つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町から湘南へ、エールを送る。

2010年08月06日 11時23分44秒 | 日記
「今日の一枚」は、津幡町のスーパー前に佇む
コカコーラのロゴが入った木製の「赤いベンチ」だ。
以前にも別の場所で撮った同じ種類のベンチの写真を載せ、
能登半島徒歩一周旅行の思い出を書いたことがあった。
その後、僕の夏旅は行動範囲を広げ、日本各地へ出かけていくのだが、
どこに行ってもこの赤いベンチあり、休息場所になった。
そこで瓶入りコーラを飲みながら
僕はよく「サザン」の曲を口ずさんでいた。

そんな記憶を呼び起こす引金になったのは、
きのうラジオで聞いた「桑田佳祐」特集である。

初期の食道ガンを告知して、無事、摘出手術を終えた「桑田佳祐」。
僕は決して熱心なサザンファン、桑田ファンではないが、
1980年代のある時期、彼の歌声に接する機会が多く、
当時の曲には今も親しんでいる。

「桑田佳祐」が作り出す歌はバラエティ豊かだ。
明るいラテンあり、激しいロックあり、美しいバラードもあり。
歌詞の内容も、ダジャレ、家族愛、社会風刺、政治批判と多種多彩。
その幅広い作風は、彼のメジャー志向の表れだ。
2008年の無期限の活動休止を宣言するまで30年。
「サザン」がこれまでに出したシングルは52枚、オリジナルアルバムは13枚。
世代を超えて、誰もが“自分の時代の音楽”として意識できる。
これはとんでもない快挙…。 まさに“国民的ロックバンド”である。
でも、それだけに、先週のがん告知は、日本中がショックを隠せなかった。

女性DJは、番組の中で彼にエールを送ろう。…と呼びかけていた。
彼の歌声に励まされ、勇気もらってきた、私たちがエールを送る番だ。…と。
同感である。
赤いベンチに腰掛け赤の缶コーラを飲みながら、僕も復活を祈った。
コメント
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