
では・・・(@^^)/~~~