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ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

[U-CANビーズ講座] 作品その5

2014年09月04日 | ジュエリー作品&試作品

U-CANのビーズ講座で制作した課題紹介はいよいよ最終回です。(その1その2その3その4

ワイヤーを使った作品をもう1品作ります。



ワイヤーをねじりながらビーズを留めています。これは初めて知ったテクニックで、なかなか楽しい作業でした。


そして、最終課題。バンチ・ネックレスです。この最終課題では、送られてきたいろいろな色のシードビーズの中から、自分で好きな色を組み合わせて、自由に制作をすることができます。


私は、緑と青を選び、ショート、ロングの2つのネックレス作品を制作しました。



新しく学ぶテクニックはありません。ひたすらビーズを糸に通して束ねるだけです。この課題で学ぶことは、「カラーコーディネート」。

複数の色を組み合わせて1つの作品を完成する、これは教えてもらって習得できることではないんですね。まさに生まれ持ってのセンスということになります。しかし、自分がよいと思っても、人様に支持されるとは限りません。自分のインスピレーションで心地良いと思う色合わせで作った作品が万人受けするのか気になります。大変よい勉強になりました。

まだ赤系、ピンク系のビーズが大量に余っています。さて、何を作りましょうか・・・・。

全課題を終えてみての印象としては、「やってよかった」です。独学だけでは知らなかったことがいろいろありました。また、初めての人のコースにしては、かなりレベルが高い作品の割に、テキストがしっかり丁寧に作りこまれているので、おおよそ誰でもマスターできるのではないかという感想を持ちました。また、キットとして経験者も十分に楽しめる内容だと思います。

このコースを開発したU-CANさんにお願い事項があるとすれば、本だけでなく、動画(DVDかWebセミナー)を提供してほしいですね。


[U-CANビーズ講座] 作品その4

2014年09月01日 | ジュエリー作品&試作品

U-CANのビーズ講座で制作した課題作品、後半戦に来ました。 (その1その2その3


7作品目は、またテグス・ワークです。ひたすらビーズをテグスに通す、、根気と忍耐が問われます。

ガラスのロングパールのネックレスと、シードビーズのブローチのセットです。



ブローチは、単独で使ってもいいし、ネックレスの好みの位置に留めつけることができます。(ネックレスのパールの間にもブローチと同じシードビーズが使われていて、セットアイテムとして使えるようになっています)


このネックレスは二重にしても使える長さなのですが、素材がガラスなのでかなり重いです。 コットンパールの驚異的な軽さに慣れてしまった私としては、ちょっとこの重さは厳しいです。

8作品目も、テグスをつかいます。

実はこれも、勝手にアレンジです。真ん中のぶらさがりのパーツは課題にはありませんが、材料が余ったので付けてみました。


チェーンと直結している部分はテグスだけで編むようにして作られています。そこのビーズはTピンをつかっているようにみえますが、テグスを通して極小のメタル色のビーズをストッパーにしています。 (真ん中部分の自作のぶらさがりパーツはチェーンとTピンを使っています。)





[U-CANビーズ講座] 作品その3

2014年08月30日 | ジュエリー作品&試作品

U-CANのビーズ講座で制作した課題作品その3です。 (その1その2

5つつめの課題は、飾りパーツを使ったペンダントです。9ピンやTピン、丸カンを繋ぐ作業だけなので、慣れれば簡単で、あっという間に出来てしまいます。

カットビーズには菊座使いで、アンティーク風な感じの仕上がりです。天然のラピスラズリがいいアクセントになっています。

6作品目は、またテグス・ワークに戻ります。大小さまざまなビーズを編み込んで立体的なモチーフを作ります。
(※ここまでの課題が、U-CANビーズ講座の「基礎コース」として、このコースの簡易バージョンとして提供されています。)


編んでいくと不思議とひとりでにドーム状のリングトップが出来上がります。この編み図を考えた人はすごいと思います。

・・・が、正直なところ、この作品は、ワタシ的にはあんまり好みではありませんでした。(個人の意見ですよ!)
そうですね、ピンクのふわふわドレスをまとったキャリーパミュパミュさんに似合いそうです。

全然関係ないですが、上の写真の透明のリングの台、実はワインの栓でした。ガラス製でなんとなくお洒落なので捨てないでとっておいたら、こんなところで役に立ちました。


[U-CANビーズ講座] 作品その2

2014年08月29日 | ジュエリー作品&試作品

U-CANビーズ講座 作品その2です。  (その1はこちら

3番目の課題は、ナイロンコートワイヤーの扱い方です。ワイヤーの端を処理するためのつぶし玉とカシメの扱い方も学びます。チャームをつける際に、丸カンの扱いもおさらいします。

これは・・・・、ビーズを通すだけ。小学生でも簡単に出来ます。(笑) こちらもお子さんの夏休みの自由制作に使えそうですよ。ワイヤーの端の始末の方法を習得するための課題ですね。何事も基礎は肝心です。(^^)

ナイロンコートワイヤーは丈夫なので、以前からパールや天然石のショートネックレスを作るのに使っています。耐久性が必要な携帯ストラップにももってこいです。

3つめの課題がちょっと簡単すぎて萎えていたところ、4つめの課題は、急にレベルアップしてきました。Tピンとシャワー台の扱い方を学びながら、ラペル・ピン(ブローチ)を作ります。天然石や淡水パールも使い、華やかな作品です。

チェーンでつながっているチャームは、実は私の勝手なアレンジです。余ったビーズと、同じく課題2のネックレスで余ったチェーンを使ってチャームを作りました。

シャワー台 x ジャラジャラビーズは、リングにも適用できますね。市販のアクセサリーは特に高度な特殊な技術を使っているわけではなく、こうした基礎的なテクニックの組み合わせと応用で作られているのです。


[U-CANビーズ講座] 作品その1

2014年08月24日 | ジュエリー作品&試作品

U-CANのビーズ講座で制作した課題作品をアップしておきます。

まず、最初の課題は、テグス・ワークと9ピン曲げです。おそろいのY字ネックレスとリングを作ります。

まずは、リング。テグスだけを使って、”基本の基本”の形を作ります。
(実は私、テグスの扱いがいまだに苦手です。なんでかなぁ。)






道具が要らず、テグスをただビーズに通すだけの安全で簡単な作業なので、お子さんと一緒にやってみるのもいいかもしれません。今時期ですと、お嬢さんの夏休みの自由作品にしてもいいでしょうね。色違いのビーズで親子おそろいにしたり、お友達に分けてあげるのも楽しいことでしょう。

次のステップでは、ネックレスで9ピンや丸カンの扱いを学びます。

こうして編み込んだビーズのボールパーツを応用して、ステーション・ネックレスにしてもよさそうです。素材に天然石などの高級感があるものを使えば、おもちゃっぽくならないですね。

シンプルなデザインに渋い色合いの素材は、ヘビロテ・アイテムになりそうです。ターコイズ風のビーズが今の季節にぴったりです。


バイキングニットのチョーカーx アンモナイト

2014年05月06日 | ジュエリー作品&試作品

久々のアクセサリー作品です。

バイキングニットでチョーカーを作ってみました。

何度か練習するうちに網目が揃うようになってきました。ただ、編み終わったチューブを線引き板の穴に通して太さを縮めていく作業が一苦労でした。「ぬ、ぬけなーーーい!」出来上がったときには手のひらがまっかっか。バイキングニットの講習の時、先生は、「ココが一番楽しい作業ですよ!」と言っていたのに、私にはバツゲームのような苦痛の作業でした。

なんとなく持っていたアンモナイトの化石をワイヤーラップしてチョーカーにつけることを思いつきました。



えっと私は化石マニアではありません。(汗)会社の帰り道にパワーストーンのお店にふらっと立ち寄り、白黒のツートンカラーの珍しい石を見つけ、店員さんに何という名前の石か聞いたところ、「アンモナイトの化石ですよと教えてくれました。


アンモナイトの化石というと、たいていは2つにスライスしてあって、中のシマシマの螺旋模様が見えるものという印象があるので、「これ、ほんとにアンモナイトかしら?と疑ったのですが、見た目の面白さから、衝動買いしてしまいました。カットしてないので裏側も同じような形状です。中はやっぱり例の模様なのかな? (実は私、なぜか、あのシマシマうずまき模様をみるとザワザワ鳥肌が立ってしまいます。)

アンモナイトは、貝ではなく、イカ・タコの仲間だったようです。4億年前くらいから海中に生息し、約6500万年前に恐竜とともに絶滅して
長い長い時を経て石になったといいます。どんなパワーが秘められているのでしょうね。(お店で聞くのを忘れてしまいました)


バイキング・ニット 練習中

2014年01月08日 | ジュエリー作品&試作品


”バイキング・ニット”をご存知ですか? 恥ずかしながら、私はつい最近まで全く知りませんでした。
某アクセサリー素材の卸通販サイトで登録しているメルマガで、バイキング・ニットの講習会をやるというお知らせが来て、「バイキング・ニット?何それ?」と画像検索してみてどのようなものか初めて知った次第です。

要するにバイキング・ニットとはワイヤーを使って紐状のものを編んでいく手法です。「編み物関係はちょっと苦手かなぁ・・」と思いつつも、ワイヤーを使った技法はひととおり知りたいので、講習会に申し込んでみました。

道具はこれだけ。なんだか、ありものでも十分代用できそう・・・(^^;

プラスチック製でなんだか、ちゃっちい感じなんですが、米国からの輸入品ということもあってか、お値段はべらぼうでした。(価格はいいません。ググって調べてみてください。笑)こんなニッチは道具はそうそう売れるものでもなさそうだし、モノの値段とは需要と供給の関係で決まるものなので仕方ないです。ただ、ネットで販売しているのを見ただけでは、おそらく食指が動かなかったでしょう。講習つきということで飛びついてしまいました。道具を買うというより、バイキングニットを教わる教授料と思えば悪くないです。

想像していた作業とは全然違いました。クロッシェのようにかぎ針で編むのではなく、心棒を中心にワイヤーを曲げて結わえていくような感じです。技術もへったくれもなく、(笑)ひたすら同じ作業の繰り返しなのですが、この方法を最初に考えた人はまさにすごいと思う。

講習でひととおり道具の使い方を教わってきたので、さっそく家でも練習してみることにしました。

100円ショップで銅線を購入してきて、無心の境地でひたすら編む。
ムフフ、この作業は結構楽しいかも!

柔らかく細い銅線でだいぶ慣れてきたので、手持ちのワイヤーも使ってみる。
編んでいる途中で色を変えることもできます。

綺麗に網目が整うようになるまでは、まだまだ練習が必要ですかのう。orz

チューブに小さいビーズを編み込んだり、中にビーズを閉じ込めたり、チャームを留めつけたりしても面白そうですよよっしゃー、遊んだるどーっ! \(^^)/


ネックレスとして使えるグラスホルダー

2013年09月22日 | ジュエリー作品&試作品


久々のジュエリー作品です。

ネックレスとして使えるグラスホルダーを作りました。

めがねを掛けるためのリングパーツを自作しました。ひさしぶりの彫金作業。ずいぶんサボっていたので、リハビリです。(笑)


槌目風のテクスチャーを施したハート型のシルバーパーツです。これなら、いかにもグラスホルダー用、って感じには見えないかなと・・・。

ネックレス部分は、オニキス、パール、水晶、そしてメタリックビーズ。
ただつなぐだけなんですが、今回は結構時間がかかってしまいました。

ちょっと写真を拡大しますね。チェインメイル風の技法をちょっと取り入れてみました。めがね留めのループ部分を二重にし、石パーツ同士をつなぐ丸カンも2個使いにしています。

この作品に使っている丸カン、チェーン、留め具部分はすべてアーティスティックワイヤーを使って手作りしています。丸カンが自作できるようになると、その都度、いろいろなサイズの市販の丸カンを買い揃えなくても、好みの大きさ・太さの丸カンが欲しい数だけ作れるので経済的で便利です。

 ただ、目下の悩みは、数種類持っているニッパーはどれもバリがでてしまうことです。断面を垂直にスパーっと気持ちよく切れるニッパーがあるとカンペキな丸カンが作れるのですが・・・。

そんなニッパーがありましたら、ぜひご紹介ください。


ビタミンカラーのティアドロップ・フープピアス

2013年04月06日 | ジュエリー作品&試作品


先日、フープピアスが黒くなった話を書いていたら、またフープピアスが作りたくなりました。
今回は、ビーズショップで買ったフープパーツをちょこっと改良して使っています。 

濃淡が楽しいオレンジの石は、カーネリアンです。連で買ったときにすでにいろいろな色が含まれていました。
間にゴールドビーズを挟みながら、フープに巻きつけていきます。

真ん中のドロップカットの石は、グリーンフローライトです。オレンジとグリーンってベストマッチですね。

やさしい色合いだけれど元気が出るビタミンカラー。着けているだけで楽しい気分になれそうです。

それと・・・・、最近、自然光の下でジュエリーを撮影するのが気に入っています。
ちなみに私は、蛍光灯の下で撮るときはマクロに強いコンデジを使いますが、自然光で撮る場合は、一眼レフカメラを使っています。


ラピスラズリのペンダント

2013年03月04日 | ジュエリー作品&試作品


先日のニュースで知ったのですが、百貨店で高額商品の売上高が前年比よりアップしているそうです。アベノミクスによる景気回復に期待する消費者の反応の現れだとか・・・。 

景気が回復基調だからといって、人々の収入が急に増えるわけもないので、2011年の震災ショックで心理的に瀟洒品を買い控えていた富裕層が、ようやく財布の紐を緩めたくなってきた、ということに他ならないと思います。

それ以外のトリガーとしては、消費税が上がる前に、前から欲しかったものを買い急ぐ動きもあるかもしれません。とはいえ、パールや高級時計が売れ筋商品とのことで、流行に関係なく長く愛用できるものを選んで購入している点では、バブル期とは異なる消費傾向といえますね。

前置きはこのくらいにして、前回のローズクォーツに続きまして、一緒に購入した大きなラピスラズリも、ワイヤーラッピングでペンダントにしました。 (大きすぎて、ペンダント以外の使い道がないのです・・・)

ローズクォーツとおそろいのデザインです。こちらは、一部、ツイストワイヤーをつかってみました。2本のワイヤーを寄ってスクェア状にしたワイヤーは、ラウンドワイヤーに比べて光を多方向に反射させるので、動くたびにキラキラと光って、ワンパターンになりがちなワイヤーセッティングにちょっと変わった表情を加えることができました。 



ツイストワイヤーは弾性にやや劣り、折れ曲がりやすく、プライヤーの跡が付きやすいので細心の注意が必要です。たくさん使うとうるさくなるので、ポイント使いをするのが良いようです。

それにしても、ラピスラズリは断然ゴールドカラーが似合いますね。  

 


フェミニンなローズクォーツのペンダント

2013年03月03日 | ジュエリー作品&試作品

仕事と家事でいっぱいいっぱいのしんどい毎日。 忙しさの合間を縫っての作品づくり。

アウトプットが溜まっているにもかかわらず、ブログ更新の優先度はいかんせん低く、ついさぼり気味になっております。毎日続けられる人ってえらいなあ・・・・。

さてさて、今回の作品は、屋外の自然光の下で撮ってみました。室内だとそのままではなかなかキレイに写らなくて、光の調整がいろいろ面倒くさいのですが、自然光って意外といいものですね。

会社の近くにあるアクセサリー材料店の店頭で、大ぶりのローズクォーツとラピスラズリのルースがディスカウントされていたので、2つとも即買いです。

石の表面に小さいパールとゴールドパーツで流れるようなラインを施し、大粒の淡水パールをあしらってみました。


優しいミルキーピンクの石に全体的に細かく入ったクラックが大理石のように繊細なマーブル模様を織り成しています。

ローズクォーツは比較的硬度の高い石ではありますが、この石のようにただ研磨しただけでなく、カットが施されてエッジがついていたり、クラックが存在する場合は、注意して取り扱う必要があります。爪留めの場合は、ちょっとハンマーで叩いたりヤットコで抑えただけでも、一箇所に大きな圧がかかったり、振動や衝撃で石が割れることがあるのです。

ワイヤーラッピングは、このような脆そうな石でも安心して作品に仕上げることができます。


スワロフスキー x ピンクサンゴの揺れるピアス

2012年10月31日 | ジュエリー作品&試作品

今日のご紹介作品は、ゆらゆら揺れるワイヤーのピアスです。

バーゲンで袋入りで衝動買いしたものの、持て余していたボタンカットのスワロフスキー・クリスタルを少しでも消費したくて作りました。ピンクサンゴと合わせることでフェミニンな印象のピアスに仕上げました。

本体の部分は、上下2つのパーツで出来ており、紫色のクリスタルのめがね留めパーツを挟んで、丸カンでつながっています。パーツの接合箇所(4箇所ですが、わかります?)すべてで可動するので、ちょっと動くだけで、かなり揺れて目立ちます。



ワイヤーのよいところは、かなり大ぶりでも軽くつくれること。一方で、デメリットは、無理な力がかかると変形してしまうことです。今回のピアスは、アーティスティック・ワイヤーの21番を使って丈夫に作っています。

丸カン同士を繋げてチェーンやパーツをつくる技法を”チェインメール”といいますが、このピアスも少々、チェインメイルの要素を取り入れています。パーツをつなぐ丸カンを二重にしているので、一重よりも安定感があります。

ピアス金具も、最近は手作りです。(先は、リューターポイントで丸めてバリをとってあります。) 


森の妖精  -透かしパーツのピアス

2012年10月28日 | ジュエリー作品&試作品


只今メタルワーク(彫金とかワックスとか・・・)をお休みしております。"お休み”というからには、いずれ再開する気はもちろんあります。(ルースがたくさん貯まってるので・・・汗)しかし、現在、ガラス工芸もやっていて、金銭的にも時間的にも、両方の掛け持ちは難しいのもたしか。

しかし、なんとなくやはりアクセサリーは作っていたい、ということで、手慰み程度に簡単なプロジェクトを細々と続けています。

ただ、不思議なことに、彫金やワックス(あるいはCAD)で時間をかけて作った渾身の作品が、誰からもリアクションがないこともあれば、一方、ちゃちゃっと作った簡単アクセサリーなのに、いろんな方からとても褒められたり、欲しがられたりすることがあります。

ようるに女性にとっての装飾品とは、デザインのこだわりとか技術の高度さとか費やした時間といった作り手側の”価値”とは関係なく、人の感性に響く作品こそが、”良いもの”、”欲しい物”、なんだなぁと痛感し、簡単な仕事だからといって侮ってはいけないと反省しています。

さて、前置きがまた長くなってしまいましたが、この写真のピアスですが、周囲の女子たちに評判が良く、私自身、使い勝手がいいのでヘビロテ・アイテムとなっています。

メタルパーツは、たぶん、ジュエリーCADをやってる人は、すぐにCADで作っただろうな、とわかるような仕様ですね。わずか1cmちょっとの小さな面に、完全にシンメトリーかつ、この繊細な透かしを手作りで表現するというのはかなり大変です。


白状しちゃいますね。自分で作ってません。・・・市販品のパーツでございます。(^^;;;  

『なんだ既製品か。』『それって反則でしょう~?!』『こんなの出して恥ずかしくないの?』『自分で作ったっていえないじゃん』といった反応が予想できそうです。ごめんなさいね。

でも、私は、最近かなり考えが柔軟になりまして、なにがなんでも自分で、一からデザインを起こして、完全に自作しなければいけない、とは思わなくなっています。

既成の素材を組み合わせてオリジナルの完成形をデザインする、というのも、自分的には”あり”だと思います。もし、これが商品だったとして、、”よそで買ってきたパーツ?そんなの、”作品”っていわないでしょ。インチキ!ズル!買う価値なし!”などと批判するお客さんはいませんもんね。(^^;

たとえば、ガラス職人さんが作ったトンボ玉を、別のジュエリー作家さんがアクセサリーに仕立てることだってあります。ある意味、コラボレーションです。

・・・だから、このパーツも、誰かの手で完成品になるために作られた"作品”であり、このパーツをデザインし原型を作った人に、私は感謝しながら、大切に使ったつもりです。


ちなみに、このグリーンの石は、スワロフスキー・クリスタルです。 石についても、”ジュエリーに使う石は、天然石でなければ・・・・”、というこだわりもとっぱらいまして、天然だろうが、人造だろうが、気に入った素材はなんだって使うことにしています。
 
技術にしろ素材にしろ、選択の幅を広げることで、制作活動に面白さが増してくると思います。自分としては、時間とお金があるときは、一から起してコツコツ作るし、なければないなりに創作欲を満たして楽しめる手段を用いればよいと考えています。


枯葉色のラップブレスレット

2012年10月27日 | ジュエリー作品&試作品


先日は、スワロフスキー・パールを使った秋らしい色のラリエットとリングをご紹介しましたが、今度は、小粒のスワロ・パールを使って、革紐のラップ・ブレスレットを作ってみました。

ラップ・ブレスレット自体は、以前から民芸品的なフォークロア・アクセサリーとして存在していたようですが、チャン・ルー(Chan Luu)さんという、ベトナム生まれでロスアンゼルスで活躍する女性ジュエリーデザイナーさんが、いろいろな色石やビーズを組み合わせた多重巻きのラップブレスレットを考案し、一躍ハリウッド・スターの間で人気となり、”チャン・ルー・ブレス”として世界中に流行したことで有名です。

実は、お店で現物を試着させていただいたのですが、肌に張り付かず、ボリューミィーなのに軽やかで着け心地がよいので夏の汗ばむ季節でも使えそうだし、”長く使用するうちに、もっと革がしなやかに馴染んでいき、いい味の色艶も出てきて愛着がわいてきますよ・・・”、という店員さんの説明に、すっかりとりこになってしまいました。

その場で衝動買いしそうになったのですが、材料は簡単に手に入りそうだし、よく見れば造りも単純で自作できそうだったので、ぐっとこらえて帰ってきまして、m(--;)m 自分で作ってみることにしました。(まあ、その~、いわゆる、パクリ、ですね。汗、、、)

・・・でも、どうやって作るんだろう??
ちょっと前までは、制作方法が記載されている書籍を探したり、お金を払ってプロに教えてもらわないと知りえなかったことも、今はインターネットで探せば、親切な人たちがブログやYouTubeで詳細に紹介してくださっていて、ほぼ独学が可能になってきました。本当にありがたいことです。

ラップ・ブレスレットの作り方は、検索エンジンでみつけた貴和製作所さんのWebサイトのレシピを参考にさせていただきました。貴和さん、多謝です!!

ビーズデザインボード使用2回目です。何度も言っちゃいますが、これは使ってみるとその便利さがわかります。用意する材料は、革紐、ピューター(ボタン)、ビーズ専用糸、ビーズ針、そして、スワロフスキーパールです。写真左上には、クリスタルビーズも写っていますが、全体のバランスを見てみた結果、今回の作品には使いませんでした。

初めて、ビーズ針なるものを手にしたのですが、細いワイヤーといった感じです。ぐにゃぐにゃに曲がり、糸を通す輪もビーズ穴に通す時に潰れて細くなってくれます。

作り方は非常に簡単です。一方の革紐に糸を巻きつけ、ビーズを通し、反対側の紐に糸を巻きつけることの繰り返しです。きっちりと締め付けすぎても、逆に緩すぎてもだめで、微妙なアイドリングを持たせながら、ビーズを留めつけていく必要があることがだいぶ後になってからわかりました。単純な作業にみえても、綺麗に仕上げるコツがあるのですね。

今回、自分の手首に合わせた三重巻きにするためには50cmくらいの長さが必要で、そのために4mmのビーズを120個ほど使用しました。この果てしない単純作業を120個分繰り返すわけです。

こういう作業は、早く仕上げようと焦るとロクなことが無いので、快い音楽をかけながら、ユルユルとやるに限ります。(でも、こういうことがキライじゃないんですよねぇ~。自分は根っからのオタクなんだと思います。)



自然にグラデーションになっていくように、色の境目となる箇所は、異色のビーズをランダムに配置しています。



お店で見た商品と比較して、細かな反省点はあるものの、初めてにしてはまあまあの出来かな?自己評価60点、ということにしましょう。

色違い・石違いでいろいろ作ってみたくなりました。1連ものを沢山作っておき、その日の服の色とコーディネートして、複数の石を組み合わせて巻くのも楽しいと思います。

こないだ作ったリングとの相性もばっちり。(嬉) シックな装いに合わせてみても、違和感がありませんでした。


秋色のラリエット

2012年10月21日 | ジュエリー作品&試作品

前から、すごーく気になっていたグリフィン糸。

シルクを撚ったしなやかで丈夫なグリフィン・コードを使ったアクセサリーを作ってみたいと思っていました。

実は私、グリフィン糸を扱うのは初めてです。ネットでいろいろ調べて、扱い方や始末の方法を理解しました。
目打ちは、元々持っていた洋裁用のものを使ってみます。写真の奥のにたまたまうつりこんでしまった物体、革製のブレスレットなのですが、これは次回紹介しますね。(^^;;)

今回、素材に使用したのは、スワロフスキー製のパールとクリスタルです。



複数の種類の石を規則的に組み合わせたロングネックレスを作る際、ビーズデザインボードは本当に便利です。

グリフィン糸のお供として、スワロのパールを初めて使ってみたのですが、サイズだけでなく、色の種類が豊富で驚きました。今回、ベージュ系の同系色4色をセレクトし、100cm超のラリエットに挑戦です。

実際、手にとってみたスワロのパールは、本当に美しい・・・。色といい艶といい、天然のパールにも劣らないほど完璧で、人工パールの安っぽさをほとんど感じさせない素晴らしい素材です。

グリフィン糸は、1本の糸を途中で継ぎ足したりすることなしに最後まで仕上げなければなりません。意図しないところで結び目が出来てしまったりして挫けそうになりましたが、何とか最後まで到達しました。


写真が粗末ですみません・・・。

ラリエットのエンドパーツとなる部分は、メタルワーク(9ピン)で仕上げています。

ごめんなさい。長すぎてうまく撮影できないのです。


こういうとき、やっぱり等身大のトルソーがあったらなあと思います。


余ったパーツで、リングもこしらえてみました。 

グリフィン糸で仕上げたロング・ラリエットはとても軽やかで、これから秋冬の装いに活躍しそうです。