林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

赤川次郎の最終回

2011-10-03 | 先輩のお言葉

朝日新聞夕刊で4年半続いていた赤川次郎の「三毛猫ホームズと芸術三昧」が、10月1日に終了した。
初めのうちはオペラやクラシック音楽のオタク的な話題が多く、ウンザリして読まない時期もあった。
しかし東北大震災と原発事故以後は政財界批判が加わり、次第に尖んがり、痛快になってきた。

最終回も相当なもので、特にマスコミを厳しく批判している。
これは不肖森生も感じていたことだったが、批判を記事にするのは不得手。ずーっとモヤモヤしていた。

赤川次郎は小説家だから流石にその辺が上手く、森生のモヤモヤを代筆してくれたようにさえ感じる。
それで、横長の記事を切り刻み下に貼り付けました。如何ですか?是非お読み下さい。

 

「芸術三昧」は夕刊芸能欄に載っていた。提灯記事が多い芸能欄に合わなくなったといえばそのとおりかもしれない。
また一人の作家で四年半は文壇対策上、長過ぎたのかもしれない。

最近折角面白くなってきたのに、朝日新聞はこの連載を何故止めたのかを勘ぐってみた。

 1.赤川次郎の鋭い政財界・マスコミ批判に辟易とし、矛先が朝日新聞に向かうことを恐れた。
 
2.時事問題にまるで関心のない購読者がウンザリして、ヤメロメールが増えてきた。

1.とすれば「朝日新聞よ、やっぱりお前もか」である。
2.とすれば大文字騒動の京都市や、福島県産花火を使わなかった愛知日進市の田舎者と変わらない。

最終回はここへきて朝日といろいろあった末の最後っ屁かもしれない。いずれにしても赤川次郎を見直した。
いま反原発運動は大江健三郎や山本太郎が頑張っているようだが、赤川次郎や西田敏行も加われば盛り上がる。

東電は政治献金自粛を装いながら、国会議員のパーティ券を年間5000万円以上購入していた(朝日2日一面)。
新聞社幹部への中元歳暮や、幹部子弟の縁故採用がなかったはずはない、と森生は睨んでおりますが....。

111003