どうも、ren.です。
今日はブログ開設4周年のアニバーサリーイラストを掲載するはずでしたが、予定変更。
昨夜、このようなニュースが飛び込んできました。
▼ 【訃報】ラブプラス寧々ルート担当作家大迫純一さん死去 (アルファモザイク)
▼ 大迫純一 (Wikipedia)
あぁ……この方は私にとって、一つの指標となった人だ。
Wikipediaにある、デビュー作が載った本はこちら。
1984年、徳間書店が出した特撮漫画アンソロジー「ハイパー☆ゾーン II」。
表紙は今ではメカニックデザインやアニメ監督で有名になったいづぶちゆたか(出渕裕)さん。
当時は「ダイナマン」「バイオマン」のクリーチャーデザインで頭角をあらわした頃。
"特撮まんが"とは、特撮番組をモチーフとしたSF漫画作品のこと。
今でも"SF研究会"という名称の高校や大学のサブカルチャー同好会も多いですね。
毎年星雲賞の審査をするお祭り"日本SF大会"も、この時代の印象を強く残しています。
この時代、「うる星やつら」や「スターウォーズ」を頂点とした、今でいう"オタク作品"が全て、"SF"と呼ばれていました。
メタリックヒーロー、宇宙人、巨大メカ、オカルト、ホラー、生活観のある未来感、虚構と現実。
そして、"ロリコンブーム"に端を発するポップな幼女や、半裸の美少女。
今の漫画・アニメ、そしてライトノベルの典型的なパターンが作られたのは、間違いなくこの時代です。
大迫さんはこの本で、ヒーローと怪人組織の立場が逆転した作品「デストマン」でデビュー。
その後、オカルトアクション漫画「魔諭羅(まゆら)」を連載しました。
その作品が表紙を飾ったのは「ハイパー☆ゾーン VI」。
古代から現代へと転生を繰り返し、人を襲う妖怪変化やモンスターを退治してきた"魔諭羅の鬼"である少女・まゆらと、そうした世界の裏側を知ってしまった中年探偵・氷頭の物語。
ほら、今でもどこかで聞くような物語のパターンでしょ?(w
私はこの「ハイパー☆ゾーン」を、「魔諭羅」目的で買っていました。
それだけ、当時は目新しかったんですよ。
この作品の単行本が、大迫さんの唯一の単行本。
しかし残念ながら、ネット販売もない当時の書籍流通状況のため、私は手に入れられませんでした。
2年後、8巻目で「ハイパー」は最終巻となり、長らく大迫さんの名前を見ることはなくなります。
そして2000年代、小説「ゾアハンター」で再び目にすることになります。
どうやら、それ以前に青心社より、小説家デビューされていたようです。
その後「神曲奏界ポリフォニカ」では、小説だけでなくアニメ脚本も担当。
さらには近年の大ヒットゲーム「ラブプラス」のシナリオを担当と、活躍の場を増やしていた矢先でした。
死因は癌。
47歳。
どうも昨年に手術を受けていらしたようですが、あまりの急逝です。
▼ 森奈津子さんのTwitter
弱った姿を無闇に他人に晒さない、大迫さんの意地と美学だったのだと思います。
このツイートを証明するかのような、大迫さんのブログ最後のエントリ。
▼ すみません(^_^;
ぶっちゃけ体調を崩し気味で、更新ほったらかしです。
でも、ちゃんと生きてます。
気長にお待ちいただければ幸いです。いやホンマに。
なんだかこの有様は、「魔諭羅」の最終話を思い起こさせれてしまいます。
経年劣化による肉体の損傷を隠しながら、自らを受け入れてくれた氷頭を助けに行ったまゆら。
討たれ消えゆく彼女の力-魔諭羅-は、氷頭が受け継ぎました。
もしかしたら最後の例えは、不謹慎だったかもしれません。
しかし私は、大迫さんも誰かに力を遺し、逝ってしまったように思えるのです。
恐らくは、彼の名前を知らない方も多いと思います。
個人的な長文、駄文となりましたが、ここに心から哀悼の意を表します。
今日はブログ開設4周年のアニバーサリーイラストを掲載するはずでしたが、予定変更。
昨夜、このようなニュースが飛び込んできました。
▼ 【訃報】ラブプラス寧々ルート担当作家大迫純一さん死去 (アルファモザイク)
▼ 大迫純一 (Wikipedia)
あぁ……この方は私にとって、一つの指標となった人だ。
Wikipediaにある、デビュー作が載った本はこちら。
1984年、徳間書店が出した特撮漫画アンソロジー「ハイパー☆ゾーン II」。
表紙は今ではメカニックデザインやアニメ監督で有名になったいづぶちゆたか(出渕裕)さん。
当時は「ダイナマン」「バイオマン」のクリーチャーデザインで頭角をあらわした頃。
"特撮まんが"とは、特撮番組をモチーフとしたSF漫画作品のこと。
今でも"SF研究会"という名称の高校や大学のサブカルチャー同好会も多いですね。
毎年星雲賞の審査をするお祭り"日本SF大会"も、この時代の印象を強く残しています。
この時代、「うる星やつら」や「スターウォーズ」を頂点とした、今でいう"オタク作品"が全て、"SF"と呼ばれていました。
メタリックヒーロー、宇宙人、巨大メカ、オカルト、ホラー、生活観のある未来感、虚構と現実。
そして、"ロリコンブーム"に端を発するポップな幼女や、半裸の美少女。
今の漫画・アニメ、そしてライトノベルの典型的なパターンが作られたのは、間違いなくこの時代です。
大迫さんはこの本で、ヒーローと怪人組織の立場が逆転した作品「デストマン」でデビュー。
その後、オカルトアクション漫画「魔諭羅(まゆら)」を連載しました。
その作品が表紙を飾ったのは「ハイパー☆ゾーン VI」。
古代から現代へと転生を繰り返し、人を襲う妖怪変化やモンスターを退治してきた"魔諭羅の鬼"である少女・まゆらと、そうした世界の裏側を知ってしまった中年探偵・氷頭の物語。
ほら、今でもどこかで聞くような物語のパターンでしょ?(w
私はこの「ハイパー☆ゾーン」を、「魔諭羅」目的で買っていました。
それだけ、当時は目新しかったんですよ。
この作品の単行本が、大迫さんの唯一の単行本。
しかし残念ながら、ネット販売もない当時の書籍流通状況のため、私は手に入れられませんでした。
2年後、8巻目で「ハイパー」は最終巻となり、長らく大迫さんの名前を見ることはなくなります。
そして2000年代、小説「ゾアハンター」で再び目にすることになります。
どうやら、それ以前に青心社より、小説家デビューされていたようです。
その後「神曲奏界ポリフォニカ」では、小説だけでなくアニメ脚本も担当。
さらには近年の大ヒットゲーム「ラブプラス」のシナリオを担当と、活躍の場を増やしていた矢先でした。
死因は癌。
47歳。
どうも昨年に手術を受けていらしたようですが、あまりの急逝です。
▼ 森奈津子さんのTwitter
弱った姿を無闇に他人に晒さない、大迫さんの意地と美学だったのだと思います。
このツイートを証明するかのような、大迫さんのブログ最後のエントリ。
▼ すみません(^_^;
ぶっちゃけ体調を崩し気味で、更新ほったらかしです。
でも、ちゃんと生きてます。
気長にお待ちいただければ幸いです。いやホンマに。
なんだかこの有様は、「魔諭羅」の最終話を思い起こさせれてしまいます。
経年劣化による肉体の損傷を隠しながら、自らを受け入れてくれた氷頭を助けに行ったまゆら。
討たれ消えゆく彼女の力-魔諭羅-は、氷頭が受け継ぎました。
もしかしたら最後の例えは、不謹慎だったかもしれません。
しかし私は、大迫さんも誰かに力を遺し、逝ってしまったように思えるのです。
恐らくは、彼の名前を知らない方も多いと思います。
個人的な長文、駄文となりましたが、ここに心から哀悼の意を表します。
羅ではなく巡邏の邏ですね。魔を諭し邏(まわ)る者です。
どうも、いらっしゃいませ。
実は単に、「邏」の字が見つからなかったため、あえて「羅」を使いました。
Wikipediaの本文中でも、そちらが使われていたので、いいかな、と。
申し訳ありません。
つか、Wikipediaの作品リストでは「邏」になってますね。
そちらをコピペすればよかったんですな(w