夜中に雨が降ったようですが、朝は晴天!!
富士山も綺麗に見えました。
調整池
ひっつき虫
正式名は多分、タウコギ・・・センダングサ類です。
これ、小さくて先端の棘がしっかり絡まって、取るのはオナモミより苦労します。
ススキ
ダイサギ
柿
この間、光芒を撮ろうとした柿、今回はちゃんと撮れました。
カルガモとダイサギのツーショット
オオタカかノスリがいるんでしょうか、小鳥の姿が見えませんでした。
朝晩はかなり寒くなりましたので、そろそろ、冬鳥のカシラダカやホオジロが姿を見せるころなんですが・・・
被写体不足で寂しいです。
80年前の1942年の今日、詩人・歌人の北原白秋が亡くなった日です。
童謡を数多く作詞してますよね。
良く知られた歌としては・・・
ゆりかごのうた(ゆりかごの歌を かなりやがうたうよ ねんねこ ねんねこ ねんねこよ・・・)
この道(この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる・・・)
あめふり(あめあめふれふれ かあさんが じゃのめでおむかい うれしいな・・・)
雨(雨がふります 雨がふる 遊びにゆきたし 傘はなし 紅緒の木履も 緒が切れた・・・)
城ヶ島の雨 (雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休鼠の 雨がふる・・・)
ちんちん千鳥 (ちんちん千鳥の 啼(な)く夜(よ)さは 啼く夜さは・・・)
赤い鳥小鳥(赤い鳥 小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べた・・・)
待ちぼうけ(待ちぼうけ 待ちぼうけ ある日せっせと 野良稼ぎ・・・)
すかんぽの咲く頃(土手のすかんぽ ジャワ更紗 夏が来た来た ドレミファソ・・・)
あわて床屋(春は 早うから 川辺の葦(あし)に カニが店出し 床屋でござる チョッキン チョッキン チョッキンナ)
ペチカ(雪の降る夜は 楽しいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ 昔 昔よ 燃えろよペチカ・・・)
ちゃっきり節(唄はちゃっきり節 男は次郎長 花はたちばな 夏はたちばな 茶のかおり・・・)
砂山(海は荒海 向こうは佐渡よ)
からたちの花(からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ)
他にもありますが・・・
童謡の作詞家のイメージがありますが、実は軍歌、戦時歌謡の選考をしたり、作詞をしたりしています。
『白秋全集』も巻によっては軍歌だらけのものもあります。
日米開戦の契機となった真珠湾攻撃で特殊潜航艇と呼ばれる二人乗りの潜水艦が使われました。
これは、母艦から発射され、自力で潜航し、装備した魚雷二本を「敵艦船」に撃ち込むという兵器でした。
12月8日に、5艇、10人が出撃し、湾内に潜入後、海底で待機、航空機の空襲に合わせて攻撃、
夜間に待機している母艦の潜水艦に戻る計画でしたが、帰還した艇はありませんでした。
唯一、一名が生き残り捕虜となりました。
翌年の3月に大本営発表で「特殊潜航艇をもって編成せるわが特別攻撃隊は……」と、真珠湾攻撃に特殊潜航艇が使われたことが発表されました。
そして、戦死者は「殉忠特別攻撃隊九軍神」とされ、美化のキャンペーンがされ、その一環で白秋が
「ハワイ大海戦」を作詞しています。
一、天に二つの日は照らず
しのぐは何ぞ 星条旗
大詔(たいしょう)降(くだ)る 時まさに
この一戦と 衝き進む
疾風万里 太平洋
目指すはハワイ 真珠湾
二、たれか思わん 暁の
夢おどろかす 爆撃を
つんざく雲の 切れ間より
見よ轟々と 攻め襲う
必殺の雷 海の鷲
しんしん迫る 潜航艇(せんこうてい)
三、神か人かも 身を棄てて
千古に徹(とお)る その命
何をか哭(な)かん 尽忠の
ああ荒み霊(たま) 火の柱
地軸も裂(さ)けよ 艦(ふね)ともに
たちまち砕く 敵主力
戦争末期の特攻隊はよく知られたところですが、
あれは、追い詰められた軍部の策かと思いがちですが、実は開戦当初から軍部はこうした「必死作戦」がとられていて、
それを軍部が推奨したことは太平洋戦争の性格を考える上でも大事だと思います。
開戦前、ヒトラーユーゲントと呼ばれるヒトラー青少年団が1938年に来日しますが、その歓迎歌も作詞しています。
それが・・・
燦たり、輝く
ハーケン クロイツ
ようこそ遥々、西なる盟友、
いざ今見えん、朝日に迎へて、
我等ぞ東亜の青年日本。
万歳、ヒットラー・ユーゲント
万歳、ナチス。
う~ん・・・時代とはいえ、ナチス賛歌なんですよね・・・
童謡の歌詞から想像される人物像とはかけ離れた一面ですが、
あの時代の空気からしたら、当然なんでしょうね。
このような勇ましい歌がもてはやされる時代が再び訪れることが無いのを祈るばかりです。
ということで、今日は白秋忌・・・秋の季語です。
「口誦む童謡いくつ白秋忌」 (黒岩英子)
「拾ひたる貝の紅もつ白秋忌」(相州城ケ島白秋まつり) (上村占魚)
今日は長くなりました。
「待ちぼうけ」の元となった紀元前の中国・宋の時代の説話を書こうと思っていたんですが・・・別の機会に
では、今日の続きは、また明日(^^)/~~~