希望屋 ~ren_ka ci=set~

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ALXリプレイ3 創世!真ラグナロク!!

2012年05月10日 20時01分35秒 | └TRPGリプレイ

寒い寒い。
鼻水気味のren.です。
点機はそれなりにいいのですが、気温が10度程度。
風の中を歩くと、身体が冷えます。

● 「アルシャードクロスオーバー リプレイ3 創世!真ラグナロク!!」 田中天/F.E.A.R. /ファミ通文庫
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/f8/9cac1fa9b265185869390b27e3d0440c.jpg?random=09c3a0751a2c28dba260642629a7f8c7

リプレイ完結と共に、「アルシャード」シリーズ完結。
今後は版上げされる新生「アルシャード」での展開となるようです。
作品の完結ということで、ついにラグナロクによってこれまでの「アルシャード」世界が終焉を迎えました。
世界を守るための戦いを続けてきたのに、望んで世界の終焉を迎えた……というTRPGも珍しい。

今回のPC1は、「アルシャード ガイア(ALG)」リプレイの主人公格である宮沢茉莉(PL;しのとうこさん)。
女子高生クエスターも、ついに神格となってしまいました(w
PC2は「アルシャードff」リプレイ側のミハイル・ベルグフント(PL;小太刀右京さん)。
そちらのリプレイは私は未見なのですが、これまでにも茉莉とクロスオーバーしていたようですね。
PC3は「美少女女神」シリーズの新条シオン(PL;かわたなさん)。
いつのまにか美衣との仲が大きく進んでいた(w
PC4は「時計仕掛けの破壊神」から、エリーゼ・マテリーズ(PL;藤井忍さん)。
こちらも未見リプレイですが、「ff」シリーズの初キャンペーンリプレイ作品で、大判で発売されたものですね。

全てのPCがレベル100で作成しなおしという、作品の完結だけにまさに神の領域。
もはや読者も、そしておそらく多くのTRPGプレイヤーも、理解の範疇を超えた次元。
各PCのキャラクター説明に10ページは必要なほど。
まあ、ALGは高レベルプレイの試みが、再三なされてきた作品ではありますが。
我々はまた置いていかれてしまったのだ(w

そんな人間の枠を超えたしまったセッションなので、ミドルフェイズの度にいままでのクライマックスフェイズ並のボスと戦うという、ほぼ全編バトルに次ぐバトル。
終いには、チャート1発だけでキャンペーン1本分に相当するような展開を終わらせる暴挙(w
それでも破綻しないのが、「アルシャード」と天さんのすごいところか。

世界を再生に向かわせようとするPC達と、今の世界の保存を望むラスボス・ミーミル。
「明日を」「明日が」と繰り返される問答。
……私はここで、「明日があるどー(アスガルド)」とオチがつくんじゃないかとハラハラしました(w
さすがにそんな水は差されませんでしたが。

茉莉が、世界が、「アルシャード」という作品を作った皆さんが、終焉を望み、明日に向かい出しました。
そこには商業的な思惑もあるでしょうが、長く遊ばれた作品をより面白い物に作り変えようとするF.E.A.R社の気概が含まれています。
さて、では全ての「アルシャード」プレイヤーや読者が、それを望んだのでしょうか。
茉莉たちとミーミルの葛藤は、そのオマージュのような気がしてなりません。

ともあれ、世界と作品は創りかえられます。
「おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉」とは芭蕉の句。
ラグナロクという余興は誰の物なのか、試されるのはこの先です。

コメント
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