★毎日暑い日が続く。
夏は暑くて当然で7月末が若し涼しかったら、それは天候不順である。
札幌に2年住んだが、札幌の事務所でクーラーを入れたのは、7月末の数日だけだった。
そんな7月末の昨今、
ニュースに毎日流れるのが、『熱中症』と『水の事故』なのである。
毎日、この二つの原因で死者のニュースが流れる。
交通事故死の統計などはちゃんと発表されていて、確かに毎日死者が出るが、
20年ほど前の15000人に達すると言われた時代に比べたら、
半減に近い数字に改善されているのである。
『熱中症』と『水の事故』は、昔に比べて増えているのか減っているのか?
『水の事故』はともかく、昔は『熱中症』などという言葉もなかったし、新聞にそんな記事など載ったりはしなかった。
こんなグラフが見つかった。
やはり昔は少なかったのである。
昔はプールなどで泳ぐよりは、泳ぐのは海か川でしかなかった。今思うと無謀なような泳ぎ方もした。
でも周囲で『水死』はあまり聞いたことはナイ。
Wikipedia には
熱中症(ねっちゅうしょう、Hyperthermia)は、暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称。屋内・屋外を問わず高温や多湿等が原因となって起こる。日射病とは違い、室内でも発症するケースが多く、年々増加傾向にある。その背景の一つとしてエアコンの増加による熱のこもりやすい建築物の構造の変化が挙げられる。
★一番、疑問に思うのは『熱中症』である。
もう60年も前の話だが、私は高校生だった。
野球部にいて、名門校と言われていて練習は今から言えば無茶苦茶だった。
何時間やっても『水は飲むな』が当時の運動部の通例で、水など飲まずに練習を続けた。
練習はともかく夏の予選の試合中も水など一切飲まなかったように思う。
科学的な根拠など一切なく、水は練習中には飲むな、夏は肩を冷やすから泳いではイケナイが常識だったのである。
エアコンなどない時代だから、扇風機やうちわはあったが、家の中でも暑いままのそんな状態の中で過ごしていた。
当時、昭和25年(1950年)ごろ熱中症の死者の統計数値などあるのだろうか?
少なくとも、周囲で熱中症や水死者の話は聞いたことがないのである
現在の熱中症の死者数の統計など、いつの時代からあるのだろう。
それは増加傾向にあるのか? 減少傾向なのか?
若し増えているのなら、その理由は?
世の中が暑くなり過ぎた? 人間の抵抗力がなくなった? その他どんなことが考えられるのだろう?
それともこのグラフを見ると
長寿社会の齎したモノなのだろうか?
★よく解らぬままに、勝手に意見を言わせてもらえば、
人間が弱くなり過ぎた。
いろんなことに『過保護』になり過ぎて、抵抗力を失ってしまって、『弱い人間』になってしまっているのではなかろうか?
世の中、全体に過保護過ぎると思う。
子どものころからもっと厳しく育てる方がいい。
家庭でも、学校でももっとビシビシやる方がいい。
先生や警察官も『優し過ぎる』 先生や警察官は『怖くて、厳しくて』当たり前なのである。
学校の先生に親が文句をつけたりするから、先生も子どももダメになる。
自己主張が強すぎるのだと思う。それもいいが度を越している。
『大阪市役所』だけではなく、日本国中が極端に言えば、おかしいのではないかと思う。
★熱中症も、水の事故死も、昔と比べて、今がどうなっているのか?
非常に粗っぽくて共感は得られないかも知れないが、それを恐れずに言えば、
夏ぐらいには耐えうる体力、体質を作ることに、むしろ頑張る方向がいい。
今回は少々暴論気味だが、
人間鍛えれば、どんどん抵抗力も付くし、環境にも適応できるのである。
そんな人たちの頂点が今オリンピックを戦っている人たちなのだろう。
体操など見ていると、人間、鍛えたらあんなことが出来るのである。
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