快晴の祝日だった札幌から、ren.です。
まあ、私はどこにも行かなかったけどね(w
旭岳では初雪が降った模様。
札幌均衡はまだ紅葉が始まったばかりなので、もう少し色づいたら今年最後のツーリングに行きたいな。
それまでに、体調をどうにかしなきゃ。
さて、日本GP。
まず、最初に言ってまいましょうか(w
ご存知の方も多いでしょうが、可夢偉が見事に3位表彰台にのぼりました!
今年は何度も表彰台へのチャンスと期待を得ながらも、不運に泣かされてきましたが、その不運貯金がここでしっかりと清算されましたね。
しかも、"初表彰台が母国GP、しかも50周年の鈴鹿サーキット"という利子付きで。
予選で4番手だった可夢偉は、3番手のバトンがギアボックス交換ペナルティで後退したため、3番グリッドを獲得。
スタートでは"情緒不安定のクラッチさん"(前夜祭での発言)の機嫌もよく、するりとウェバーをかわし2番手へ。
今まで泣きに泣いた1コーナーでの事故にも巻き込まれず、ポールスタートのベッテルに追従します。
スタート直後、ライコネン側に寄っていったアロンソが接触。
アロンソはタイヤを破裂させて1コーナーでスピンを起こし、コースの半分を覆う横付け状態になりましたが、幸い突っ込むマシンはありませんでした。
なんと、ポイントリーダーが1コーナーすら曲がらずにリタイヤの憂き目に。
しかしその前で、ペレスとの接触を回避したグロージャンが、よりにもよってウェバーに追突。
つい先日ウェバーは、こう言っていましたよね……
▼ マーク・ウェバー、グロージャンに「ぶつかってきたら右フックを食らわす」 (F1 Gate)
案の定……
▼ マーク・ウェバー、接触のグロージャンに激怒「頭がいかれてる」 (F1 Gate)
まあ、グロージャンもさすがに今回は自分の非を認めて、すぐに謝りにいったそうですが、右フックを食らったかどうかは不明(w
さらに、ウェバーの後方にいたロズベルグがブレーキングするも、そこにセナが追突。
この一連の事故の結果、ロズベルグはリタイヤ。
その他のマシンもダメージを受け、さらにセーフティカー導入となります。
可夢偉はスタートがうまくいっただけに、リードの喪失と、今後のタイヤ戦略の変更が心配されました。
その後、可夢偉は2位をキープ。
バトンがアンダーカットを狙いタイヤ交換したのをうまく利用し、自身もピットに入りました。
この作戦は、バトンを抑えることには成功します。
しかし、前方車になったリカルドをうまく捌けずペースダウン。
この隙を突かれてマッサに2位の座を奪われてしまいます。
とはいえ、マッサも長らく不遇の人。
判官贔屓の心情としては、華をもたせてやりたい気持ちもあります(w
それにしても、トロ・ロッソは直線が速かった。
このシーンだけでなく、リカルドはミハエルを押さえきりましたし、ベルニュはセナと好勝負を繰り広げました。
今後、終盤まで長めのストレートがあるレースが多いですから、活躍できるかも?
終盤、可夢偉は追い上げてくるバトンとの一騎打ちになります。
とにかく可夢偉を1秒以内に捕らえて、DRS+KERSで追い討とうとするバトン。
しかし、可夢偉は去年の見せ場にもあったように、鈴鹿のコーナーは得意。
直線で詰められてもコーナーで引き離し、計測点では必ず1秒以上をかろうじて守り続けました。
興奮と風邪と過呼吸で、一瞬気が遠くなっちゃったよ(w
手に汗を握る攻防の中、ベッテルが終盤までファステストを更新する磐石のポールトゥウィン。
そして、流れを自分のものにしたマッサが2位に入り、2年ぶりの表彰台。
カメラがその光景を映す中、皆さんも「えぇい!そんなものはいい!! 可夢偉を映せ!可夢偉の戦いぶりを!!」状態になったことでしょう、私もです(w
そんな中、カメラに捉えるよりも前に、現地の実況陣が大拍手。
シケインを立ち上がり、バトンを制する可夢偉の姿を確認したからでしょう。
コメンタリーブースの声以外の音が聞こえるって、珍しいよね(w
そして、無事に可夢偉は3位ゴールを果たしたのです。
我らがウィリアムズは、前述の事故にもめげずにセナが14位完走。
マルドナドは逆に事故をうまく乗り切ったあとは、終始ペースを変えずに8位入賞。
また、鈴鹿に先駆けて2度目の引退を表明したミハエルは、惜しくも11位。
鈴鹿ラストランで、ポイントを持っていって欲しかったなぁ。
その他の結果はこちらで。(GP Update)
レース終了後、表彰式を待つ観客席は、可夢偉コールの大合唱。
マイクがどこで音を拾っているのか分かりませんが、レース中のエキゾースト音よりも大きく感じました。
その声に押し出されたのか、最初に表彰台に現れたのは可夢偉でした。
ベッテルとマッサが空気を読んだのかも(w
インタビュアーはアレジで、可夢偉に「日本語でもいいよ」と促していました。
可夢偉は英語でのインタビューの後、異例の母国語による日本語で観客席に感謝をささげました。
また、F3時代の盟友でもあるベッテルも直接声をかけ、それにも感謝と、観客への通訳をしていました。
ちょっとマッサが仲間はずれ気味(w
そのマッサですが、カップを受け取り、台から降りたった際に、なぜかシャンパンの蓋が自然に開いてしまうハプニングが。
まさかのシャンパンファイトのジャンプスタート(w
▼ 2位入賞マッサ(フェラーリ)、「フライング」もお咎めなし!? (FMotorsports F1)
まあ、シャンパンも、マッサの苦労を偲んで応援したかったんでしょう。
シャンパンといえば、インタビュー中に可夢偉がぶがぶ飲んでいたシャンパン。
あれってベッテルのだよね(w
ま、ともかく。
観ている我々にとっても感慨深いレースとなった、2012F1鈴鹿GP。
今後、何かことあるごとにこのシーンは見ることになるでしょうね。
そして、まだまだこれからも、可夢偉が新たな表彰台に上がる姿も観ることになるでしょう。
さて、次回はすく今週末の韓国GP。
どうやら、ぎりぎりまで日本に滞在してからサーキットに入る関係者が多いそうですが、まあ、今の煩い事情はともかく、今年の現地の設備ってどうなっているんだろうか……。