今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

オウムの肩を持つわけではありませんが・・

2010年03月30日 | 徒然なるままに
長官銃撃はオウムのテロ 警視庁、時効事件で異例の断定(朝日新聞) - goo ニュース

これは、問題でしょう。

裁判で確定判決が出るまでは、推定無罪が原則、増してや起訴もしていないで、犯人と断定するのは、完全に人権侵害、名誉毀損ですね。

自分たちの不出来を棚に上げて、何を云ってるんでしょう。

逮捕・起訴できなかったという事は、自分たちの見立てが間違っていたとは考えないんですね。

郵便不正の裁判でも、同じ・・・自分たちの考えに間違えなど無い。

公務員の無謬性はこんなところでもあるんですね。

江川さんがTwitterでこんなことを・・・

公訴時効を迎えた警察庁長官狙撃事件。警視庁が「教祖たる松本智津夫の意思の下、オウム真理教信者のグループにより組織的・計画的に敢行したテロ」と発表。犯人が分からないのに、なぜオウムの組織的・計画的テロと断定できる?2004年に元信者らを逮捕したが、検察は起訴すらしていない。

ターゲットを決めて監視したり活動を制約するために事件を探し(作っ)たりする公安的手法を、事件捜査に持ち込んだのがそもそものまちがいでは?事件捜査は、物証や証言を積み重ねて、犯人に近づいていく作業のはず。オウム犯人説で凝り固まった公安部が、他の可能性についてどの程度捜査したのか。

殺人未遂事件となれば、被害者の仕事や交友関係を洗って逆恨みをしている人はいないか、トラブルはなかったかを調べることになるが、果たして本件でどこまでできているか…「警察組織のトップに対して、普通に事情聴取なんてできない」と言う声を聞いたことがあるが、実際はどうだったのだろう

オウムは手作り志向。手で首を絞めるなど原始的な方法による事件の他は、すべて武器は手作りだった。サリン然り、VX然り。都庁爆弾事件や新宿青酸事件も自分たちで作った武器を使った。ホスゲンや生物兵器も試みて失敗。AK銃も密輸より自分たちで作ることにしていた。そのオウムが長官狙撃では…

既製の銃を使ったというのは、違和感を覚える。もちろん、オウムがそうした銃を購入していた証拠があるなら話は別。けれども、それすらないのでは…イラク戦争の前、怪しげな証言を元に「イラクは大量破壊兵器がある」としたアメリカの発表にも似ている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郵便不正・朝日新聞のノー天気

2010年03月30日 | 徒然なるままに
江川さんのTwitterでも取り上げているが、朝日新聞の昨日の公判記事、まったく的外れでノー天気な記事を書いている。

「取り調べ中に2回トランプ」 郵便不正公判で検事証言
前回に続き、元局長の共犯とされる元担当係長の上村(かみむら)勉被告(40)を捜査段階で取り調べた検事(35)の証人尋問があり、検事は検察側の質問に対し、取り調べ中に元係長と2度、トランプをしたことを明らかにした。
 検事は、トランプをしたのは(1)上村元係長を同罪で起訴した昨年7月4日(2)それ以前に元係長が両親と接見する前日の2度で、勾留(こうりゅう)されていた大阪拘置所でやったと証言した。取り調べ中、トランプをすること自体は、捜査上、特に問題とはされていない。
 検事は理由について「(元係長が)眠れないと話しており、両親に心配そうな顔を見せたくないと心配していたので気晴らしになると思った」などと説明。トランプをした時間は明らかにしなかった。
 一方、上村元係長も2月の証人尋問で、検事と検察事務官と3人でトランプをしたと述べたが、取り調べについては「村木元局長の関与を否定したのに聞き入れられず、記憶に反する内容の供述調書に署名した」と主張している。



この記事はいったい何を云いたかったんでしょうね。
「一緒にトランプをするほど打ち解けていて、無理な取調べは無かった」事の証拠として書いたのかな?
ことさら、「取り調べ中、トランプをすること自体は、捜査上、特に問題とはされていない。」と書いているが、誰も問題にしていないでしょうに・・・

江川さんのTwitterの内容に比べ、なんと薄っぺらなんでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第16回郵便不正公判傍聴記

2010年03月30日 | 徒然なるままに
昨日の郵便不正公判、江川さんのTwiiterをそのまま・・・

厚労省元局長村木厚子被告の公判:公的証明書を偽造した上村係長を取り調べた国井検事が前回に引き続き出廷。上村係長は弁護人から差し入れられた「被疑者ノート」に国井検事から言われた言葉や、自分の言うことを調書に書いてもらえない、供述と違うことが書かれていると書いていた

公判廷で取り調べ状況についての上村係長と国井検事の証言は、まっこうから食い違う。検察側から「上村さんが実際の取り調べと違うことをノートに書いている理由をどう考えるか」と聞かれた国井検事は、次のように答えた。

「当時から、彼は事実を供述するかどうか非常に迷っていた。(村木被告の関与を)供述した後も、単独犯にできないかと言われた。心が揺れ動いていた。(被疑者ノートには)私の話をうまく取り込んで書いている。狡猾だなと思う」と上村被告を非難。

起訴前日には、村木ともども起訴することを伝えたうえで「今までのことは忘れてもらって結構なので、一から話をして欲しい」と語りかけたところ、上村は「スラスラと今までの供述を繰り返した」と取り調べの正当性を強調。上村から署名拒否されたことはないと主張した

国井検事に対し、弁護人が反対尋問。弘仲主任弁護人は、昨年5月26日に上村係長を任意同行・逮捕してから、連日取り調べを行ったのに、5月30日まで事件についての調書を1通しか作っていないことに着目。各日の取り調べ内容を確認したうえで、「なぜ調書にしなかったのか」と追及

国井検事は「内容が裏付けがとれなかったから」などと弁明。弘仲弁護士は「あなたは供述の裏が確認できなければ調書にしないのか」と問うと国井検事は「そうです」と認める。さらに、国井検事がその後村木被告の取り調べをした際、1通も調書を作成していないことを弘仲弁護士が指摘

「被疑者が否認したら、否認調書を作るのは当然。あなたは被疑者が否認しても否認調書を作らないのか」と迫った。国井検事は「ケースバイケース」と。弁護人は「違う検事の年調べに対して、同じように否認しているのであれば、意味がある」と追及。

国井検事は、「従来の供述内容と変わらなかったから」と繰り返すだけだった。その後、河津弁護士が立つ。河津弁護士から驚きの事実が……法廷に戻らなければなりません。この続きは夕方

国井検事は、逮捕された上村係長と合わせて、「凜の会」設立者の一人木村氏の任意での取り調べも担当。検察側の筋書きでは、木村氏は倉沢会長と共に石井議員の事務所に口添えを頼みに行ったとされる人物。しかし木村氏も、公判での証言でそうした調書は「検事の作文」と証言している

さらに、国井検事から怒鳴られたり机を叩かれたりして恫喝された、否認しても認められず「いいんだ、サインしろ」と迫れられたなどと証言している。国井検事は、検察側主尋問の中で怒鳴ったことと机を2、3回叩いたことは認めながら、次のように説明していた。

「木村さんは足を組んで体を斜めにしていて、とても真摯に話しているとは思えなかった。それで『私も真摯に調べているのだから、あなたも真摯に応じて欲しい』と言った。すると木村さんは姿勢を正して『他人事と考えていた、すみません』と言い、態度が変わった」と。

その後、木村氏は「スラスラではない」ものの、「事実」を認めるようになった、と国井検事。机を叩くなどの恫喝的な取り調べはやめるよう、木村氏の弁護人検察庁に申し入れている。それについて木村氏に確認したところ、「私が出してくれと言ったわけじゃない」と言った、と国井証言。

さらに、木村氏の方から「弁護士を解任したい」というので紙を渡して、最初に解任届と書いて、あとは自由に書いてもらった、と。ここまでが検察側の主尋問で出た話。反対尋問に立った河津弁護士は、まずはこの国井検事の言い分を確認。その後、1通の書面を示した 

示したのは、「取り調べ関係申し入れ等対応票」と題する書面。木村氏の弁護人からの申し入れの後、サガモトアキ特捜部副部長が国井検事に事情を聞いた時の状況が書かれている。サガ副部長に対し、国井検事は木村氏の供述態度などについて次のように述べていた。

<木村は真摯に供述しており、机を叩く必要はなく、そのような事実はない>。この説明で、大阪地検は国井検事が机を叩くなどの恫喝的取り調べはしていないと判断したもよう。国井検事は上司に対し、机を叩いてないと、嘘を言っていたのか。河津弁護士が証言と書面の矛盾を突くと……

国井検事は「私は恫喝したり恐喝したりするために机を叩いたんじゃない」「机を叩いた後は真摯になった」など述べた後、「私と副部長の間のやりとりに不十分なところがあった。恐喝恫喝したことがあるのかと聞かれたが、そういうことはしていない」などと弁明した

国井検事の発言は、上司の事情聴取で述べたことと、公判での証言とどちらが事実なのだろうか……

裁判官たちも国井証言には疑問を持ったよう。たとえば上村係長が当初単独犯を主張していた(国井によれば真実を隠していた)理由について、国井証言は「上村はノンキャリの同僚を庇っていた。厚労省は国民からの批判浴びることが多く。また組織的不正が明らかになったら……

同僚が悲しい思いをする」と。左陪席裁判官は「ノンキャリの上村の単独犯でも、他のノンキャリに迷惑がかかるのは一緒ではないか」と率直な疑問。国井は「1ノンキャリがやるのと組織的では、国民の批判の目は違う」と説明。裁判官「上村がそう説明したのか」国井「それは私の想像」

裁判官は重ねて「なぜ、本人に聞かないんですか」。国井「聞いたが、細かいところまで答えてくれませんでした」。裁判官「聞いたんですか」国井「……」。

ノンキャリの同僚を守るために、キャリア官僚の村木被告の関与を言えなかったというわかりにくい説明には、右陪席も「矛盾を感じませんか」と至極もっともな疑問を投げかけていた。そして、最後に裁判長も質問

「上村が公判で証言をひっくり返すかもしれないと、捜査段階で思っていたのか」国井「はい」裁判長「取り調べ状況について主張が食い違う可能性があるのだから、裏付けを残しておこうとは思わなかったのか」。裁判長、検事のメモ廃棄について、かなり疑問を感じている様子

国井検事は上村が泣き出した後に供述を始めたと述べているが、そうした状況はメモもせず、記録にも残していない。裁判長はその点について「いつ泣き出したのか分からなくならないか」と問う。国井検事は「調書を見れば思い出す」と。けれど、客観的にkその事実を示す記録は何もない

木村氏、上村係長と次々に村木被告の関与を認めるストーリーの通りに「自白」させた国井検事は、最後に、否認を貫いていた村木被告の取り調べを担当。大阪地検特捜部は、国井検事の”捜査手法”を知ったうえで、この配置を決めたのか……

次に出廷した遠藤検事は、当初村木被告を取り調べ、その後国井検事と入れ替わり、上村係長の取り調べをした。事実関係については、ほとんど詳しい調べはせず、心境などと聞き、最後に反省文を書かせた、と。その反省文について、上村は遠藤検事に書き直しをさせられたと述べている。

書き直しの理由について、「訂正箇所が多かったので、『清書してください』と言った」と。さらに事件による被害について言及したものを想定していたのに、短いものだったので「短いね」と述べた、と。裁判官は、反省文を書き直しをさせる経緯などを確認。

また、遠藤検事も上村係長が公判では証言を翻すのではないかと感じていたと述べたことについて、裁判長は「取り調べ検事の最良で録音録画することは認められないのか」と問うた。「申請したことない。(取り調べを行った)拘置所には器具はないし」と遠藤検事。それに対し……

「ICレコーダーとかがあるでしょう」と裁判長はソフトな口調で鋭い突っ込み。ちゃんと取り調べ状況を記録に残す「可視化」が必要であることを、一連の検察官証人が示す結果となった


今日の証人尋問の中から、トランプ話をピックアップした意図を図りかねています RT @toriiyoshiki 朝日新聞の記事ですが、検察による密室での取り調べの妥当性、調書の信憑性が争点になっているのに「取り調べ中に2回トランプ」って何…!?


今日のポイントは①被疑者が検察の筋書き通りに供述しないと國井検事は調書をとらないのではないか、との疑問が提起された②國井検事は被疑者を恫喝していたという訴えに対し、國井検事が上司に嘘を言ったか、大阪地検ぐるみで「その事実はない」と隠蔽した疑いが持ち上がっていること

③検事の取り調べに裁判所が疑問を抱き、鋭い質問が相次いだ挙げ句、裁判長がICレコーダーによる録音を採ることもできると、可視化の必要性に言及する質問を行った――という3点だと思います。それを書いた上ならトランプ話でもなんでもどうぞ、という感じ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

首相記者会見・質疑応答(2)

2010年03月27日 | 徒然なるままに
フリージャーナリスト(岩上):本日はこういう形でオープンな記者会見を開いていただけたことを、心より感謝を申し上げます。これは日本の情報公開の仕上げではなく、第一歩であろうと思います。ソ連が崩壊するときに、ゴルバチョフがペレストレイカを始めたときに、その第一歩となったのは、情報公開グラスノスチでした。日本のグラスノスチ夜明けになっていただけるよう、
そのあと日本の各省庁の全ての会見がオープンになってゆくよう期待したいと思います。質問ですが、まず、情報の公開のあり方なんですけれども、官邸のHPに動画が配信されておらず、また記者会見の記録というものが、テキストで載っておるんですが、こちらには質問者が明示されておりません。ここで、社名氏名を抜いた問答という形式になっております。今まで開かれてきた金融庁、外務省、それから枝野大臣の記者会見の初日にその点を指摘申し上げまして、質問者もまた国民から見て知るべき対象であると思います。どんな新聞社のどんな記者がどんな質問をして、それに対して大臣がどう答えたのかということも含めて、国民は全て開示されその情報を得たいと願っていると思いますので、これらを全てつまびらかにしてオープンしてゆく、そういうあり方をしてゆく考えはありますでしょうか。またもう一点ですけれども、なかなか記者会見を開いていただけないと、先ほど発言がありましたけれども、今後、記者クラブ主催の記者会見ではなく首相の主催する記者会見が別途開かれて、そこにより多くのフリーランスやネットメディアと、今まで既得権を持たず記者会見に参加することができなかった、そういうメディアのジャーナリストが参加しやすい場を作っていただくことをお考えになっていただけないでしょうか。

鳩山首相:ありがとうございます。私、ペレストレイカ、グラスノスチになぞらえていただいて、嬉しいような、なにかまだそこまでに至ってないのかという思いにもなるわけでありますが、でもご評価いただいたことは感謝したします。私もこの記者会見のオープン化は不十分だと思っています。ご案内のとおり、これも満杯になってしまっておるもんですから、会場の設営のもんだいということもございますが、できる限り、更にオープンに勤めてまいりたいと、そのようには思います。そして、HPに関してお尋ねでありました、質問者とそれに対する答え、誰が答えているかも含めて全てでありますが、検討させてもらいたい、むしろ、当然、質問者も名前を隠せといっているわけではないと思っておるものですから、そして質問される方にも、それなりの責任というものがあろうかと思います。従って、基本的にこれも、氏名を公表すべきものであると基本的には考えております。私の意見として申し上げておきます。従って、できればそのようにしてみたいと思います。それからもう一つ、記者クラブ主催の記者会見ではなくて、更にオープンな形で私が主催する会社会見も行えということでございます。私の例の政治資金に関しては私の主催で記者会見を開いたという、あまりここで言いたくも無かったかも知れませんが、そういう自分で開いていることもございますが、さらによりオープンに、これは記者クラブ記者クラブとも、先ほど有馬君からも話がありましたので、しっかりと協議をしなければならない話だと思っておりますが、より広く情報公開を求める国民の皆様の声に応えてまいりたいと思っておりますので、より多く開くという意味においても、主催者が私であるものがもっと多く出来るのかどうか、出来るようにしてまいりたいと思っております。これは、記者クラブ制というものがあるものですから、記者クラブ制の中でしっかりと検討して答えをしっかりと見出せるようにしてまいりたいと思います。

北海道新聞(今川):郵政改革法案についてお尋ねします。閣内で混乱しているようですが、総理自身端的に、預け入れ限度額とか簡保の限度額とかについて亀井さんのおっしゃる案でいいと思われるのか、それとも、ある程度減額圧縮すべきと思われるのか、そこで総理の指導力を発揮されるお考えはないのか、あと、業界とで水掛け論になっていますが、今一度確認したいのですが、亀井さんに対してある程度お任せします的なことを総理自身もおっしゃっています。そのへんを(むにゃむにゃ)。

鳩山首相:郵政改革についてのお尋ねであります。主として郵貯、簡保の限度額の話であろうかと思います。この件に関して、まだ閣議で決定している段階ではないということでございまして、従って、この件に関して私の方から閣議、閣僚懇の中で申し上げたのは、是非、様々な、ある意味、金融の問題だけで捉える問題では無いということで、幅広く全ての閣僚も参加する形で意見交換をして議論をしようではないかと提案をしたところでございます。来週のたぶん火曜日になろうかと思いますが、しっかりと全閣僚出席のもとで、議論を進めて、そこで結論を見出せるようにしてまいりたいと思います。ただ私は、これは水掛け論の中に入るつもりはありません。大事なことは、やはり閣内で決定していない段階では、それぞれの方が、それぞれの思い出発言することが全て閣内不一致だということでご批判をされると、これは自由な議論がまるで出来ないということになります。むしろ、自由な議論はあってしかるべきだと、私は思っています。最終的に決めたときに、みんなが結論に従うということができることが政治主導であると思っておりまして、是非皆さん方にもいろんな声が閣議で決める前にそれぞれの閣僚にあることはむしろ健全なんだ、今まではそれぞれの閣僚から官僚に任せられてしまっていて、ほとんど閣僚の声が出なかったという事態がむしろ不健全であったと、そのように是非考えていただきたい。結果として、当然最終的に指導性を発揮することは大事だと思っておりまして、最後は一つにまとめて参りたい、特に、亀井大臣、原口大臣が中心となって今日まで努力をされて来られたことに敬意を表するべきであろうと思っておりまして、結果として、まだ決まってはおりませんが、既に委員会などで答弁をされた数字というものは、それは大変重いものだということは全ての閣僚も認識をする中で、議論を進めてゆくことが必要だと思っております。

(記者会見終了)  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

首相記者会見・質疑応答(1)

2010年03月27日 | 徒然なるままに
長文ですが、阿修羅の記事を引用します。
大手のメディアが、どこを省略しているか確認すると、なかなか興味深い結果が・・・

http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/248.html


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥質疑応答‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
NHK記者:普天間移設案は複数を米国に提案するのか? その案は公表するのか? 全面的に県外か/一部県外か?

鳩山首相:新聞報道に様々な案が出ているが、報道は正確ではない。アメリカとの交渉には案を一つに絞って交渉する。それまでの間に案を公表することは交渉の妨げになる。しかし、国民の皆様に様々な負担をおかけすることのなので、ある一定の時期には国民の皆様に公表し、国民の皆様のご意見をお聞きいたします。今までは、沖縄にこのような大きな負担をかけてきたのだということを、全国の国民の皆様が共に学ぼう、自分達も考えようではないか、というふうなご理解を示していただければと思っています。全面的に県外か、部分的県外かについて今申し上げることはできません。ただ、沖縄の人たちの過重な負担のことを考えますと、極力、鳩山としては、県外に移設をさせる道筋というものを考えて参りたいと思っているところでございます。

西日本新聞?記者:支持率低迷の原因として政治と金の問題が挙げられていますけれども、原因が明白であるにもかかわらず、けじめをつけていないという批判があります。また、政策面でも郵政改革をめぐって混乱するなど総理の指導力不足が改めて指摘されています。そういう批判を払拭するために、指導力を発揮されて、小沢さんの処分を含めて内閣人事を刷新されるお考えはないでしょうか?あるいは、あくまで現体制のままで対応されるのか?

鳩山首相:政治とお金の問題、あるいは私自身の指導性の欠如が国民の皆様が「なにやってんだ、せっかく期待していたのに」というお気持ちになられていることは私も理解しております。ただ、これも、予算案が上がったという直後でございます。むしろ、これから閣僚の皆様に頑張っていただいて、関連法案などに実績をしっかりと示していただくことが大事な時期でございます。総理と言う立場から、あるいは、党首という立場から人事と言うものの重要性を当然持ち合わせておりますが、今の状況のなかでは、閣内をしっかりと纏め上げてゆくこと、それから、党内で色々な意見があることは民主的であり良いことですが、今は、党内の結束を高めてゆくことが大事だと思っています。従いまして、現在、内閣改造や党人事改造をする時期であるという認識は持ち合わせていません。

朝日新聞(有馬央記):先ほど総理が記者会見について言及されましたけれども、この記者会見はそもそも内閣記者会の主催ということになっていまして、まさに総理が恣意的に記者会見を開いたり開かなかったりすることが無いようにということで、主催が内閣記者会になっているという経緯がございます。そのなかでですね、昨年9月の政権発足以来、何度も頻繁に記者会見を開いて欲しいと要望してきた経緯がありますが、そうされてこなかった、今回、4回か5回目になりますけれども、ということがありますので、今日総理が頻繁にやるとおっしゃったことは非常に喜ばしいことだと思いますが、そういった経緯があったこともご承知置きください。それで、質問ですけれども、総理の進退についてお伺いしたいと思います。現在内閣支持率が下げ止まらないという事実が続いておりまして、総理が、支持が得られなければ総理を辞めるとおっしゃったことがございます。やはり、総理自信や小沢さんの政治と金をめぐる問題が大きく影響していると思われますし、ここにきて郵政をめぐって政権に遠心力が働いているという状況があるかとおもいます。そこでですね、総理自らが身を引くことによって事態の打開をはかるお考えをお持ちかどうかお聞きしたい。

鳩山首相:まず、記者会見の話、恐縮ですが、もっと多く開けと言う皆様のご意見があったことを今日まで知らなかったことを申し訳なく思っております。これからは出来るだけ極力多く記者会見を開いて参りたいと、あらためて申し上げておきます。それから、わくし自身の進退でありますが、私は、それはご案内のとおり、今内閣の支持率が大変下がってきているという状況、これは自分としても深刻に受け止めるべきだと理解をしております。ただ、私は辞めればいいというような立場ではありません。むしろ、国民の皆様から「政権交代をして果たすべき役割があるだろう、その役割をもっと果たせ」と、そのように言われていると思っておりまして、せっかく予算があがった、これから国民の皆様に実感を伴って、この国が大きく変わってゆくという姿をご覧になっていただきたいと思っています。そのような中で当然鳩山も辞めろという声がですね、多くの方からあれば、当然そのことを私の身にも考える必要があると思っていますが、しかし今は、むしろそのような声よりも、厳しい時だ、だからこそ「しっかりやらにゃ駄目だぞ、お前は総理として頑張れ」というお気持ちを頂いているものだ、むしろそのように思って自らを励ましているところでありまして、進退ということを考えておりません。

司会:では次に新しく参加された方に。上杉さん。

フリージャーナリスト(上杉):今先ほど朝日の方から、総理はもう少し記者会見を開けという意見があった。全く同感ですが、ただ記者会だけにではなく、国民にもう少し開いた形でやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。そうはいっても、今日は記念すべき日になりました。先ほど総理が言及されたので、記者クラブの問題、官房機密費の問題、あるいは官房長官の問題についてとやかく申しません。総理が民意にとって貴重な一歩となる公約を守り頂いたということに、まずは敬意を表します。そして戦後65年、これまで国民の知る権利、情報公開に向けた努力をしてきた全ての人々、それから世界中のジャーナリストに代わって御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。質問はありません。以上です。

鳩山首相:わあ、励ましてくださって。ありがとうございました・

読売新聞(川島):あのー、政治と金の問題で、あのー、もう少しお伺いしたいのですが、先ほど総理は、えー、しっかりと解決の道筋をつけていきたいと、で、あの、具体的にどういう道筋を、えー、どういうことをやることが、でー、政治と金の問題、ウンガ、えー、解決するというふうに思っていらっしゃる、えー、まあの、先ほど、えーー、与野党の、えー、野党との、え、え、協議の場所がありますけれども、これ、政治と金の、国会の、民主党として、えーー、政権として、どういうけじめをつけるのか、あの、小林議員の、えー、話も含めて、えー、どいう自浄作用を、と問われている、で、それとこれも含めて、政治と金の問題を、えー、解決する道筋で、どうゆう道筋を考えているのか、と、あのー、モニャモニャ(起し不可能な空気漏れ音声)

鳩山首相:政治と金の問題に関しては、大きく分けて二つあると思っています。その一つは、説明責任というものをそれぞれがもっと果たして行くべきだということであります。私に関して申し上げますと、これは予算委員会その他で、逃げも隠れもせず常に申し上げているところではございます。小沢幹事長も記者会見を行って、そこで様々な答弁も申し上げているところでございます。他の議員に対しても、私はやはり、何らかの形の説明ということはも求められている、国民の皆さまに疑惑を持たれているとすれば、疑惑は無いとご自身が思っておられるのなら、その思いをしっかりと説明されるということは、やはり大事な事だと思っております。ただまあ、小林議員関しては関連する公判が控えているという状況があることもご理解頂きたいと思います。で、そのような状況で、本人自身が不起訴になっているということでもございますだけに、党として現在いわゆる処分ということまでは考えておらないという状況でございます。一方でやはり、私はこういったものを、これから出来る限り起さないような体質に政治全体を変えて行くことが求められていると思っております。従いまして、より透明性をはかるということは、いうまでもありませんが、いわゆる企業団体献金の禁止というところまで踏み込んだ形で、この根っこを絶つという法律を作ることが、私はやはり根本的な解決になるとなれば、必要だと思っております。一人一人のことに対してけじめをつけるということも大切な方向だと思っておりますが、むしろ、将来に向けてこういったことが決して起きないという状況を作り上げてゆくことが、更に求められているのではないかと思っておりまして、今申し上げましたように、説明責任、そして法案の制定というものに力をいれることが大事ではないかと、申し上げたいと存じます。

日テレ(青山):普天間基地移設問題についてお伺いしたんですけれども、総理は先ほど、極力県外移設の道筋を考えてまいりたいとおっしゃいました。もう3月の末まで1週間を切っている段階で、ここに至って、やはり沖縄県外ということを強調されるということは、えー、さすがに県外に移設するということに対して、ある程度の確信というか、総理の中でこれは県外に移設は出来るというふうにお感じになっているということでよろしいんでしょうか? これまで、県外移設を総理が発言される度に、沖縄県内で期待感を高めてきたという経緯がございますので、事ここに至って、やはり自身がお有りなのか、もしそれでですねー、万が一県外移設がうまくいかなかった場合に、やはり総理大臣として、ここまで県外移設を訴えてこられて、沖縄県民に対してどのように謝罪し、政治責任を取る覚悟があるのか、そこを改めてお聞かせ願いたいと思います。

鳩山首相:もうすでに結論すなわち、県外といいながら県外にならなかったという場合の謝罪のあり方などという議論は、私は時期尚早だと思っております。そうならないよう全力を尽くす、それが覚悟の示し方だと思っておりまして、今、出来なかったなどという釈明を考える暇があれば極力そうならないように全力を尽くすということが全てではないかと思います。私は、しずれにせよ、どの地域に普天間の移設先を求めるにせよ、その地域の方々の理解を求めるために、これは自らも含めてでありますが、政府一丸となって努力をすることは、言うまでも無いことでありまして、3月末が迫って来ていることは事実でございます。それだけに、それなりに、私としても、強い思い、覚悟を更に高めていくことが出来つつあるとは思っていますが、しかし、だから今ここでその場所が何処だとか、或いは、それが出来なかったらどうするんだというようなことまで言及すべき時では無いと、理解を願いたいと存じます。

(外国記者):厳しい財政状況にありますけれども、選挙がありマニュフェストを見直すのかどうか?

鳩山首相:ありがとうございます。私どもは昨年の選挙において民主党としてマニュフェストをお示しした。当然そのマニュフェストの実現に向けて政権を取ったわけですから、全力を傾注しているところでございます。一方でこれも財政は大変厳しいという状況が変わりませんし、更に厳しくなってきていることも、お分かりの通りでございます。従いまして、私どもとしては、これは、当然マニュフェストは党が作るものでございますが、党の中にマニュフェストの検討委員会を作らせて頂きました。そして、その中でこれから議論を進めて参りたいと思います。国民の皆様方にも、マニュフェスト、これは公約なんだから、そのまま実現をされるべきだと主張される方と、いやあ、マニュフェストも分かるけど、しかし財政の厳しさも理解をしている、従って、マニュフェストというものにたいしては、それなりの修正があってもしかるべきだ、その両論があろうかと思っています。国民の皆さんのご意見は大変貴重だと思っていますが、そういった貴重なご意見を踏まえながら、これから検討委員会で検討を進めてまいりたいと思っております。マニュフェストですから、基本的にそれが満たされるように全力を尽くして行きながら、しかし、やはり財政の厳しさ、例えば、これ以上赤字国債を大きく、更に発行させてしまうという状況は控えなければならないということの、これは特に菅財務大臣などを中心にその声も大変高まってきております。そのバランスを考えていきながら、できる限りマニュフェストの実現に向けて財政のあり方と言うものを考えてまいりたい。今そのスタートラインに立った、マニュフェストの検証から新たな参議院選挙に向けたマニュフェストの作成というスタートが切られようとしているとご理解をいただければと、存じます。

NETジャーナリスト(神保):会見についてお聞きしたいんですが、現在鳩山内閣では他の省庁で記者会見が既にオープンになっているところ、それから未だにクローズのところ、それから大臣自ら会見を2回やることと、かなりばらつきがありまして、閣内不一致の状況を呈しています。これまで総理官邸が開いていなかったために、開けたり明けなかったりすることが続いていたのですが、今回、このような形で総理の会見がオープンできましたので、今後、鳩山内閣としてオープンの基準を総理自らがイニシアチブを取られて徹底してゆかれるお気持ちがあるのかどうか、特に、検察の会見が開いていない、それから、総理はやっていただいたのですが、官房長官がまだオープンになっていません。総理の考えをお聞かせください。

鳩山総理:閣内不一致の記者会見のあり方ではないのかというお尋ねでありますが、それぞれの大臣に、それぞれの理由があって基本的にはオープンにしたいけれども、必ずしも事の性格上オープンにできないとか、あるいは、会見場の狭さ広さというようなことが、あるいはあるのかもしれません。ただ、やはり、私が、総理大臣がオープンにしてゆくわけでありますから、全ての大臣に対して、私は開きましたよということは申し上げて、閣内不一致と言われないよう、むしろ、情報の公開、国民に開かれた内閣の姿を示す必要があろうかと思っておりますので、統一を目指して、いまお尋ねがありましたので、私のほうから申してまいりたいと思っております。

北海道新聞(石田):財政再建に対する考え方、菅財務相によつ財政健全化法について、社会保障をどうやって進めてゆくのか、与野党協議をどのタイミングで行うか?

鳩山首相:財政が厳しい、経済も厳しい、特に北海道も含めてでありますが、地域経済を活性化させるために財政をもっと活用すべきであるという声がいまだ強く内閣の中にあることをお分かりかと思います。しかし、やはりそうは言っても、社会保障費は年々1兆円というか、大変な勢いで伸びているわけでございまして、そのことを考えれば、やはり財政の規律というものが完全に失われてしまうと、国債に大きな暴落というか変動を与えてしまいかねません。従いまして、私としても、菅財務大臣が、これは自民党の林義正議員が中心となって作っておられる財政健全化法に類するようなものをですね、政府としても作るべきではないかという考え方に基本的に同調いたしております。すなわち、6月には、私ども、地域財政フレームというものを作り上げてまいります。財政に対してしっかりとした運営戦略をたててゆかねばならないと、このようにも思っております。そういう中で、それを法的に担保するというぐらいの覚悟が必要でないのかと思っております。そのようなときには、ある意味で、与野党を超えた協力というものが、あるいは協議が必要なのではないかとも思っております。ただ、くどいようですが、まずは政府の考え方というものを最初に示す努力をすることは大事であろうかと思っておりまして、そのような政府の努力の中で、与野党で協議をしてゆくことも将来的にあるいは必要になってくるのでないかと、考えております。従いまして、時間的な軸で申し上げれば、6月が一つの目処になりますから、その前後に今申し上げたような行動が求められてくる可能性があろうかと思っております。

日本インターネット新聞(田中竜作):内閣支持率、民主党支持率の低下に歯止めがかかりません。私ども市民メディアでありまして、有権者の声を直接聞きながら、編集しています。で、不人気の大きな原因が大メディアに言う「政治と金」ではありませんで、「民主党政権になっているのに生活が全然良くなっていないじゃないか、むしろ自民党時代よりも悪いじゃないか」というのが、わんわとすごいです。政治が混迷する大きな原因の一つに官邸の調整能力のなさがあります。個人の能力を超えたことを平野官房長官に要求している。官房長官をチェンジするということが視野にございませんでしょうか。これは国民の切なる願いです。

鳩山首相:官房長官は大変頑張ってくれていると私は思っています。官邸の昨日が必ずしも十分に果たせていないということについては、当然いくつかの改善を急務として行わなければならないと考えておりますが、私は生活が良くなっていないということは、予算がようやく2日前に仕上がったばかりでございまして、これから国民の皆様の生活に直接プラスの影響が出てくると、そのように確信をしております。すなわち、今回のデフレをなんとか払拭させてゆくためには、内需すなわち家庭に直接刺激を与えることが大事ではないか、という発想の元で、子供手当てとか高校無償化などを提案して実現してきたわけでありまして、こういうことを行うことによって、必ずしも所得の多くない人々に対して、生活が良くなってきているな、新しい政権になって変わったな、という実感をそのときに感じていただけるものだと思ってまして、生活が良くなってないじゃないかというのは、まだ旧政権の予算や方向性が延長してきた中で起きている現象だと国民の皆様にご理解を頂いて、これから変わりますよ!と、変わる姿をご覧になっていただいて、それでもインターネットを通じて全然良くなっていないじゃないかと、または、悪くなっていくんじゃないかと、であれば、さらにそのときに考えていかなければならない話ではないかと思っています。

?社(田中):支持率低下で厳しい中、参議院選挙のボーダーラインについてどのように考えておられるか、また、達成できなかったときに、その責任についてどのようなお覚悟をお持ちか、お聞かせください。

鳩山首相:まだ予算が成立して二日しか経っておりません。このような中で私の頭の中では、この予算を以下に早く執行して国民の皆さんの暮らしというものを、いかに早くいい方向に向けて頑張れるかと、特に学校の耐震化など様々な意見が予算の審議の中で出てきているわけでありますが、こういったことにどのように対処するかということに、今あたまがいっぱいでございます。参議院の選挙が7月という、それほど遠くないと思っておりますが、いま私には参議院選挙の勝敗ラインというものを設定する状況ではありません。これから幹事長とも相談をいたしながら、参議院選挙に向けてしっかりと戦って勝利を収めることのできる方策というものを構築してまいりたいと思っておりますし、そのときに何らかの形で民主党としての勝敗ラインを設定しようと思っていますが、今、勝敗ラインを考える状況には至っておりません。

朝日新聞(林尚行):さきほど財政健全化法の提出を考えるとおっしゃいましたが、4年間の任期中に消費税率を引き上げないで、信頼性のある財政健全化法を作ることが可能なのか、どのように考えているか。

鳩山首相:それは決して不可能ではないと考えております。私が政権を担当している間に、消費税の造成はしないと、これは国民の皆様に約束をしたものであります。その約束を簡単にたがえるべきでないと、今日はそのように思っております。このような状況、条件の中で財政の健全化の方策を考えるのは大変厳しい、難しいことであろうことは私も理解をしております。ただ、まだ、私から申し上げれば、いわゆる民主党に期待されているのは、もっと無駄をなくせ、独立行法人、公益法人といったところを、一つ一つもっとチェックせよと言う声が大変強いのも事実でございまして、第一弾の事業仕分け、短い時間ではございましたが、相当頑張ってくれたことも皆様からご評価頂いたところでありますが、なお一層の努力を傾注することが大事だと、このように思っております。そのために、私として先般、これは幹事長にも提案いたしたのでございますが、衆院議員1期生140人、更に参議院の1期生もおります。こういった有能な若手に公益法人、独立行政法人を、一人一人に担当させてほしい、しっかりとやってもらいたいと、そして、ある意味での百数十人の協力の中で、徹底的な歳出の削減の部分も含めた見直しというものを行うことで国民の皆様がたの、まずは期待に応えるべきだと、考えております。ただ、それだけでは十分でないというご指摘も出てこようかと思っております。その財政、いわゆる中期財政のフレームをどのようにして作り上げていくか、大変厳しいことは間違いないと思っておりますが、約束は約束として守ってゆく中で、これは1年のみならず、2年、3年、4年、将来的な絵を描くことは決して不可能な話ではないと私は思っております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスコミの反省は無いのでしょうかね

2010年03月26日 | 徒然なるままに
「謝罪あり納得、感無量」=笑顔で会見-菅家さん・足利事件(時事通信) - goo ニュース

当時の報道についての検証をするマスコミはないのでしょうかね。

逮捕・起訴された時点で犯人と決め付けた報道姿勢は今も続いている。
彼らには推定無罪という言葉は無いんでしょうね。

最近Twitterで主にフリージャーリストの生の記事を見ているが、既存のメディアが如何に恣意的に報道をしているか、もしくは報道しないかが分かる。

記者クラブは監視役ではなくて、広報なんですね。
検察の情報に反した記事を書くと、情報を得られなくなるので、そのまま流すということなんでしょうが・・・それを検察が悪用している気がします。

一連の民主党関連の報道も、検察のリークを鵜呑みにして、あたかも重大な犯罪であるかのような報道を垂れ流ししているが、どうも怪しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郵便不正公判速報(続き)

2010年03月18日 | 徒然なるままに
江川さんのTwitterです。

裁判長、倉沢被告が本件で逮捕された後、裁判所で行われた勾留質問で、「証明書偽造されたものとは知らなかった。そういうもの作成するよう共謀したことはない」と述べている点を指摘。逮捕後、そういう趣旨の検察官調書ができてないことについて「否認の調書を作らないんですか」と

質問。さらに「否認の弁解をそのまま調書にとることはないんですか」と重ねて質問。取り調べをしているのに調書がなく、否認の調書もない状況に、裁判所は不自然さを感じているよう。検察は否認調書は作らないのではないかという裁判長の質問は、本件捜査の本質を突いている

続く検察官側証人は、凜の会の河野被告、村木被告の上司だった塩田元部長ら3人の厚労省関係者を取り調べた林谷検事。スーツがはちきれんばかりの”豊満な”肉体の大阪地検特捜部検事は、ペットボトルを片手にヒョコヒョコ軽い足取りで登場。いかにもこういう場は「慣れている」雰囲気

それもそのはず、捜査中の取り調べが問題になって証人出廷するのは、これで3回目という。「宣誓してください」と裁判官に言われて、「は~い」と間延びした返事。リラックスのし過ぎなのか、それとも余裕を演出しようとしているのか……こういう態度の証人はちょっと珍しい

しかも林谷検事の話は、声が小さく、とにかく早口。いくら主尋問の検察官が「ゆっくり」と言っても、改まらない。速記官が、最初は困惑顔、そのうち、うんざりした顔をしている。中身のあるなしはともかく、ぺらぺらとまくし立てて、相手を圧倒しようとするタイプのようだ。

林谷検事もメモを取ったノート2冊は廃棄している、と。理由を聞かれ「私にとって必要ないから」と。大阪地検特捜部では、被疑者が否認しても調書にしない、取り調べの時のメモは廃棄する、というのが慣例なのだろうか

林谷検事に取り調べられた4人は、いずれも公判の証言で調書の内容を否認し、捜査段階で無理な取り調べがあったと証言している。しかし林谷検事は、大声で追及したことはあったと認めながら、威嚇的な取り調べや取り引きなどは一切なかったと、4人の公判証言を否定

村木被告の上司である塩田厚労省部長は、公判で「石井議員との通話記録がある」と林谷検事から言われて、それならば電話をしたことがあるかもしれない、と認めた旨を証言している。しかし、後でそのような通話記録はなかったと知らされ、欺かれたとショックを受けたというのが法廷証言

林谷検事は、そうした塩田証言を一切否定。自分から通話記録についての話を持ちかけたことはないと述べた。そのうえで、塩田部長を2度目に取り調べた時に、「すみません。実は昨日は隠していました」と石井議員とはこの件で2回話をしていることを供述した、と証言

本当のことを話そうと思った理由を尋ねると、塩田部長は小泉元首相の秘書だった飯島氏に相談したところ「本当のことを話なさい」と言われたからと述べた、と。自分自身の逮捕をおそれた塩田氏が、かねてから知り合いの飯島氏に相談をしたが、当たり前の返答しか返ってこなかった。

林谷証言によれば、飯島氏は、以前厚生省次官だったO氏が逮捕された時のことを引き合いにして、「あの事件のことはよく覚えているだろ」「嘘をついてもばれるから正直に話した方がいい」と、至極まっとうなことを勧めたとのこと。林谷検事は、そのいきさつを調書化しようとしたが

塩田元部長が飯島氏の名前を出すのを嫌がり、その部分は調書にしなかった、と。それにしても、なぜ検察側はここで飯島氏の名前をわざわざ出したのか?一部で、飯島氏がこの事件の黒幕であるかのような陰謀論が出回っていることを意識してのことか、それともマスコミがこの名前に

飛びついて、検察官の取り調べの問題よりも、飯島氏に関心が移ることを期待してのことか?あるいは、特別な意図はなく、事実経過を単に述べただけなのか?その意図はいまいちよく分からない

弁護側の反対尋問で、捜査情報がマスコミに伝わっていたことについて質問が及ぶと、検察側が相次いで異議申し立て。「誤導だ」「関連性がない」と検察側は主張した。リークが問題になることをおそれてなのか、検察側の過敏な反応が印象的

凜の会の河野被告の弁護人が林谷検事の取り調べは問題だと大阪地検に抗議。林谷検事は、特捜部副部長から注意を受けた。その辺の事情を聞かれ、「大きな声で追及はしたかもしれない」と。ただし、「大きな声で何を言ったか」と問われても「覚えていません」と

林谷検事は、任官10年にして大阪地検特捜部は7カ所目の任地であることも明らかになった。あまりに優秀なので、あちこち引っ張りだこになったのか、それとも……その辺は次回の弁護側尋問で明らかにされるかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第14回郵便不正公判 速報

2010年03月18日 | 徒然なるままに
江川紹子さんと、竹中ナミさんのTwitterによる午前の公判速報です。

竹中さん

大阪地裁201号法廷なう。今朝は一転、寒い!江川紹子さんと合流。昨日の傍聴記を公開したので、ご高覧を。http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20100318_01.html

倉沢被告を取り調べた坂口副検事が証人出廷。結論から書く。石井議員の関与、企画課長(厚子さん)から直接証明書を受け取った日時などの証拠は、いずれも倉沢氏のあやふやな供述と、不確実な本人の手帳のみ。検察は裏取りしてないことが判明。「なぜ裏付け捜査をしていないのか?」弘中弁護士の問に

「長期間、長時間、倉沢を取調べ、誠実な人柄で信頼関係も出来ていたから。最後の取調べの日は、いつものジャージではなくスーツで応じ『貴方に取り調べてもらって嬉しかった。ありがとう』と言った」と坂口副検事述べる。法廷内に押し殺した爆笑が。

取調べメモを全て破棄した件は「自費で買ったノートだった。家族のことも書いていた。破棄は倉沢氏のプライバシー保護のため。」と証言。「調書を残していない日もあるが」との弘中弁護士の問には「このメモ帳に必要事項を書いてたので、取調べに支障なかった」とも。

堺支部から「身障低料第三種郵便制度を悪用した、企業がらみの事件」の捜査応援で駆り出されたが、「公的証明書偽造事件」の取調べ責任者がどちらも共通の検事だったので、時々その検事と取調べを交代した。その検事は、前田主任検事である、と坂口副検事が語る。

「あなたが他の検事に取調べを交代した日は、供述調書が残って無いのはなぜ」と弘中弁護士。「自分のノートに記載したり、口頭で引継ぎを受けたので支障なかった」と、坂口副検事。弘中弁護士から聞いていたのとは大違いの「あまりにも正直で(上に◯◯がつくほど)
実直に答える」坂口副検事の、

やや寂しい後頭部と、決して高価ではなさそうな背広の後ろ姿に、「組織の歯車」という言葉が胸に浮かぶ。公判後、坂口氏はどこの飛ばされるのか・・・いやいや、同情してる場合やない。

あ、もはや昼休みが終わる。ツイッターが暫くアクセスできなかったせいで、少ししか速報できず残念や。そういえば、紹子さんは無事アクセスできてるかな??

江川さん

大阪地裁の村木厚子被告の裁判。今日は傍聴券交付はなし。検事の証人尋問は地味です。「すみません、ちょっと被疑者脅しちゃいました」なんて自白する人はまずいないので、全然ドラマがないのが普通。ということで人気薄なのかもしれない

大阪地裁:午前中は凜の会代表の倉沢被告を取り調べた坂口副検事が証人。検察側の主尋問で、取り調べは適切だった強調。「取り調べを始める前に『体調はどうですか』と必ず聞いておりました。倉沢さんか『思わしくないです』と言っていた場合は短時間で終わらせていました」と

「私が『全容解明が検察官としての私の使命であり国民の要請である』と訴えると、倉沢さんは『分かりました。実は厚労省の担当部署にお願いし、正規の申請を得ずして公的証明書を発行してもらいました』と打ち上げました」と

坂口副検事は、取り調べメモを処分。弁護団はこれを問題にしているが、「私が自費で買ったノート。倉沢さんのプライバシーや名誉に関する記載もあったので、プライバシー保護の観点から保管を継続しておくべきではないと判断した」と正当化。検察庁での保管がなぜプライバシー違反?

取調中に検事が机を叩いたとの倉沢証言を確かめられ、「数回はあった」と認める。凜の会が障害者と無関係なことを「いったんは認めながら、責任逃れをするように『そこまでの認識はなかった』という時が何回かあったので、その時に少し机を叩いた」と

それでも、取り調べの最終日、倉沢被告はスーツを着て臨み、最後に深々とお辞儀をして、「ありがとうございました。私の担当が坂口さんで本当によかった」と言ってくれた、と。

倉沢被告は平成16年2月25日に石井議員に口添えを依頼したと述べていたが、取り調べの最終日に「それはアポを入れた日。100%その日とは言い切れない」と述べた、と。前回の法廷で、石井氏にこの日は倉沢被告と会ってないと証言されたためか、別の日の可能性を強くにおわせる

弁護側反対尋問:長時間の取り調べを行いながら、まったく供述調書を作ってない時期があることを指摘。この時期に何を調べていたのかを聞くも、証人「よく覚えていない」と。「全然覚えてないのか」の追及に、いくつか答えるが、それはすでに調書作成済みのこと。不自然さを追及され…

「経緯が長いですから」と苦しい答弁。その間にメモは取っていたのかを問われると、しばしの沈黙のあと「ある程度はとっていました。私の頭の中に倉沢さんの生の言葉として残っておりましたので、あとでまとめて調書にすればいい、と」。そのメモは廃棄されている

「石井議員についての供述は6月3日の調書に初めて出てくるが、この日に言い出したのか」の問いに、「5月末か6月1日」と。弁護人「そういう重要な話を聞きながら、その日に調書にしなかったのはなぜか」と問う

証人「倉沢さんの供述の出方からして、すぐに調書を作成しなくても、翌日、翌々日に作成しても供述は動かないだろうと確信していた。毎日顔を合わせて、人間関係が形成されていた」と。机を叩いて叱りつけなきゃいけないようなこともあったのに?

もう裁判所に戻ります。残りは後で

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日弁連が既に調査している

2010年03月18日 | 徒然なるままに
可視化法案、今国会見送り=提出は来年以降-法務省(時事通信) - goo ニュース

諸外国の情勢を調査することも理由に挙げているが、2008年に日弁連が可視化法案に反対する事への反論を100ページを超える資料として出している。
この中で、欧米、アジアの事例として11カ国を挙げている。

法務省は見てないんでしょうね。

興味がある方は、以下のURLから

取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現に向けて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郵便不正裁判、第13回公判傍聴記

2010年03月18日 | 徒然なるままに
プロップ・ステーションの竹中さんの昨日の公判の傍聴記です。

厚子さん、第13回公判傍聴記 by ナミねぇ

本日は、取調べを担当した検事2名が証人として出廷します。

江川紹子さんと、この竹中さん二人がTwitterで速報を流すと思います。

URLは

江川紹子さん:amneris84

竹中さん:nami_takenaka


です。

ところで、この傍聴記で検事の証言について記者会見で弁護士が

「検察官は、平気でシラッと嘘をつく。塩田元部長に電話の交信記録が有ると言って証言を誘導したことや、北村元課長補佐に、倉沢被告があなたの名刺を持っていると言って、二人が会ったことがあると言わせたりしたことなど、すべて『そんなことは言っていない。被疑者の勘違いだ』などと証言するはず。」

と発言したそうです。

今日の公判ではどうなんでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こりゃ、法務省は参院選で民主が負ける事にかけたか

2010年03月17日 | 徒然なるままに
可視化法案、今国会提出見送り(時事通信) - goo ニュース

法制化に熱心な議員も多かったと思うが、この結果・・・
千葉法務大臣も舐められたもんですね。

郵便不正だけでなく、足利事件の菅谷さんの件でも可視化で防げた可能性が大きいと、誰でも思う。
コンクリートから人へのキャッチフレーズがむなしく聞こえてきますね。

理由として、
、(1)海外での実施状況の調査や政府内の検討作業は最短でも11年6月までかかる
(2)機材整備などに数百億円規模の財源が必要となる

と言っていますが、海外での実施状況は関係ないですよね。それに、機材整備に数百億円もオーバーでしょう。要するに、法務省は参院選で民主が負ける(負けるように持っていく??)と読んだんでしょうね。

議員立法でも、出す気概はないのかな・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郵便不正事件裁判

2010年03月17日 | 徒然なるままに
今日、明日と郵便不正事件の公判があります。

今日は、実行犯と云われる上村元係長の上司2名が出廷して証言します。
明日は、いよいよ取調べをした、検事です。


午前の公判では、室長補佐が出廷しました。
もう少しも驚きませんが、やはり、検察の調書を否定する供述をしました。

読売新聞によりますと、

室長補佐は「取調べ時に『覚えがない』と説明したが、検察官から『部下の元係長が、あなたもその場にいたと言っている』といわれ、調書に署名した」と証言
したそうです。
詳しくは、こちらを
郵便不正、元局長の部下「関係者と会った記憶ない」

プロップステーションの竹中さんも夜には傍聴記をブログにアップするようです。

明日は、江川さんと竹中さんのtwitterで速報が流れます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たった5分で??

2010年03月17日 | 徒然なるままに
原口大臣が衆議院本会議の閉会が遅れたことで、参議院の総務委員会に5分遅刻、そのことで結局流会となったことを、世耕議員が言い訳がましく、ブログに書いている。
3月16日(火)【総務委員会流会の顛末】

普通、会議に遅れそうになれば相手方に事前に連絡をしますよね。当たり前のことをしない事務方・・・原口大臣は事務方のいじめにあってるのかな?

それにしても、お互いに硬直的な対応ですよね。

これにも税金が使われているんだ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳩山さんが龍馬??ちょっと無理・・・

2010年03月16日 | 徒然なるままに
第3極狙う「邦夫新党」、同調の動き不透明(読売新聞) - goo ニュース

自分の行動を流行の竜馬になぞらえて、説明しているが・・・清新さに欠ける。

維新で活躍した人たちはいずれも、若かったんですね。

薩長同盟が結ばれたのは1866年ですが、その時の年齢は

西郷隆盛 38歳
大久保利通 36歳
坂本龍馬 30歳
木戸孝允(桂小五郎) 33歳
後藤象二郎 28歳
中岡慎太郎 28歳
板垣退助 29歳

で、老練なイメージの西郷隆盛でさえ40歳前でした。
殆どが30歳前後の若者でした。

国を変えるには、過去のしがらみが無く、まったくの白紙の人達だからこそ成し遂げられたのでしょう。

それを見ると、今挙がってくる名前では、難しいですね。
そもそも、視野が狭すぎる。
自民党がだめ、民主党がだめ・・・ということでは、所詮コップの中の嵐でしかありませんよね。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同じ裁判、同じ報道社なのに・・・

2010年03月15日 | 徒然なるままに
郵便不正事件

時事通信の報道、午前と午後で微妙にニュアンスが違いますね。

午前の報道

凛の会発起人、大筋認める=郵便料金不正-大阪地裁

 障害者割引郵便悪用事件で、厚生労働省元局長村木厚子被告(54)らと共謀し、偽の団体証明書を発行させたとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた自称障害者団体「凛(りん)の会」(白山会に改称、東京)発起人河野克史被告(69)の初公判が15日、大阪地裁(横田信之裁判長)であり、同被告は起訴内容を大筋で認めた。
 検察側は凛の会について、障害者団体として実体がないとしているが、河野被告は「障害者福祉を目的として設立した」と陳述。厚労省内での発行経緯も知らないとした。
 起訴状によると、河野被告は2004年6月、同会を割引適用団体と認める証明書を厚労省に発行させたとされる。
 村木被告は自らの公判で無罪を主張。村木被告の部下だった同省元係長上村勉被告(40)も証人尋問で「自分一人で実行した」と述べている。(2010/03/15-12:37)

午後の記事

議員への口利き要請を否定=郵便不正で凛の会発起人-大阪地裁
時事通信2010年3月15日(月)19:03

 障害者割引郵便悪用事件で、厚生労働省に偽の証明書を発行させたとして、虚偽有印公文書作成罪などに問われた自称障害者団体「凛(りん)の会」(白山会に改称、東京)発起人河野克史被告(69)の初公判は15日午後も、大阪地裁(横田信之裁判長)で続いた。

 同被告は被告人質問で、石井一参院議員に同省への口利きを依頼するよう同会元代表倉沢邦夫被告(74)に要請したとの捜査段階の供述内容について、「全く頼んでない」と否定した。

 検察側は、石井議員の口利きを受けた上司の指示で、厚労省元局長村木厚子被告(54)が部下の元係長上村勉被告(40)に証明書を作成させたとの構図を描いている。

 しかし、村木被告は無罪を主張し、同被告の公判で証人に立った石井議員は、倉沢被告からの依頼や口利きを全面否定している。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする