最近、「3Dプリンター」という言葉をよく目にする。これは、インクジェットプリンターと似たような原理で、樹脂などを霧状に吹き出して積み上げ、立体を造形する装置だ。従来の技術では製作できないような複雑な構造物を成形することができる。
製造業で使う専用装置かと思いきや、海外ではすでに個人向け製品が登場している。そんな中、イグアスが米スリーディー・システムズ社製の低価格パーソナル3Dプリンター「Cube」(税別16万円)=写真(1)=と「CubeX」(同39万8000円~)=同(2)=の2機種4モデルを6月から販売する。Cubeはネットと量販店、CubeXは代理店を通して販売する。
3Dプリンターを買ってもどう使っていいかわからない、という人はネットで検索してみよう。自分で3Dデータを作れなくても、ネットにはフリーや有料のデータがたくさん出回っている。これらをダウンロードすれば、日用品やオブジェなど、さまざまなものが簡単に作れてしまう。
実際に造形するには時間がかかるので、個人の場合は寝る前にセットして、翌朝に完成品を手にするといった使い方が一般的。
渋谷の3Dプリンターショールーム「CUBE」(http://www.i-guazu.co.jp/cube/)に実機が設置される予定。