福祉基金の事務局長から一本の講演テープを突然渡された。ラベルには「退職者並びに婦人の組織化の目的」事業団体幹部研修会・S60/3/7・講師 竹本正晴氏とあった。竹本氏は昨年11月にお亡くなりになったが静岡県に於ける「自主福祉運動」「静岡県労働金庫」の創設・発展に深く関わり偉大な功績を残された方である。懐かしさもあり早速聞いてみたので印象深い一部を披露したいと思います。急速に進む「高齢社会」への対応・婦人の就労増加(ほとんどが未組織)この受け皿作りに事業団体が全体の問題として協力し対応すること・それは事業への成果につながるものである。実態を正しく把握しないと運動は間違った方向へ進む・福祉事業団体の真の役割は何なのか・労福協の設立意義とそれに事業団体役職員はどう関わるか自主福祉運動の専従者は誰なのか?事業団体の役職員は自覚を持て社会に認知される「自主福祉運動」静岡のオリジナルティを創設しろ・他県のモノマネではだめだ余談話で新聞の読み方・全国紙・日経・地方紙の3紙を必ず読め・そこに判断材料、為すべきヒントがある90分の講演だが非常に内容の濃いものだ・それと講演の内容が今に通用するところに奥行きの深さを感じさせられました。(K)