こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

「花の命は短くとも・・・・」

2015-04-02 | Weblog

 

我が家の周辺は区画整理事業の最終段階に入ってきているが、これまで家の立ち退きや雑木林や竹藪の整地やらと、工事が進められてきている。

お隣さんは(我が家と同様に立ち退きとなったが)、田舎のことであるので家の周囲は昔から暴風や防火対策もあって木々で囲まれていた。今は見る影もなく、きれいに?整地され、寒々とした・・・・いや失礼・・・・広々とした造成地となって固定資産評価額の向上に寄与している。ちなみに我が地区では誰も区画整理に積極的賛成派はいなかった、と聞いている

この季節になると、決まって「ホーホケキョ」とウグイスが澄み切った鳴き声を聞かせてくれていた。お隣の雑木林の中に住みついていたようであるが、まさに春を感じるひと時であり、郷愁を誘う鳴き声である。我が家の庭にも桜の木が何本かあり、この時期に満開の桜を眺めながら聞くウグイスの声・・・一服の清涼剤であった。それが一昨年からは、聞く事ができなくなった。多分工事で木々が切られ、ウグイスも住処をなくされたのだろうと諦めていた。が、今年3月の中旬頃から、ちょっと離れた山の方から「ケキョケキョ」という鳴き声が聞こえ始めた。よく聴いていると、まだまだ上手く鳴けない状態で一生懸命練習している、という感じである。毎朝家を出る時に、今日はどう鳴くだろうか・・・と楽しみになった。と同時に、ウグイスがどこかに行ってしまわないで、近くの山に引っ越しただけという事も嬉しかった。田圃は次々に無くなっていくが、山はまだお陰さまで昔の姿を残してくれている。

 最近では、どうだ!と言わんばかりに「ホーホケキョ」と、きれいな鳴き声を聞かせてくれている。ただただ自然に感謝。

 2015年度、新たな事業年度が始まった。昨年度からの引き継ぎ案件と新たな取り組みなど、変化の激しい時代環境に押し流されることなく、<ろうきん・全労済を基軸とした労働者自主福祉運動=労福協活動の循環(サイクル)>の確立に向けて前進していきたい。             (M)