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マイナーゲーの夕べ その6 「エアグレイブ」

2006年10月05日 23時22分24秒 | └マイナーゲーの夕べ
バイクのガソリンを入れに行ったら、スタンドの1丁前でガス欠したren.です。横断歩道を押して渡ってたら、スタンドのあんちゃんに待ち構えられてた。


皆さんは、ゲームショップのワゴンセールで見かけると、持っていてもついサルベージしてしまう、そんなゲームはありますか?今日紹介するのは、私は3本ほど買っているゲーム。布教のために、衛藤氏にもプレゼントしています。

 ▼ 「エアグレイブ」 プレイステーション(1996)/SANTOS



検索しても、中古通販以外、まったく情報がないですね、このゲーム。どうやら、開発会社はなくなってしまっているようです。


概要は、よくある立てスクロールシューティングゲーム。
4機種(+隠し機体1機種)の性能差のある自機があり、対空ショットと対地ショットを使い分けるタイプです。シールド制で、1発じゃ落ちません。

舞台は「MUCOC(ミューコック)戦役」と呼ばれる戦争。
プレイヤーキャラ4人は、母艦「フィンベル」に乗艦する、「ブルーナイツ」という精鋭部隊。

 ◆アイン (cv:中尾みち雄)
24歳男性。軍所属のエースパイロットだが、素性は不明。基本的に無口で、無線の会話でも「了解……」しか言わない。通称「了解人形」。
乗機は青い機体「エイリス」。性能はベーシック。

 ◆ランディ・J・ヴァンディ (cv:置鮎龍太郎)
23歳男性。元傭兵だが、ほとんど幸運だけで戦地を渡ってきたボンクラ。パンキッシュで口の悪い、陽気なあんちゃんだが、かなりのビビリ。
乗機は緑の機体「ガンマ」。一番シールドが多い。

 ◆レニィ・アルシーア (cv:宮村優子)
23歳女性。チームのリーダー。熱血気質だが、どちらかというと堅い性格。登場人物の中で、一番地味かもしれない(w
乗機は赤い機体「スイフトC」。一番スピードが速い。

 ◆ヴェル (cv:桑島法子)
11歳女性。軍の研究機関「ネディル」で生まれた試験管ベイビーで、脳波を利用した火気管制装置の"部品"。その研究は非人道的だったという。性格は超内向的で、いわゆる無口キャラ。
乗機は黒い機体「ミティア」。エイミングファイアの範囲が広い。

 ◆SC-NB-03・ピース (cv:井上喜久子)
ヴェルのメンタルケアと、「ミティア」の火気管制のサポートをするAIロボット。マスコットキャラの側面も強く、モニターにはかわいい表情が表示される。しかし、人間的感情はないため、他のキャラからは冷たくされがち。


  ヴェル(と背後霊のようなピース)

 ◇クレイドル (cv:大場真人)
「ブルーナイツ」を要する「フィンベル」艦長。作戦中は厳格だが、部下思いのいい上官。
ちなみに「フィンベル」の同型艦は2隻参戦している。

 ◇ルイコ・シルバース (cv:井上喜久子)
「ブルーナイツ」へ作戦情報を伝える女性オペレーター。クレイドルの側近でもあるようだ。年齢が17歳かどうかは不明(w

と、お分かりのように、やたらと声優陣が豪華です。ステージ開始前のブリーフィングと無駄話だけではなく、ゲーム進行中もかなり喋り捲ります。
私は基本的に、ゲームの進行をさえぎるムービーやイベントは嫌いなのですが、この幕間は雰囲気作りに一役買っていると評価しています。


ストーリーはなかなかに重厚な戦争モノです。敵であるMUCOCだけではなく、実は自軍である統合軍も、戦争というものを利用していることが、特にアインとヴェルのストーリーでうかがい知れます。

ゲーム最大の特徴は、対地攻撃兵器「エイミングファイア」。
ショットボタンを押し続けるとスコープが表示され、その中の地上の敵を次々と破壊します。しかしその間はショットが撃てないので、注意が必要。

また、敵を倒すと増えるパワーを利用した「オーバードライヴ」は対空・対地に優れ、一定時間撃ちまくることが出来ます。その際ショットを連打すると、対地攻撃がパワーアップします。ただし無敵時間はないので、緊急回避的には使えません。


背景は、基本的に2次元の画が流れるだけですが、その美しさと表現は特筆モノ。高高度から地上を見下ろすシーンや、地表面から上空へと駆け上がるところなどは、デザエモンでゲームを作るときの参考になります。

音楽は8ビートのノリのいいもの。音楽CDとして使えないのがもったいないほどです。

タイトーSTGの影響が大きいようで、ボス前の演出がなかなかにかっこいい。ボスだけはポリゴンなのですが、変形したり分裂したりと、なかなかに凝ったデザインです。


難を云えば、ちょっとザコの攻撃にむらがあり、やたらと避けられない箇所があることで、うっかりするとあっという間にシールドを削られます。背景にとける色の玉が多いのも、その要因になっているでしょう。

あと、製品によってはPS・PS2本体と相性が悪く、ボスがバグって見えなくなることがあります。今まで買ったうちの1本がそれで、見えないボスに難儀しました。当たり判定はあるので、倒すことは出来ますけれど。


ともかく、このゲームはSTGが日陰者になりつつあった時代に発表された良作です。そんなに難しくないSTGなので、ストーリーを楽しむために買っても損はありませんよ。ワゴンで見つけたときには、ぜひ手に取ってみてください。多分500円くらいです。


追記)
今日になってはじめて、オブションで敵弾の色を変えられることを知りました(w これを設定すれば少しは、避けやすくなるかも。

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