延安近郊の村での昼食の様子です。アワのお粥に小麦の饅頭、それから野菜料理がメニューでした。写真の4人は、私の共同研究者の向虎氏(右端)と、ボランティアで調査を手伝ってくれた、環境NGO活動に取り組む西安の大学生たちです。3人とも農村出身で苦学して大学に入っており、何とか中国の農村の発展のために自分の知識を役立たせたいと考える、じつに素晴らしい学生さんたちでした。
この中の一人は、大学卒業後も . . . 本文を読む
延安近郊での調査中、私が宿泊させていただいていた横穴式の住居・ヤオトン(窑洞)です。食事は農家の家庭料理をご馳走になっておりました。ちなみに、この地域では年間降水量が400mmほどしかない少雨地域であり、コメを栽培できません。主な穀物は小麦、コウリャン、アワです。私は毎日アワのお粥を食べていました。美味しかった。
『SAPIO』や『諸君!』のような反中国雑誌でしたら、こうした情 . . . 本文を読む
退耕還林による植林後4年が経過した様子です。この場所も4年前は、前のエントリーの写真のように黄土が露出して浸食が著しく進んでいた景観だったはずです。わずか4年でここまで回復するのです。前のエントリーの写真とこの写真をよく見比べてください。
村人たちに聞くと、浸食が止まり、土壌流出量も激減し、以前はちょっとした降雨で洪水になっていたのに、今は洪水も起こらなくなったと言います。
もっとも、彼らは . . . 本文を読む
退耕還林による植林直後の様子です。画面右下の崖は、斜面での無理な耕作によって浸食されて崩壊したものです。さて、こうした土地に植栽した樹木はちゃんと根付くのでしょうか? 緑は回復するのでしょうか? 答えは次のエントリーで。 . . . 本文を読む
先日長江上流の植林地の様子の写真をいくつか紹介したら、けっこう好評でしたので、本日は黄河流域の植林の様子を紹介したいと思います。これから連続で紹介する5枚の写真はいずれも、2003年の8月に私が調査した際に撮影したものです。場所は陝西省の延安市近郊の村です。この植林事業も、補助金・補助食糧を政府が支給することと引き換えに、地元農家の同意を取り付けて、農地を林地に転換してもらうという退耕還林政策で . . . 本文を読む