幸せアップ+α

TVを見ていることが多いし、いろいろ感じることがある。

「嫌われる勇気」目から鱗、でしょう~♪

2014-09-10 17:08:55 | 

先月、図書館で「アドラーを読む」を借りて読みました。

そして、今、ベストセラーになっている

「嫌われる勇気」 自己啓発の源流 「アドラー」の教えを買いました。

とても、興味深く読みました。

哲人と青年の対話形式になっているので、とてもわかりやすい。

その中で、子育てに良いと思うところをピックアップしてみます。

ほめるって大切だと思っていましたが、アドラーの心理学では、そうではなかった。

 

しかってはいけない ほめてもいけない

子育てをはじめとする他者とのコミュニケーション全般について

「ほめてはいけない」という立場をとります。

哲人: たとえば、私があなたのご意見に対して「よくできまし」とほめたとしましょう。

この言葉、何となく違和感を覚えませんか。

青年: ええ、たしかに不愉快な気分になるでしょう。

その「よくできました」という言葉に含まれる、上から見下すようなニュアンスが不愉快なんですよ。

哲人: 夕食の準備を手伝ってくれた子どもにたいして「えらいわね」とほめる母親がいる。

「えらいわね」とか「よくできたわね」、「すごいじゃない」とほめる母親は、

無意識のうちに上下関係をつくり、子どものことを自分より低く見ているのです。

人が他者をほめる時、その目的は「自分より能力の劣る相手を操作すること」なのです。

そこには感謝も尊敬も存在しません。

青年: 上司からほめられれば、誰だって嬉しく思う。これは理屈抜きにした、本能の感情です!

哲人: だれかにほめられたいと願うこと、他者をほめてやろうとすること。

これは対人関係全般を「縦の関係」としてとらえている証拠です。

アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、

すべての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。

ある意味ここは、アドラー心理学の根本原理だといえるでしょう。

 

哲人: 勉強は子どもの課題である、と理解した上で、できることを考える。

具体的には、勉強しなさいと上から命令するのではなく、

本人に「自分は勉強ができるのだ」と自信を持ち、

自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きかけるのです。

青年: その働きかけは、強制ではないのですね。

哲人: 「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」

というアプローチです。

課題に立ち向かうのは本人ですし、その決心をするのも本人です。

こうした横の関係に基づく援助のことを、アドラー心理学では「勇気づけ」と呼んでいます。

 

あとがき 岸見一郎

アドラーの死後、半世紀以上が経った今も、彼の思想の新しさに、

時代は追いついていません。

アドラーの教えは、いわば誰もがそこからなにかを掘り出すことができる

「共同採石場」であると言われています。

アドラーの名前は言及されずとも、その教えは多くの人に影響を与えているのです。

~~~

子どもに対しても横の関係を築くというアドラーは、人は平等との思いがあるのですね。

凡人には、なかなかできないことかもしれませんが、そうすべきですね。

国と国との関係(私の国は大国、相手の国は小国と思うことは縦の関係で間違い)

横の関係は、平和に繋がる大切なことですね

 

 

 

 

 


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