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ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

Forest of Phantom ~幻想の森~  パワーストーンを愉しむ

2012年09月28日 | ジュエリー作品&試作品

(上記の写真は、リメイク後の状態です。)

最近、作業机の整理をしていたら、引き出しの中から、随分長い間、ほっ たらかしになっていた 丸珠のブレスレットがゾロゾロ出てきました。一時期、パワーストーンに夢中になり、"効能”を信じて買いまくっていたときの”戦利品”たち。オペロンゴムを通しただけ の、シンプルなブレスレットですが、実際にはほとんど着用することはありませんでした。

丸玉のブレスは、見た目がダサイというか、ぶっちゃけ、お洒落じゃないんですよね。しかも、手首にぴったり密着するタイプのブレスレットは、その貼りつくような感触があまり好きではありません。やはり、アクセサリーとは、見た目に楽しく、着けて心地よいものでなくては・・・。

せっかく買ったのにそれらのブレスレットはその”パワー”を発揮する機会もなく、暗いところに眠っていたということです。今は、ワイヤーの扱いにも慣れたので、何種類か組み合わせて、別のアクセサリーにリメークすることにしました。 ブレスレットを解体する前に、一応、パワーストーンのお作法に従いまして、水 と日光で、”浄化(お清め)”しましたよ。(^^)

今回、使用した石は、以下のとおりです。

・ グリーンファントム



「緑幻影水晶」ともいい、緑色の成分が層状に入っている珍しい水晶です。 その名のとおり、
幻想的で、見ているだけで癒されます。

・ ルチルクォーツ



針水晶ともいい、金色の細い繊維状の成分が含まれていて、黄金のような華やかな輝きを放ちます。

・ アベンチュリン

これは仏具屋さんでアベンチュリンの数珠を買ったついでに求めた、数珠とお揃いのブレスレットです。 ”お揃い”といったって、不祝儀には色物のアクセサリーはつけられませんよね。
翡翠ではありませんが、"インド翡翠”などと呼ばれるようです。

いずれも個性的で主張する石のため、全体のトーン・バランスをとるために、手持ちの石も加えました。

・ 水晶 (透明・変形ライス)
・ サーペンディン (ごく薄い黄緑)
・ 淡水パール

まずは、グリーンファントムの石をお楽しみください。


水晶の中の模様がキラキラ光ってベネチアンガラスのようです。


ファントム水晶らしい、きれいな山形の相が出ています。


茶色が混じっていて、ガーデンファントムに近い趣のある石です。

珠の1個1個、すべて模様が違っていて、眺めているだけでも楽しいものです。



おそろいでピアスもつくりました。それでもまだたくさんの石が余っています。

ネックレスの端は、カニカンをつけてあり、好みの位置で留めれば、Y字ネックレスにできます。

 

もう片方の端には滴型のパールのチャームをつけています。手前に持ってきてペンダント風にみたてたり、チャームを後ろに回して、一連のネックレスとしても使えます。

今回はワイヤーをめがね留めでつなぎましたが、グリフィン糸を使っても素敵かもしれません。


スタイリングパーツで遊んでみた

2012年09月17日 | ジュエリー作品&試作品

ビーズFriend秋冬号に、付録がついていました。

最近、雑誌におまけをつけるのが流行っているようですが、いつの世も、”おまけ付き”というのはなんとなく嬉しいものです。しかも、キットなので、材料をあれこれ買いそろえなくてもすぐに着手できるので、ありがたいですね。

さて、このビーズFriendの付録は、トーホーというパーツメーカーさんが提案する新しいスタイリングパーツだそうで、パーツに溝がついており、この溝に糸を順番にかけて作品を完成させるという趣向です。

実際に作ってみました。 糸をかけるだけなので、簡単すぎて拍子抜けしてしまった次第ですが、艶のある二色の糸が織り成す不思議な形に、しばし喜んだり、眺めておりました。作品自体とても軽いので、組で作ってピアスにしてもいいかもですね。

さて、自分が作った作品は、この写真以上でもそれ以下でもなく、まんま同じなので、ブログにアップしたとしても、”だからどうした?”的というか、あまりにオチがなさすぎるので、ちょっとばかり、創作遊びをしてみました。 



使用したビーズは、アメシストとブルーカルセドニー。チャームは水晶です。

こちらも、作り方は恐ろしく簡単でして、ワイヤーにビーズを通しながら、パーツに巻きつけていくだけ。ワイヤーを折り返す際にパーツに一巻きすると、ズレずにしっかり固定されます。

出来上がった作品は、裏も表も楽しめます。

ちなみに作品の背後は、同じ雑誌内にあったBeadalon社さんの広告ページの画像を”借景”しております。私は、Beadalonさんのアーティスティックワイヤーと教本、愛用させていただいてます。

上記の作品は、たまたまCopperしか手持ちがなかったので、ちょっとパーツと色が合っていませんが、Beadalonのアーティスティックワイヤーは30色もの取り揃えがあり、上のような金古美のパーツにあうワイヤーを使えば、グレード感がアップすると思います。


Blue Morning Dew

2012年09月01日 | ジュエリー作品&試作品


今までの作品は、なんとかのペンダントだの、なんとかなリングだのと、なんとも、”まんまやんけ~”的下手なタイトルでしたが、今回ちょっとキザな名前をつけてみました。 

Blue Morning Dew   青い朝露 

1つ1つの作品には、それぞれ、物語というか、テーマというか、デザインに対する愛情や思い入れのようなものがあったりします。それなのに、名無しの権兵衛さんのままでは、なんだかかわいそうな気がしてきました。画家でも陶芸家でもちゃんと自分の作品にお題をつけてますものね。そこで、これから、それぞれの作品に名前をつけてあげることにしました。・・・が、なんとなく、こそばゆいというか、コッパズカシイです。慣れないといけませんね。

それと、画像に入れていた、”Copyright(C) ROSE POSY”なるレジェンドもやめることにしました。”著作権表示は、商業制作の世界では大切なことですが、個人の自由作品にCopyrightを入れるのはなんとも興ざめですよね。いまさらな気づきでなんですが、今後は、”Designed by・・・”とか、”Creafted by..."といった表現に変えることにします。

さて、前置きが長くなりましたが、この石は、石屋さんの店先でバーゲンセールしてたのをあまり深く考えずに衝動買いしたのですが、石の種類はアマゾナイトではないかと思います。(そういえば、私、前にもアマゾナイトでネックレス作ってました。なんとなく優しげで、なにげに好きな石です。)

1本のワイヤーで、一筆書きのように、装飾と金具を兼ねつつ石をラップしています。

くるくるとペンダントトップが揺れるたびに、裏と表の異なる表情を楽しめます。


フェミニンなパールのワイヤー・ペンダント

2012年08月18日 | ジュエリー作品&試作品


1つのことに執着するととことんまで研究してみたくなるたちでして、ワイヤー・ワークを極めたくなってきまして、いろいろな制作技法を一通り体験してみています。

ワイヤーを使用した装飾品というのは、実に古くからあるようですが、確立した工法とかお作法といったものはなく、いろいろな人がいろいろなやり方で自由に制作しているのが実情のようです。

日本では参考になる情報が少ないのですが、海外では、まずワイヤーの関連書籍が沢山あり、WebサイトやYouTubeやメルマガなどにも、宝の山のように作り方に関する情報があるので、主に海外のソースを収集しています。実際に作ってみて、着けてみて、しっくりいく方法を自分の作品に取り込んでいきたいと考えています。

画像内に、”Crafted by”と表示していますが、私のオリジナルデザインでない作品はこのように表記を区別しています。

このワイヤー作品は、塚本ミカさんというビーズアクセサリーの先生の”NYスタイル”という手法を用いています。天然石をふんだんに使ったエレガントなデザインがとても素敵で、参考にさせていただいているのですが、ご覧いただいてもおわかりのとおり、かなり華奢なつくりのため、出来上がった作品はデリケートに扱うには必要があります。

この制作スタイルでは、接着剤やテグスを使う場面があります。接着剤やテグスでパーツを固定するというのは、彫金などの工法を学んだ私には、どうも落ち着かないと申しますか、やはり抵抗があります。糊やテグスを使う場面になると、なんとな~く後ろめたい気分なるのです。(でも、この方法は、ビーズ手芸ではれっきとした”始末”のテクニックであり、ゴマかしではないのですよ。)(笑)

・・・とはいえ、塚本先生のNYスタイルは、個人的にファンですし、買った本がもったいないので(笑)レシピは一通り作ってはみようと思います。ROSEのオリジナルではないですが、これからの作品紹介をお楽しみに。

 


”ジェム・チェーン”で、コーディネートを愉しもう

2012年08月17日 | ジュエリー作品&試作品


写真が汚くてすみません。 カメラのホワイトバランスの設定を間違ったまま撮影してしまったのを、今気づきましたが後の祭り。撮り直すのも面倒なのでそのままUPしちゃいました。(Copyrightが入っていない場合でも、掲載の画像および作品のデザインの著作権はすべて、ROSE POSYに帰属します!!)

さて、私が最近、せっせと余暇時間に没頭していたのが、小さな天然石のチェーン作りです。

3~4mm程度の石をつないでいくだけですが、 9ピンを使わず、めがね留めなので結構時間がかかります。(肩も凝る!笑)

きっかけは、大きめの石をワイヤーラップしたペンダントヘッドに合う太めのチェーンを探していたのですが、なかなかいいものが見つからず、自分で手作りしちゃおうと考えた次第です。


クラスプの♂♀も手作り。


ペリドットも意外とローズクォーツに似合いますね。

いろいろな色で作っておくと、洋服の色とも合わせられますし、またヘッドとの組み合わせの変化を愉しむことができます。

 
手持ちの、シルバーとあわせてみました。懐かしいCAD作品・・・。

夏になるとヘビロテアイテムとなる、花火模様の透かし珠。

それぞれ、チャックつきの袋に入れて保存しておくと、絡んだり、色あせするのを防ぐことができます。

 


涼感アマゾナイトのYネックレス&ペンダント

2012年08月11日 | ジュエリー作品&試作品

ひさしぶりの作品アップです。

今まで何をやっていたの??今、実は来る日も来る日も、”あるモノ"を作るのに没頭しておりました。ようやく写真に収めたところなので、それらをご披露できるのは、この次の投稿になるかと思いますのでお楽しみに!

その合間に息抜きで作ったのが、このネックレスとピアス。

この作品に使った石は、すべて手持ちのありあわせの石の寄せ集めなのですが、うまく調和したかなー、と思う作品です。(実は、以前にこの材料でまったく同じデザインの作品を作りまして、人にプレゼントしてしまったので、残った材料で同じものを作りました)

メインストーンは、アマゾナイト、キューブ状の石もアマゾナイトです。白い石は、まるで氷のような、フロスティな質感の半透明な石ですが、これは、ホワイトジェイド、つまり、翡翠(ヒスイ)です。

 

小さいブルーの球は、ハウライト・トルコ。トルコ石の代用品です。色がトルコ石よりも、アマゾナイトに合うので使いました。(^^;;;そして、雰囲気を柔らかくするために淡色パールを間に入れました。




メインストーンの下の部分は、いぶし銀のスペーサーをあしらい、アンティーク風の既成フックを使用したので、ワイヤーは渋い光沢のティンカッパーを選び、ネックレスはめがね留め、イヤリングはTピン、9ピンで作っています。ピアスの金具も手作りですよ。(先端はちゃんとリューターで丸めて、つるつる滑らかにしてありますヨ)

夏にぴったりな、涼しげな雰囲気のアクセサリーになりました。

  


アンティークなムードのペンダント

2012年03月10日 | ジュエリー作品&試作品

プレゼント用に作成したものです。ちょっとお世話になった方に、何かの折にプレゼントしようと、天然石のビーズを使って作ってみたのですが、はたして喜ぶかどうか・・・。その方はアクセサリーは好きなのですが、気に入っていただける自信はまったくないです。

ジュエリーやアクセサリーって、人に贈るのってとても考えてしまいます。
まず、その人の年齢、みための雰囲気、いつもよく着る服装の趣味、そして、何よりその人の審美眼というのか、”かわいい”、”きれい”と感じる主観的基準があります。

なので、"この人はこんなのが好きなんじゃないだろうか?”と一方的に決め付けて、こちらの思想を押し付けたのでは、もらったほうもありがた迷惑ですよね。次にお値段の印象。みるからに”高そう”、と思われてしまっては、かえって気を使わせてしまいますし、”なんかちゃっちぃなー”と思われても失礼だし・・・。

ストラクチャーがワイヤー使いのアクセサリーは軽くて頼りない。
乱雑に扱うとすぐ壊れるし、人にあげていいのか?

ピアスなんかだと小さいので気軽にもらってもらえそうなものですが、ところがどっこい!耳につけるだけあって、化粧に次いで、その人の顔を装飾するものとなるので、さらに個人の好みがはっきり出るように思います。 常日頃から、その人のつけているものを良く観察して、しっかりと好みの傾向を把握していない限り、ピアスをプレゼントにするのはなかなか勇気が要ります。(かといって、いつもつけているのと同じようなのを真似て作ってあげても、芸がないですしね。)

そもそも、手作りとか一点モノというのは、相手の心理的負担になる可能性が高いのです。好きでもない女から手編みのセーターもらうのと同様、”うへぇ、重いなぁ~”とドン引きされるおそれも・・・。好み云々の問題を通り越して、恐怖にさえなるのではないかと思います。(>_

最近はそんなことをうじうじ考えているので、以前に比べて、作ったアクセサリーを安易にホイホイと人にあげることができなくなりました。自分で着けるにして限界があるんです。何十個も持っていても、無意識に好きなものが絞り込まれ、ヘビロテアイテムが決まってしまうんです。作れば作るほど”不良在庫”が溜まる一方で・・・。”リハビリ期間”もそろそろ終わりにし、これからまた本格的に制作活動を再開しようと思ってるのですが、行き先に困った作品たち、どうしよう。委託販売でもしてみようかな・・・。(売れるかどうかはまた別の話。ww)


ベネチアングラスのストラップ

2012年02月19日 | ジュエリー作品&試作品

先日、デスクの引き出しを整理していたら、もらったのか買ったのか、入手時期もさだかではないベネチアングラスのビー玉が出てきました。直径が10mmくらいあります。きれいなラズベリーのような色合いで、細かい銀色の箔が渦巻状に模様を描いています。

たった1個をどうしたものか・・・。

ベネチアングラスは、小さくても1つ1つが熟練した職人さんの手作りですから、この小さな作品をぞんざいにすることなく、アクセサリーを作ってみることにしました。

今回は、この球をパーツ化するのに、スクエア・ワイヤーを使ってみました。通常のワイヤーは切り口が円状ですが、このワイヤーは正方形をしています。

以前買った英語のワイヤーラッピングの本には、ワイヤーや石を巻くのはスクエアワイヤーのほうが向いているとありました。スクエアのほうがラウンドワイヤーより接触面が大きくなるので、固定しやすいのだそうです。

”かご”(ケイジ)と呼ばれるこの巻き方、とても簡単ですが、しっかりしていて、穴がない石もこのようにジュエリーパーツとして使うことができます。

ガラスが比較的重いので、他のパーツは軽量なパール、さんご、ワイヤーのお花にしました。
パーツもりだくさんなストラップです。


クロスモティーフのペンダント

2012年02月10日 | ジュエリー作品&試作品


大好きなクロスモティーフです。相変わらず、安易なワイヤーワークです。
メタルワークの作品を期待している方、こんなんでお茶を濁してごめんなさい。 

で、ちゃっちゃと作って、ちゃっちゃとアップするにはワイヤーものはお手軽でよいのですが、いかんせん、飽きっぽい私のこと、すでに飽きつつあります。(飽きると言うことは、つまらないということか?)

まあ、そんな感じでダレ気味の状況ですが、通販で買ったワイヤーがまだ一杯残っているので、それがなくなるまであと何作品か作ったら、また地道にワックスほりほりに戻ろうと思います。

サンドブラストを始めてから、なかなかまとまった時間が取れなくて、ジュエリーのほうの本格的な創作活動が滞ってます。時間だけでなく、経済的にも2つの工芸は両立が難しいですね。



ああ、そういや、思い出しました。つくりかけの桜モティーフのペンダント。あれも鋳造してから、そのまんま放置状態で仕上がらないまま、もう3回の春を過ぎてしまいました。(^^;;今年の春までには、仕上げてあげることにしますか。


クローバーのペンダント

2012年02月10日 | ジュエリー作品&試作品


こそっと、画像だけおいておきまーす。

使用材料: 
アーティスティックワイヤー、スワロフスキークリスタル、淡水パール、メタルボール、バチカン

石を包むアクセサリーに続いて、こんどは、ワイヤーでオブジェクトそのものを作るアクセサリーに手を出しました。ワイヤーでつくるジュエリーは、難易度からいうと、工芸というより手芸の域になるかと思います。

 

 


耐久テスト、OK! 

2012年01月26日 | ジュエリー作品&試作品


ここのところ、話題がワイヤーアクセサリーばかりになってしまってすみません。
(そのうち飽きて、”正道”に戻りますのでしばらく道草をお許しください)

すでに数点、このブログでも紹介しておりますが、ワイヤーラッピングで石を留めたペンダントトップは、いったい実用に耐えうるのか?作ったものを人にプレゼントして、すぐに壊れてしまったりしないものか?
実際に、自分で着用してみて、耐久性や変色、取り扱いについて確かめてみるべく、約2ヶ月間、ワイヤーラップしたペンダントばかりをヘビロテしてみた結果です。

使用したのは、上の写真のカッパーワイヤーで巻いたラピスラズリと、下のArtistic Wireを使った、オパール様のチェコガラス。まだ、数点目の不慣れな作品で、細かいエラーはご容赦を。(^^;;



予想では、すぐにどこかに引っ掛けて変形するか、ワイヤーがばらけてバラバラになるか変色すると思っていましたが、意外や意外にしっかりしていて、それほど丁寧に扱っていませんがまったく形が変わったり壊れることはありませんでした。

また、髪の毛がひっかかることも心配しましたが、ぴっちりと巻いて、始末も丁寧にしてあれば、特に問題ないようです。うん、これなら大丈夫そうです。

所詮ワイヤーですから、しっかり地金で枠を作って爪で留める方法とは耐久性において比べ物になりませんが、手間をかけるほどでもない安価な石やオーナメントなどを手っ取り早くアクセサリーに仕立てる手段として、ワイヤーもいいものだと再認識しました。 デザインに飽きたり、劣化したら、簡単に作り直しができますしね。


ローズクォーツと淡水パールのワイヤーペンダント

2011年12月19日 | ジュエリー作品&試作品

なんか、ワイヤーネタばっかですみません。(でも、いっぱい作ったから、しばらく続くのであります。ご容赦を!)

これは、ストーンショップで、タダでもらった石です。

縦長4cmの大きなローズクォーツは、形も不定形で使いにくそうだし、使い道が見つからず、放置状態でした。

最近になって、ワイヤーの練習台になるものはないかと物色していて、この放置石を発掘!

この石は、同じローズクォーツでも、前の作品の石とちがって、半透明です。雰囲気がかなり変わります。
応用編として、余ったワイヤーを巻き巻きするだけでなく、ビーズ石を通してみることを思いつきました。

この石、練習台のつもりだったのですが、ことのほか、いい感じに仕上がってしまいました。


みなさんも、買ったりもらったり拾ったりした石の使い道がなくて放置しているものがあったら、こんな風に遊んでみてはいかがでしょうか?面倒くさい?では、ROSE POSYがかわりに作ってあげますよ!(^^;;


グリーンファントムとスワロフスキーのピアス

2011年12月15日 | ジュエリー作品&試作品


なんか、簡単すぎて、作品とはいえないというか申し訳ない感じですけど・・・。

この写真のピアスは、ピアス金具もワイヤーから作りました。ピアス金具の先端は、バリが痛くないよう、切り口をリューターで丸めます。

グリーンの球は、”グリーンファントム”といいます。グリーンファントムは、水晶の一種です。水晶が成長していく過程で、何千年という単位で緑色の鉱物が混在しながら堆積して層状にできあがった結晶だそうです。石の年輪みたいなものですね。

もともとはパワーストーンのお店で、連のブレスレットで売っていたのを、石の物珍しさに惹かれて買ったのですが、連珠のブレスレットって、オッサンとかが着けてたり、数珠っぽくて、オシャレじゃないんですよね。どうしてもそのまますることに抵抗があったので、バラして、別の石と合わせたネックレスを製作中です。(それはまた別途公開しますね)ネックレス用に石を選った結果、珠が余ったので、ピアスを作りました。あまり縞模様がはっきりしない部分だけ残ったので、いまひとつですが、それでも、うっすら層状の部分があるのがわかりますか?

球に巻きつけてあるのは、ビーズ用品の店で買った、”フレームワイヤー”です。期待満々でしたが、イマイチでした。かなり一生懸命に石に沿わせたつもりなのですがごらんのとおり、正面どアップで見ると石からフレームワイヤーが浮きまくってます。

ビーダーさんの間では、カボションなどの石枠として使うとのことですが、ムリですね。見た目は石枠ぽくなりますが、石枠の役目は果たせません。手芸本で、プロの作品写真でも、やっぱり石からフレームワイヤーが浮いているし、石枠の作り方を見ると、石の形にしたフレームワイヤーの両端部分をテグスでしばって”縫合”し、接着剤を塗って、石を”セット”するのだそうです。つまり、フレームワイヤーは、装飾用にしかならないってことですね。

 


グリーンファントムとあわせているのは、スワロフスキー・クリスタルです。

”ファントム”とは、”幻影”という意味だそうです。幽霊ともいいますね。オペラ座の怪人(Phantom Of the Opera)なんてありましたよね。

ところで、グリーンファントムは仕事運アップのパワーストーンだそうですよ。

 


ローズクォーツ x カッパーワイヤーのペンダント

2011年12月14日 | ジュエリー作品&試作品


縦径40mmのボリュームで、ミルキーな桜色のローズクォーツです。

この石は上下に貫通穴がありますが、石が不透明なこともあって、ここでは、ワイヤーラッピングで作ってみることにしました。

材料は、なんと、100円ショップに売っている、銅線。ワイヤーワークにはちょっと柔らかすぎる素材なのですが、”だめなら別の線で作り直せばいいやん。”というノリで、実験的に作品をつくってみました。

色味的には石にマッチしていますよね。100均の銅線といったらみんなドン引きするかしら・・・。(--;


このペンダントは、かれこれ2ヶ月くらい外気にさらしたまま、実験的にヘビロテ着用してますが、全然、質感も色も変わりません。
銅は緑青さびがつくなどの心配な点もありますが、ワイヤージュエリーはもともとデリケートで長持ちしずらいもの。劣化したらフレームを作り直す、でいいんじゃないかと思います。


欠けたガラスのペンダントトップをリサイクルしました

2011年11月04日 | ジュエリー作品&試作品

かれこれ3年前にもなりますでしょうか。
ラリックのジュエリーをご存知ですか?』という投稿をしたことがありました。



ダンナさんの海外出張の土産の、クリスタルガラス製の赤いハートのかわいいペンダント。
裏に小さいハートさんが彫られています。

なんと~~~!!はじめて着用したその日に壊してしまいました。

このペンダントトップには同色のシルクの紐が添付されていて、首の後ろで自分で結んで使うものだったのですが、この紐が曲者でした。(シルク→すべりやすい→ほどけやすい)自宅を出て、駅に向かって歩いているときに、不覚にも紐がほどけて、道路のコンクリートにペンダントトップを落としてしまったのです。

このペンダント、エッジ(宝石でいうとガードル?)部分が手も切れそうなほど鋭利で、そこに丸腰で衝撃を受けたのだから、無事であるわけがありません。(しかも、ダンナも一緒に歩いていてその瞬間を見られてしまい、全身の血の気が引きました・・・)

あ~あ~、ショック~

 

あんな、ほどけやすい紐なんか付けなきゃよかったのに!(悔し紛れにメーカーのせいにしてみる)

これが路上に粉々に砕けてしまったんなら、もうスッパリ潔くあきらめられるんですが、致命傷を追いながらも、未練タラタラに原型が残っている。裏側が、層がはがれるようにして欠けています。



ダンナさん、ほんとうにごめんなさい!そんなこんなで、どうにもならないのに捨てるに捨てられず、そのまま放置してありました。
(ラリックのHPで調べたら、なんと日本円で21,000円もするっ。)

そして3年が過ぎ、最近、何処でだったか忘れてしまったのですが、海岸に落ちている貝殻やガラス、さんごの枝などを針金で巻いて作ったアクセサリーを見かけ、突然、ひらめきました。 そうだ! この方法で、アレがなんとかなるかもしれない! 欠けているのは裏側なので、なんとかなるかも・・・。

ん? でも、どうやって巻けばいいのかな? 

あったあった! 


ペラペラのパンフレットみたいですが、アクセサリー用ワイヤーを製造するアメリカのメーカーが提供している、初心者向けのテキストが見つかりましたので、ワイヤーと一緒に買いました。



テキストは25ページ程度で、コンテンツは、必要な道具、基本的な曲げ方、石のまき方。以上! これはシンプルで良い!
英語なのですが、写真がふんだんにあり、十分目的が達成できました。

して、記念すべき、ワイヤー巻きジュエリー(?)第一号の完成デッス。(炎の調理人、堺正明風に)

 

ワイヤーの端は、以前、ネックレスの組み物を作ったときに習った渦巻きの装飾にして、ワイヤーを始末した部分のカモフラージュも兼ねています。



まあ、最初ですから、会心のできばえとはいきませんが、なかなかいい感じ♪(自画自賛)です。
石座部分にいきなりアレンジいれちゃってます。(ちゃんと留まってますよ~)サイドのワイヤーがガラスのエッジを保護する役目も果たします。

着用してみると、裏側の割れた部分やワイヤーは全くわかりません。想像してたよりそれほどチープな印象でもありません。




ワイヤーワーク、初めて体験しましたが意外と面白いです。材料はしょせんワイヤーなので、彫金や鋳造作品に比べて、見た目的にやや高級感に欠けることは否めませんが、道具も少なくて済みますし経済的かつ手軽にアクセサリーづくりを楽しむには良い技法だと思います。

それでは次回は、いよいよ、”新しいカテゴリー”(ワイヤーじゃないです)を立てますヨ。
『ラリック』がちょっとヒントです。