イラン 大規模油田を発見 埋蔵量530億バレルと発表
2019年11月11日 9時59分米イラン対立
イランのロウハニ大統領は、国内で大規模な油田が新たに発見されたと発表しました。埋蔵量は530億バレルあるとしていて、発表通りであれば、イランの原油埋蔵量は3割ほど増え、世界3位になるとみられます。イランのロウハニ大統領は、10日、演説し、「われわれのエンジニアたちが巨大な油田を見つけた」と述べ南西部フーゼスタン州で、大規模な油田が発見されたと発表しました。ロウハニ大統領の発表によりますと、油田の面積は、2400平方キロメートルで、原油の推定埋蔵量は530億バレルだということです。イギリスの大手石油会社BPによりますと、イランの原油埋蔵量は、去年末の時点で1556億バレルで、世界第4位です。新たに見つかったという油田の埋蔵量が、発表通りであればイランの埋蔵量は3割ほど増え、ベネズエラとサウジアラビアに次ぐ第3位になるものとみられます。ただ、イラン産の原油はアメリカの制裁によって輸出がほぼできない状況となっています。イランとしては国際社会に対して原油の供給源としての重要性を誇示し、原油輸出を妨げているアメリカの措置への反発をあおろうという思惑もあるとみられます。
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