災害時の切り札「レッドサラマンダー」は全国に1台だけ(C)共同通信社
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予算にもクッキリ 安倍政権の露骨すぎる「防災より武器」
死者が100人を超えた西日本を中心とした豪雨被害。安倍首相は、さすがに11日からの欧州・中東訪問を取りやめ、激甚災害指定方針を固めるなど、やっと災害に目を向け始めた。こんなに腰が重いのは、安倍首相が災害を軽視しているからだ。昨年、安倍首相は北のミサイル発射前夜に官邸泊を繰り返したが、今回の災害では、私邸にこもって危機感ゼロ。そんな「防災より武器」という安倍政権のスタンスは、予算配分にもクッキリ表れている。
■災害無策でも防衛費概算要求は過去最高へ
7月7日未明、愛知県岡崎市から出動し、午後から岡山県倉敷市真備町で救助活動に加わった全地形対応車「レッドサラマンダー」。全国でたった1台しかない。「1台なので、どこにでも出動できるように、2013年3月、愛知県の岡崎市消防本部に配備しました。日本列島のだいたい真ん中であることや高速道路が東西南北に整備されているためです」(消防庁広域応援室)
飛騨の高山 水森かおり
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