林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

県議候補 棚卸し

2007-04-02 | 高麗便り

 ひとりしずか。

 多峰主山にまで響いてくる大音量の演説。
おやっ?ちょっと内容が良い。

 この町からは、県議候補が3人、名乗りを上げた。
2人は実質的には半年以上も前から選挙運動をやっていた。1人は突然の立候補。
狭い町なので、顔を知っていて、手を振られたり握手されたら、照れくさくって敵わないので迂闊に町を歩けない。

 3人の言い分はちらしを読む限り殆ど同じ。市議選の事前運動と重なって、誰が誰やら分からなくなった。

 県議候補の一人は、知事や市長とお友達。握手握手握手のお写真の連打。
流行の熟語を全て、いち早く「政策」に取り入れて、栄養剤より胃腸薬が必要。
マメなお人柄で、神出鬼没。ちょこまかと儲けているらしく、街宣車のご訪問は何回も。かっての中央政界の牛若丸に似て、ダイジョーブ?御身体にもっと気をつけて下さい。
知事閣下に頼んで、巾着田に水生植物園や物産館を作らないで下さい。
市内ではいち早く始めたHPやブログ、もっと書き換えて下さい。

 もう一人は、市内の道路は全部この方が作って下さった由。今後も町中に道路網を張り巡らす勢い。
でも、在職中、山奥の知人宅に役人大勢引き連れて、生活道路の建設を約束したのに何も出来ない。
「日高の角栄」(これ、地元では褒め言葉です、念の為)、として支持者が多い。
浪人中は、祭礼を巡回して寄進寄進寄進。近寄ると魅力的なお方ではある。
ポスター写真、実行力ありそう。ただ、ありゃ明らかにカツラだ。「ハゲてもいいかな」の中村堅太郎さんに見られたら、叱られそう。

 突然立った演説中の一人は準備不足。
普段書いている文章は難しいが、演説は平易。分かり易く、全く同感である。
都市計画税・市民税・県民税の使い方が不明朗、不適切、と。
当市には都市計画が無く(えっ、まさか?)、当ても無く規制緩和したので、住環境・自然環境・歴史的景観が著しく悪化して、住民の持つ不動産価値を下げている、と。
仲間内で勝手不適切に税金を浪費している、とも。

 森男と同意見なのに驚いたが、駅前で握手握手握手と握手しなければ、無理。
原住民は始めから相手にしないし、新住民は投票に行かないので、当選は「?」。

 勝てない人に投票するのも疲れる。
いっそのこと、減点投票制度を作ってくれれば、投票するのが楽しみになるのだが.....。

 道路候補の選挙カーが大音量で「頑張ってます、頑張ってます」、とやって来た。
勝手に頑張られてもねぇ。もちょっと、静かにして下さいよ。

 庭のひとりしずか(一人静)の花が咲き始めた。