こちら黒金町の4階です。

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常識を疑う

2012-08-21 | Weblog

「『誰もが右を見たら、一度は左を』が信条だ。周囲に流されず、常識や定説を疑おう、そこから発見が生まれる。」とは細胞生物学者で歌人の永田和宏さんの言葉。この言葉に妙に共感したのは、特に「食の常識」について自分の常識は間違いだらけだったことに気付いたからです。

例えば白砂糖は極悪食品で、「百害あって一利なし」ということ。この「百害あって一利なし」は私がよく、たばこや薬物に対して使っていた言葉ですが、砂糖に対して使われるとは思いもしませんでした。世の中に広く出回っていて、多くの人が口にしているからといって必ずしも安心というわけではない、ということにも気付いていませんでした。白砂糖は食品ではなく、化学物質で、「砂糖をなくすだけで、病気の半分以上は改善される」のだそうです。キレる子供が多くなっている原因は、スナック菓子や清涼飲料水に含まれる砂糖なのです。ちなみに三温糖は白砂糖を着色したもので白砂糖よりもっと悪く、さらに悪いのはトレハロース、ステビアなどの人工甘味料です。私も小さい頃から甘い物は大好物で、また砂糖を摂取すると幸せな満足感が得られるので、ストレス解消とばかりに甘い物を口にしてきました。しかしこの行為はお酒や麻薬と同じくらい強力な常習性を持っているのだそうです。ほぼ毎日デザートを食べていた私にはよく解ります。完全な砂糖依存症です。今後は「砂糖断ち」とまではいかないかもしれませんが、極力摂取を控えようと思います。

 話は変わりますが、最近歌野晶午さんの「絶望ノート」「葉桜の季節に君を想うということ」を続けて読み、「先入観とか思い込みってこわい」と思いました。単純な私は見事に作者の罠にはまってしまい、気持ちよく騙されました。         (タナギ)

おまけの写真は、菊川市の風景。

一見さもない風景ですが、大自然でなく、

人の手の入った里山の風景が私は好きです。

奥から手前にかけて、だんだんに低くなっています。