半月もブログをサボってしまいました。すいません。近況書きます。
大学で教え始めて一年。初めて受け持ったゼミの学生たち(4月からの新4年生)がいよいよ就職活動のシーズンに突入しています。それで最近、ゼミ生を集めて、一般企業の筆記試験に課せられることが多いSPI試験の対策自主勉強会など開いたりしていました。最近はSPI試験で良い点をとらないと面接試験まで進めないわけです。
さて、新米教員なので、昨年は「SPI試験って何?」という感じでした。最近の就職事情など何も知らなかったのです。で、SPI試験ってのを見てみると、けっこう難しい問題も多くて、どう教えたらよいのか四苦八苦しています。それとは別に書かなきゃいけない論文も多いし、そんなこんなでブログの更新を怠っております。
昨年の4月には、学生たちに向かって「みんなはまだ恵まれているんだよ。みんなより6、7年前の先輩たちなんで、本当に就職先がなくてかわいそうだったんだから~」なんて言っていたものでした。が、ここへきてサブプライムショックの煽りで日本のメーカーの新卒採用状況の雲行きも怪しくなってきました。
学生たちには「下手をすると今年中に世界大不況に突入する。また以前のような就職難の時代に逆戻りするかも知れない。とにかく一刻も早く内定を決めなさい」とネジを巻いて、あわてて筆記試験対策などしていたのでした。
ある学生いわく、「チキショー。なんだってサブプライム問題なんて、アメリカがかってにバカなことやったせいで、関係ない俺らが被害を受けなきゃなんないんだよ!!」。
うん、その通り。でも愚痴っても始まらない。サブプライムショックは、日本にとっては脱米のチャンスなんだから。危機をチャンスに変えよう。米国への輸出依存でわが世の春を謳歌してきた大企業は打撃を受けるだろうが、これから内需指向、環境志向の新しい産業が伸びるのさ。前向きに頑張ろう。その上で、ロストジェネレーション世代の苦しむ人々への共感も忘れないでね。
米国といえば、みーぽんさんから、オバマとヒラリーと自由貿易と南米経済について大変に興味深いトラックバックをいただきました。
オバマが勝つのかヒラリーが勝つのか、まだ予断は許さない段階ですが、私たち日本人にとって他人事でないのは、米国の対外政策や貿易政策がどう変化するのかでしょう。
オバマが演説の天才らしいってことはわかりました。「チェンジ、チェンジ」って掛声も大変に結構です。でも中身は??
たくみな「ワンフレーズ演説」に大衆が熱狂する様子には、悪い既視感をおぼえます。そう、「カイカク、カイカク」を連呼しつつ、破壊の限りをつくした小泉政治。カイカクの名の下に、肝心な部分の改革(道路利権やダム利権)には手を付けず、やっちゃいけない郵政民営化やハゲタカ優遇政策ばかりを進めてきたサギ政権。「ワンフレーズ・ポリティクス」の罠に民衆がはまるのは大変に危険。その実例を私たちは体験したばかりなのです。
オバマの言う「チェンジ」って、具体的中身は何なの? オバマは本当にアメリカを変えることができるのでしょうか? そう思ってオバマの政策プランである『合衆国再生』(棚橋志行訳、ダイヤモンド社)など、いまごろ通勤電車の中で読んでみました。以前は、てっきり下馬評を信じてヒラリーが勝つのだろうと思っていたので、この本を手に取ろうとも思ってなかったのです。
で、オバマの感想を一言でいえば「八方美人」、悪く言えば「優柔不断」。決断力はなさそうです。労組の主張を支持しているかと思いきや、大企業経営者の主張にも理解を示してみたり、スカルノ政権時代にインドネシアのクーデターを画策したCIAを批判したかと思えば、一方では「レーガンの世界観の諸側面を擁護する」(326頁)なんて軍産複合体へのリッピサービスみたいなこともしてみたり……。「いったいオマエはどっちなんだ」と本を読みながら何度も叫びそうになってしまいました。左の意見も右の意見も両論併記し、その双方に向かってよい顔をしようと努めながら、けっきょく自分独自の新しい主張は何もしていないと言ってよいでしょう。
以前みーぽんさんが、オバマは人が良すぎて「老獪なワシントンのインサイダーたちに篭絡されてしまいそう」と言っていた意味が分かりました。
でも、そこに希望があるかも知れません。「お人よし」ということは、逆にいえば小泉純一郎のように「人の話を全く聞かない。自分の関心のある政策以外はどーでもよい」といった投げやりな独善性はないわけです。
オバマは「聞き上手」なので、アメリカ市民の側が、「老獪なワシントンの大企業ロビイスト」や「老獪なイスラエル・ロビイスト」たちを上回る論理構築ができれば、変わるキッカケになるかも。その意味で「チェンジ」できるとしたら、オバマの力ではなく、市民の力にかかっているのでしょう。
少なくともオバマには、イスラエルだけでなくパレスチナの意見もちゃんと聞こうという分別はあります。ケニヤ人の父を持ち、少年時代をインドネシアで過ごしたという経験により、途上国でなぜアメリカが嫌われるのか、途上国の立場にたってその理由に思いを馳せることができます。そうした人物は、これまでの米国の歴代大統領には皆無でした。その一点のみでも、少し彼に期待したくもなってきます。
大学で教え始めて一年。初めて受け持ったゼミの学生たち(4月からの新4年生)がいよいよ就職活動のシーズンに突入しています。それで最近、ゼミ生を集めて、一般企業の筆記試験に課せられることが多いSPI試験の対策自主勉強会など開いたりしていました。最近はSPI試験で良い点をとらないと面接試験まで進めないわけです。
さて、新米教員なので、昨年は「SPI試験って何?」という感じでした。最近の就職事情など何も知らなかったのです。で、SPI試験ってのを見てみると、けっこう難しい問題も多くて、どう教えたらよいのか四苦八苦しています。それとは別に書かなきゃいけない論文も多いし、そんなこんなでブログの更新を怠っております。
昨年の4月には、学生たちに向かって「みんなはまだ恵まれているんだよ。みんなより6、7年前の先輩たちなんで、本当に就職先がなくてかわいそうだったんだから~」なんて言っていたものでした。が、ここへきてサブプライムショックの煽りで日本のメーカーの新卒採用状況の雲行きも怪しくなってきました。
学生たちには「下手をすると今年中に世界大不況に突入する。また以前のような就職難の時代に逆戻りするかも知れない。とにかく一刻も早く内定を決めなさい」とネジを巻いて、あわてて筆記試験対策などしていたのでした。
ある学生いわく、「チキショー。なんだってサブプライム問題なんて、アメリカがかってにバカなことやったせいで、関係ない俺らが被害を受けなきゃなんないんだよ!!」。
うん、その通り。でも愚痴っても始まらない。サブプライムショックは、日本にとっては脱米のチャンスなんだから。危機をチャンスに変えよう。米国への輸出依存でわが世の春を謳歌してきた大企業は打撃を受けるだろうが、これから内需指向、環境志向の新しい産業が伸びるのさ。前向きに頑張ろう。その上で、ロストジェネレーション世代の苦しむ人々への共感も忘れないでね。
米国といえば、みーぽんさんから、オバマとヒラリーと自由貿易と南米経済について大変に興味深いトラックバックをいただきました。
オバマが勝つのかヒラリーが勝つのか、まだ予断は許さない段階ですが、私たち日本人にとって他人事でないのは、米国の対外政策や貿易政策がどう変化するのかでしょう。
オバマが演説の天才らしいってことはわかりました。「チェンジ、チェンジ」って掛声も大変に結構です。でも中身は??
たくみな「ワンフレーズ演説」に大衆が熱狂する様子には、悪い既視感をおぼえます。そう、「カイカク、カイカク」を連呼しつつ、破壊の限りをつくした小泉政治。カイカクの名の下に、肝心な部分の改革(道路利権やダム利権)には手を付けず、やっちゃいけない郵政民営化やハゲタカ優遇政策ばかりを進めてきたサギ政権。「ワンフレーズ・ポリティクス」の罠に民衆がはまるのは大変に危険。その実例を私たちは体験したばかりなのです。
オバマの言う「チェンジ」って、具体的中身は何なの? オバマは本当にアメリカを変えることができるのでしょうか? そう思ってオバマの政策プランである『合衆国再生』(棚橋志行訳、ダイヤモンド社)など、いまごろ通勤電車の中で読んでみました。以前は、てっきり下馬評を信じてヒラリーが勝つのだろうと思っていたので、この本を手に取ろうとも思ってなかったのです。
で、オバマの感想を一言でいえば「八方美人」、悪く言えば「優柔不断」。決断力はなさそうです。労組の主張を支持しているかと思いきや、大企業経営者の主張にも理解を示してみたり、スカルノ政権時代にインドネシアのクーデターを画策したCIAを批判したかと思えば、一方では「レーガンの世界観の諸側面を擁護する」(326頁)なんて軍産複合体へのリッピサービスみたいなこともしてみたり……。「いったいオマエはどっちなんだ」と本を読みながら何度も叫びそうになってしまいました。左の意見も右の意見も両論併記し、その双方に向かってよい顔をしようと努めながら、けっきょく自分独自の新しい主張は何もしていないと言ってよいでしょう。
以前みーぽんさんが、オバマは人が良すぎて「老獪なワシントンのインサイダーたちに篭絡されてしまいそう」と言っていた意味が分かりました。
でも、そこに希望があるかも知れません。「お人よし」ということは、逆にいえば小泉純一郎のように「人の話を全く聞かない。自分の関心のある政策以外はどーでもよい」といった投げやりな独善性はないわけです。
オバマは「聞き上手」なので、アメリカ市民の側が、「老獪なワシントンの大企業ロビイスト」や「老獪なイスラエル・ロビイスト」たちを上回る論理構築ができれば、変わるキッカケになるかも。その意味で「チェンジ」できるとしたら、オバマの力ではなく、市民の力にかかっているのでしょう。
少なくともオバマには、イスラエルだけでなくパレスチナの意見もちゃんと聞こうという分別はあります。ケニヤ人の父を持ち、少年時代をインドネシアで過ごしたという経験により、途上国でなぜアメリカが嫌われるのか、途上国の立場にたってその理由に思いを馳せることができます。そうした人物は、これまでの米国の歴代大統領には皆無でした。その一点のみでも、少し彼に期待したくもなってきます。
えっ?!と、思ったのは中国にも飛び火した事です。
富裕層が投機場をコロコロと変えてもいるようです。
株が駄目なら原油…とか…
まぁ、一年後にはアメリカが…その一年後には日本もまぁまぁ回復するでしょう。
「カリカリと一喜一憂しない」というのが株をやる上での「鉄則」だそうです。(^_^.)
さて、オバマ氏。
対日政策はどうなのでしょう?
やはり共和党よりは辛辣な態度なのでしょうか?
アメリカは意図的に世界恐慌を起こした国ですが。
社会主義国がそれを見て馬鹿にしていたら、10数年で手が付けられない経済大国になっていた国ですが。
アメリカは時折こうやって“無駄”を削る性格があります。
他国どころか自国民が苦しもうが死のうが屁とも思っていないのは建国理念から元々です。
彼の地では、弱いことこそが悪なのです。
だから強くなろうと這い上がる人が出てくるのです。
アメリカではそれが正しいのであって、それを「間違ってる」と決め付けることこそ傲慢だと思いますが、どうでしょう。
さらに言えば彼らにとって戦って富を奪うことは正しいことであり、それを自分がやられるわけでもない第三者がゴチャゴチャ言うのもおかしい。
そういう侵略者にやられないために、逆に我々は仲間になったり、あるいは強くなければならないのです。
そもそも「侵略=悪」という概念自体がもう団塊的で古臭いですね。
戦争は悪くない。負けるのが悪いんです。
>対日政策はどうなのでしょう?
>やはり共和党よりは辛辣な態度なのでしょうか?
共和党は、「オレたちは日本の味方だぜ」という顔をしながら、巧妙に日本を破壊します。
民主党の方が、日本人の機嫌をとろうなんて小細工はしないので、ハッキリと分かりやすくてよいのではないでしょうか。日本人がアメリカに抱いている片想い感情を砕いてもらった方が、日本が脱米を決意する契機になってよいと思います。
>で古臭いですね。
>戦争は悪くない。負けるのが悪いんです。
これはもう「団塊」を飛び越えて19世紀にタイムスリップしてしまったような感じですね。
「戦争は悪くない。負けるのが悪い」というのがアメリカの「正義」だというのは半分当たっているでしょうが、アメリカはイラクでもアフガニスタンでも勝てそうにないので、もう最悪ですね。
だいたい侵略なんかする国は、長期的には必ず負けるんですから、やっぱり「悪」なんですよ。
脱米というなら…30年ばかり遅い様な気がするのですが…??
軍隊はもちろん、ろくすっぽ諜報機関もないような、ある種の「ふぬけ・お子様国家」の今の日本では米から乗り換えるにしても、中国や他の国も真の「同盟国」とは扱ってもらえないでしょう?それは「アメリカ」の巧妙な罠だったのでしょうが。
国土面積の絶対的な不足から、軍を持つにしても、食料自給率を上げるにしても難しいのでは?そして、この2つをある程度クリアせねば真の「自立した国」にはならないでしょう。
イラク戦は…私の足りない頭では
「ソ連もいなくなったし、チョイチョイと片付くっしょ?!」
位にしか思ってなかった様な気がするのですが?どうでしょう?
ベトナムで何を学んだのか?世代交代して忘れてしまったのか?忘却の生き物なのか?
理解に苦しみます。
バブル崩壊の過渡期を大学卒業前後に見ていますので、
正直、企業というものは計画的に人を雇えないものなのか、といいたくなるところがあります(笑)
サブプライムローンというのは、日本の住宅金融公庫でもやっていた「ステップローン(ゆとり返済)」と同じものですから、何のことない日本の土地バブルをあの国で繰り返しただけにすぎませんね。証券化で「見えにくくしていた」のは事実ですけど、どちらにしてもはじけてよかった質の水ぶくれだと、私は思っています。健全になっていく過程です、て……。
日本にしても、いわゆる成長神話からどう「さいなら」できるかで、でないでしょうか。バブルは、成長を政策的に煽るところから始まるわけですから。
その点、オバマ氏はどうなのでしょうね、「経済政策」に一貫したものがない点で、一極集中にならない分、ちょっとバブルを作ると言う点では、遠い人と私は見ていますが。
1600兆円もの対外債務どうするつもりなんだろうな。
貸してるのは日本なんだけどな。
借金してる国が貸してくれてる国に威張って命令してるのもおかしな話だ罠~。
誰の金で戦争してるんだって話だ罠w
歴史の必然性に習うなら債務国→債権国に覇権が移るんだけどな~。
第一次大戦で欧州から米国に覇権が移ったように。
今のような傲慢なやり方を続けてたらその内そっぽ向かれるぜ。
その時は伝統的なモンロー主義=孤立主義に戻るからいいってかw?
だったらドル基軸通貨体制=パックスアメリカーナ体制もとっとと捨てちまえよ。
とは言っても、その体制を維持すべく国を傾けてまで
外貨運用や為替介入でドルと米国債支えてるのが他ならぬ我が国だっつうだからなw
産油国はドルペッグ見直し&ユーロにシフトしてるし、中国もドルからユーロにシフトさせてるっつうのにな。
もっともこれだけ米国債抱えちゃったら引くに引けん罠。
ドル暴落しちまえば日本も一巻の終わりだからな。
あ、それから米国はダブスタだから。
金融機関は政府・FRBが救済してるし、不況になればなるほど戦争やって軍産複合体によるばら撒きやってるからな。
ブッシュ減税もそうだが原資は日本の為替介入=米国債買い。
そういや一年で35兆円も介入して33兆円も米国債買った阿呆な政権があったよねw
ドル暴落で米国債の価値が半分になったらどう言い訳するんだろうねw
ちなみに日本の生保破たんも80年代政府の指導で米国債買わされたのが原因らしいね。
円高ドル安でアボーン。
他国、特に日本に市場原理主義、自己責任原則、小さな政府を押し付けるんなら自分ところがこの危機に際して手本を見せないとなw
あんまり手前勝手な事ばかりしてると反米国が増えるばかりだぜw
35兆円も為替介入する余裕があるんならそっくりそのまんま国内に投資しろと当時もさんざん書いた記憶があるw
自分のところが困った時に処分出来ない債権買うのは
まさに売国行為そのものだろうに。
今後ドルが暴落すればなおさらだ。
キャノンやトヨタと言った奴ら=国際金融資本の手先に補助金くれてやったのと一緒だしな。
しかもその金で持ち合い解消させて放出させた日本株を底値で買い占めてやがる。
メディアも全く批判しないしな。
つうか対日要望書に関しても全く報道しない。
この国の問題は、メディアや官僚や政治家と言った支配層に売国奴が大手を振って巣食ってるって事だな。
南米や東南アジアによく見られた形だ罠。
これをどうにかしないとどうにもならんてのが私の出した結論です。
以前は、国益重視派の官僚や政治家、日銀幹部も多かったそうだが何故か抵抗勢力のレッテル貼られたり、
謎の死を遂げたり、スキャンダルで失脚したりしてるな。
ノーパンしゃぶしゃぶやロッキード事件、あるいは小渕の病死、梶山静六の事故死etcなんて怪しい罠。
>食料自給率を上げるにしても難しいのでは?
日本の自衛隊は、それはそれは強大な軍隊です。
食糧自給率に関しては、肉食の割合を減らし、タンパク源は魚と大豆という江戸的食文化を復活させ、米と麦、米と大豆の二毛作を普及させれば、そして何よりも食べ残しをなくし、コンビニ弁当のようにムダに捨てられていくものをなくせば80%はいけると思います。そのためには、やはり廃県置藩的な分権政策がカギになるでしょう。
米国に関しては、もう覇権国としての復活はムリですね。レーガン以降の米国は調子にのって悪さしすぎました。自業自得です。
>なのか、といいたくなるところがあります(笑)
計画経済でないとムリでしょう(笑)。
ですので、やはり民間企業とは別に、公的企業・公共事業が一定の割合で存在し、景気が悪化したときの雇用吸収を担うケインズ政策が必要になると思います。
ちなみに、私は年齢的にはバブルの最後に引っ掛かっている世代のように思われるかも知れませんが、一浪して大学に入り、さらに大学に在学中、土地ころがしのバブル経済の醜さに辟易して日本が大嫌いになって(まさに反日行動?)、休学して外国に逃亡したりしていたので、大学卒業したのは94年で、もう完全に就職氷河期に突入していました。ましてや大学院の修士課程を出たときなどは、どん底でした。
>どちらにしてもはじけてよかった質の水ぶくれだ
>と、私は思っています。健全になっていく過程です、て……。
しかし先の世界恐慌の後には、日本は満州事変をおっぱじめて軍部の暴走が始まり、ドイツではヒトラーが出現し、米国も米国でTVAじゃ景気のカンフル剤として弱いから日本をカモに戦争でもしようかと・・・
今度のバブルを「はじけてよかった」で放置してしまったら、こうした危機を防げると思いますか?
>バブルは、成長を政策的に煽るところから始まるわ
>けですから。
あと、米国が輪転機を回しながら貿易決済するのを放置しちゃっている貿易システムが大問題だと思います。アメリカの貿易赤字が、過剰なマネーと過剰な債務とバブルの源泉になっていると思います。その大本を取り締まらなければならない。
リバータリアンのロン・ポールさんはFRB廃止と金本位制復活を唱えていますが、どう思いますか? 米国の若者のあいだで支持が増えているってことは、いずれ米国はそっちの方向に行くでしょうか?
オバマに関しては、政策に一貫したものがないので、まったくどうなるか分かりません。もっとも米国はバブルの後始末をどうすすかなんて、大統領にできることは限られていて、選挙の洗礼も受けていないウォール街の利害代弁者たるFRB議長にすべてがゆだねられていますから・・・。どこが民主主義なのか、独裁体制じゃないかって思います。