★NPO The Good Times のネーミング The Good Times は、
Kawasaki let the good times roll!というKawasakiの基本コンセプトから名付けられている。
1973年のアメリカ市場で、Z1やジェットスキーが登場し、
華々しく市場が拡大していた頃、カワサキの基本コンセプト「Good Timeコンセプト」は創られ発表された。
アメリカで発想され、英語で造られているので、正式な日本語の訳はないのだが、直訳すると「カワサキはグッドタイムをどんどん転がしてゆく」で、
カワサキに出会う人達がはみんなハッピーになるような企業活動を展開していこう、というコンセプトなのである。
カワサキに出会う人達がはみんなハッピーになるような企業活動を展開していこう、というコンセプトなのである。
★このコンセプトが発表された1973年は私は国内の大阪市場を担当していて41歳とまだ若かったが、
これを聞いた時「非常に感動した」のをよく覚えている。
ただ、このコンセプトはアメリカのKMCのコンセプトで、カワサキの二輪事業とは特に関係もなく、
何年か後にはアメリカ市場でも消え失せてしまうのである。
そんなことだったから、若しその後私が何も動かなかったら、
このコンセプトも世の中から忘れられてしまったかも知れない。
それから20年の後、私は国内市場を担当していて、7万台販売目標を当時の高橋鐵郎本部長とともに目指していて、
ほぼそれが達成できる目途が経った頃、
この Kawasaki let the good times roll! というコンセプトを国内市場で復活し、
高橋本部長が世界の二輪事業の基本コンセプトとされたのである。
一時は川崎重工業の基本コンセプトになったこともあったのだが、
その後消え失せてしまった時期(2009年)にこのコンセプトは何とか残したいとの思いから
NPO法人The Good Times を立ち上げ、残していこうと試みたのである。
★それから更に10数年の時が流れて、
一時は消えていたこのコンセプトはカワサキでも復活し
今は独立したカワサキモータースジャパンの基本コンセプトとなったので、
もう大丈夫だと思っている。
★そんな私にとっては思い入れのあった「Good Timesコンセプト」だが、
NPO 法人 The Good Times に出会った人たちは勿論
私自身に出会った人たちも「ハッピーになるような」活動や生き方をしたいなと思っているのである。