中国政府の急進的な環境保全政策は、地域住民の生活を混乱させ、困窮化させる場合が多い。たとえば退耕還林政策では、人々が耕していた農地を林地に変えていくので、山村で暮らすことすら困難になっていく。退牧還草では、砂漠化対策として、放牧を禁止して草原に還していくので、牧民は生活の糧を奪われる。
今回調査したのは天然林保護政策。天然林保護政策では、自給目的以外の商業的伐採が禁止されるので、伐採を主要な収入にしていた山村住民は生活の糧を失い困窮することになる。
天然林保護を成功させるには、伐採禁止による収入の減少を代替する生業を育成すること、これが何よりも肝要になる。
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