青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 1 TRUE

2017年07月23日 23時30分00秒 | 投稿

国内では国号としての地位を得ていた清府政下に於いて、遷都当初から形骸的な立ち位置にあった首都瀋陽から実質的な首都機能を既に移行していた北京を行き交う発行書簡群の指令に従い、火中の竹筒の川上、月、火星を想定した対異星人部隊、特諜(トクチョウ)首席筆頭候補には、国家精髄の腕力が流入して来ます。(府政、権力にして指示系統構造)、(竹筒、熱を帯び、爆竹前なる動乱情報)、(川上、理由を言わず無理を通して流して来る)、(特諜、緊急理不尽令状発行権能組織)
齢(よわい)三十四にて国の実、影動態の長に君臨しゆく事になるその男は余りある腕力量を扱いゆく事になる自身の未来に臆する事無く、国中から集約される異星人情報の分析練磨を続けます。
現在の北京、中山(チュウザン)公園内の北緯三十九度五十四分四十四秒、東経百十六度二十三分三十四秒を中心に縦百メートル、横幅十三メートルにはかつて電気、水道敷設の国家官庁施設が広がっていました。
各要所室内部には、月との交際で自動的に清各地に漂着していた、高さ二・三メートルの顕微鏡状の“命の首輪”がしつらえられており、これは人間の鼓動による空気振動音を測定し、紙に樹脂由来の墨を差す針で国家の手首の生命波形をしたため、清段階の文明が穏便思考の為に採用すべくの問診情報を描画する事で、通報機能は無いながらも、自己警戒意識の醸成への根拠、田として在っていました。(交際相手は日本の京のねおでの歌会に降臨した一派と近親なる女優の北側景子氏の風貌が長の一派)
官庁兼宿舎内の北緯四十五秒とは、清が京から倫理的無疼痛と共に入手した顕微鏡の前での筆頭候補の職務地です。
月が非意図的に発信している電信を、清が香港で確保している受信機が傍受する情報を翻訳した漢字の乱数表から、月文明の政治動乱指数の測定を試みる任による、月介在事象に於ける無意識領域に介入し得る漢字性能の変貌、化学実験の筒の底から沸く泡揺らす水面一連への間抜けな無言漢字群化、にあったその男は、東方からの情報の貧相状態について、意図性を確信していきます。
“倭(わ)は衣服をまとおうとしているのか”。(倭、意味不明な振る舞いにある猿への呼称、また、やまと、は口語会話では京を指す発音であり、山猿たる田舎侍、江戸は無視すべくが常識)
対清政策を日本はどう考えているのか、という問いが交際経路上で沸き起こってきます。
長らく御苑を統括意思者としてきた、民間商社の態度を日本、つまり京は半年前から一方的に冷却してきた経緯を公権力が正式に掌握した時です。
半官半民に編まれた対外貿易主管権能は北京に存在している一方、京側、御苑となると、官、民いずれかの濃淡を操る、しわと折り目、いずれを問わせずの鱗(うろこ)刺繍の着物が、過去数百年一貫とした茶の器の縁の厚さ、壮麗衒学風味なる嘘、皇族の過剰風流量との重層的読みを求めるのが常です。
過去二十年来の日本、即ち京の外交意思が析出する透かし鏡は北京は断定済みであり、それは高級商標に分類さる無地(むじ)段階の白い絹織物でした。
今回の清京間貿易で流通してくる一、分類系統品目が、京の中京区の卸屋(おろしや)での取引で見せる品質、価格群に於いて、数学的評価が統計的一致を見せない場合、北京に対する京の深い当惑を汲み取ります。
豊臣家の悪政下、大阪の非差別階級がライ病を罹患(りかん)した手足の無い娘に医療を施す為に一流の桶を手作りしたが売れず、正気を失い全財産を販路拡大の為に費やし、ぼろ屋で一人営業を続けていた所、豊臣家の家臣に見つかり秀吉の義援金で大問屋へ様変わりしたが、その日々で主人は精神の病の深刻さを更に増してしまい、一方桶は一人でに女衒(ぜげん)街で奇怪な逸話を帯び出すに至り、これは秀吉と非差別階級の貧富の差の象徴として人間の精神律動をのろく、する小川を流れるにあると見た天皇が遂に詞、“真に涙を拾わざるとは、の一文の真剣詠唱は人間に真(まこと、誠実さ)の根たる何者かの涙を何者かを通じて小川へ流しめるのみ”を詠い、皇室御用達(ごようたし)の調度品に加えると、桶は対外正装交際の従者の地位を得て貿易品目に自動的に加えられ出す事となった、という背景を諜報で掌握した明は通商に際しては担当の官吏は演技の笑みには、現場の下級官吏のみが当日分かる否定、嘘成分を混入する事とし、現場に於いては無知に立つのが常であった京側の担当者を尻目に明側の警戒が主導する形で、容易に触れるべからずの雛壇(ひなだん)に追いやっていった皇族お抱えの京人形の質量の含意とは、当代天皇の祭祀不手際総量にして、両国の律動力及ばずの、精神ののろき領域への君臨者を帯び、結果的に、両国の臨時にして何らかの鋭利動態に関する信頼性最上段指標とは京配備の桶の少なさ、または、明による購入数と明は認識していました。(女衒、夜桜刺繍濃すぎたる着物往くのみの石畳周辺の人身売買業)
天聡六年(西暦千六百三十二年)三月、通商に関する書簡を通じ、京側が提示してきた今回の取引品目の中に、半年おきの取引個数、百二から六の間から過去四十年間外れた事は無かった、当該、桜製材の桶、“嘆きにある龍こそ踏んではならぬ世の弱き者の髭(ひげ)と知るには、怒りにある龍の鱗を、汲む湯で剥(は)げ”、品目名“みい いいき おお いいみ ああ いいきに あゆみかな”の今回の取引提案個数は、微量の変動兆候すらをも皆無とした突然の無でした。(意味を背馳(はいち)したる韻用法たるや、今回、相互否定群、つまり唯一の鍵穴を鋳造したる希少人生者への詠唱事よ)
無地段階の白い絹織物となると提示されてきた品質は、現物を検分すると社会的生命の未来への資源である矜持(きょうじ)、技量維持意欲、高麗から京への流通素材たる渡来人形への着物着せ民度、京の狭い路地を行き交う物流業者への会釈意識等、京の職人不可避の仕事の折り目の観点からは、乖離(かいり)著しいやっつけ仕事の匂いを隠さぬ、乱雑さを知りつつの急ぎの下駄音を織機(しょっき)とした劣悪な物でした。
取引で提示されてきた同一の商標品目を清の隠密(おんみつ)検分役が京の中京区、左京区各所の卸屋(おろしや)で探すと、過去と変わらぬ品質に、過剰供給を抑制すべくと思われるやや高めの価格が追い付いており、京人が好む民度、未来への無料提灯(ちょうちん)への油の意の枠が見えます。
こうした京側からの取引姿勢から浮かび上がる唯一の解釈とは以下でした。
“京とは尋常ならざる激昂(げっこう)の赤い旗を清により織りを命ぜられた過去があり、虎の旗(清)と漆器(しっき)の蓋(日本)が共に織り目正しい正規製品として織機(しょっき)の前で畳まれゆくには、もはやこうして過去の糸の絡みを指で摘まみ、ほどきに際しては互いの屈辱の黙視、近間での言葉の綾取りしかない屏風の間に在るのだ、旗から破れた虎よ、野蛮な殺戮衝動よ、明の戦史に聞く、連弾装填を可能とする月技術編まれし長筒の弾を喰らいながら、何故に猛り切ったまま敵陣に進む、阿片経済の株式市場銘柄そのものよ、魂を一瞬に燃やす阿片喰らいの馬にして静謐(せいひつ)の間に読む孔子詩編書籍喰らいの野蛮人よ。”(赤い旗、生理衝動由来の愚かな戦の象徴と京は捉える)
当時、京の対外的通商方針を統括していた、映画評論家の淀川長治(よどがわながはる)氏と酷似する自称非公家身分、“京中のあらゆる公家を吊り籠と見て押して揺らす笑顔の麻酔医”自己尊称“濁(読みは、どく)”は京、つまり当時日本に於ける序列第二位の政治権力者であり、唯一の上役(うわやく)の命令内容を未来に実現すべく、高麗(こうらい)、巻き添えを可とせし京の対清意思の考案に於いて、条文を打ち出していました。(籠、天井から糸で吊り下げ式の赤子の抱き籠)、(命令内容、長きの交際経歴上、それを、そうとして、捉えるしかない立ち位置にあったのがこの人間)
それは、“京は異星人、特に髪と肌の色のみに違いが終わらぬ異人種への負い目、力の彼我(ひが)への畏怖による律動の素振りを、上役の詔(みことのり)の側で清に憶測させてはならない”でした。(詔、祭政一致権力者発令なる、国、人、文化、価値観といった世の万象への律し事)
“濁”は糸を張っていました。
それは対清意思を展示する屏風としては、清側にとっても上の桶等よりも明瞭となる、態度硬化と相反皮肉なる、この時期やおらに京側が提案してくる相互交互開催の文化交流事業で、その際京が清で陳列品の花瓶に差す文化的諸元と添付詩編は、以下の意味を咲かせてくるのが常でした。
“何故お前達は明代に於ける京との戦に関する歴史認識のほころび甚だしき、過去の過ち(歴史認識のほころび甚だしき)、これに派生する愚かさに対するあらゆる歴史美化、修繕(しゅうぜん)文法を、皇帝信頼なる泰斗の大典として今日も故宮は建つのか。”
これが毎回常なる、京側からの提案の外装、緒元、詩編の含意を土として、日本式の生け花剣山解釈の血を複数の手で撒いた後に咲く花言葉です。
現在、京からの論難の可能性が降雨する先とは、継続期間を五年から二百年とする、明代に起きし京との六件の冷戦、論争属性のみしか清側は推測を成立させられず、六件に於ける相互応酬の態様、通商希望品目の直前での取引中止通達、港に着いた通商船への令状無き強制査察は、全件漏れなく文化摩擦に起因していました。
また、これらの発生と進行を知る双方の文化財団理事が盛んに相互交歓会を催しつつの、“交歓会への気運や日本海、東海いずれかを問わぬとする今回の詩の散文の学理的定義、即ち人間による感動の受け止め方を文化人上層部に更新せしめる愉悦を与える務めとはこの夜最高評価の庭園模型か、それともこれを鑑賞しつつ飲むマッコリの味か”との談笑談話演説に関する傍証の楽屋たる口述筆記記録は、記入欄の余幅縦横にはみ出すほどの分量、広さで六度の論争をやはり無視しています。
異星人による京への脅迫、甘言(かんげん)、籠絡(ろうらく)との推測可能性は“濁”により排除されてます。
京側の文化財団理事の地位は御苑で末席ならぬ、皇統譜に名が載る様中央なる皇族を常としており、また上の余幅まではみ出した口述記録があるにも関わらずの、京による高級官吏所掌の書簡往来の一方的な無期限拒否を始めに、京の不機嫌を問い質す書簡への無視、白紙返礼といった異常極まる外交応対により、北京側は所以(ゆえん)が思い当たらぬ論難事へのいぶかしがりは深きに達していました。
上流文化人がしたためる夏の時候(じこう)の挨拶、“盆栽の枝にはまだ雪は残っていますでしょうか”は、相手、いや自身側の精神に残る、深い疑問への容易な拭いを、相手側の最軽量知性に願う隠喩は、墨絵手書きの盆栽の絵、松の枝の葉、つまり針の上で笑う雛(ヒヨコ)で返されます。
“濁”は京の対外応対に関わる官民の神経支配は済ませており、御苑領域内外の文化人には確度充分なる最近の清の意思中央と銘打って風評を流していました。
“詞と酒に躍りながら、月との地下密約に自らを至らしめ、北京、瀋陽、天津(テンシン)への留学生、神戸良家の子女を誘拐しては、阿片喰らいの狂暴な豚に喰らわしめ、死にゆく際の脳が蝙蝠(こうもり)、鷹の様に放つ、知的態度成分混じる絶叫の音の波を薬液満つ壺の表面を揺らせて筆記させ、これを凍らしめた際には仕事ながらも私的笑みを大いに漏らし垂らし、風に揺れるススキが如くの輸送態度、方式で月に譲っては、明に伝わる烈名武将好みの麻薬や、戦史文学の糧(かて)を手に入れ、意思中央の更なる豊饒に充てようとするも、この舞台への登壇に頭、欲望を揺らす文化人は数知れず、充てが喰われ、誘拐は更に頼まれつつ、また充ては喰われゆくが、豊穣の前の砂漠こそは大陸の文学的豊饒には資すや否かの問いを故宮の夜を行く月は知るか。”
“濁”が側近に命じて考案させた刺激角度、“文化人の脳を狂暴にする”の風評は、全てが根拠無き、偽(ぎ)である事から、考案者の知的視野に対しては大いなる破壊である事を両者は知っていますが、“濁”は側近の知的健全性などは報酬の形でも案じたりはしません。
己を呼ぶは“濁”、物事の淀みを、始めに知り、悩み、清流に向かいゆく様をかつて世に伝えぬ時を業とする、悩みへの清流一手目、世には不可視なる岩の苔は、側近への無視、いたわりの清流いずれへも両利きとの自認にあるのが常ですが、その成立条件、大量の知的資源の喰いとは、これと我慢への両利きを成立させる条件を知りません。
官民への支配者、“濁”の存在及び文化人への風評を関知する間合いに至れないままの北京に残されている抱き着き先の藁の案は、“濁”の読み通り、京の上流公家への飛び込み依頼、その先の御苑の外交主権者への接触の懇願です。
深い混濁、困惑が続く北京が状況の眺望権能組織を国家最高実力組織、対異星人部隊、特諜に移行させる事に至らしめられた背景は、容易判明の概況、“京に於ける異星人文物、知見、及びこれらの往来甚だしき”でした。
“御苑、今出川通、堀川通界隈の公家の屋敷には“邸(五画目の一は無し、てい)”、二十番組、計二万時間録画済みの白黒映像のテレビが少なくとも十六台存在しており、内一台は鮮明、妖艶なる配色映像を上映可能”との正式掌握事を北京は閲覧します。
実際はテレビ機能機器に関しては、電源内蔵式が計百六台、京中心部に存在しており、配色版は十二台、これの内二台は桃色系活動紙芝居劇(エロアニメ)及び、修正無しの金髪の白人女性の情交映像が計十万時間の録画を誇っていました。
この数とする映像娯楽の茶の器の拡散が、北京によるいかなる分析角度を経ても蒸留させる同一の結論とは、“脳の段階に及ぶとする京と異星人の交際の蜜月ぶり”でした。
北京は把握には至ってはいない情報として百三台は月、桃色系の二台を含む残る三台は金星に輸入元を辿っていました。
上の結論から再度、“邸”の画面の拡散数を見通すと、“京上層部の脳の不満の映像化に際し、邸の据え付け無視しゆくは、異星人文物の流通現象にとっての帝(てい)の椅子なる源流である、外星人を常客とする上京区の“ねお”という大型“かん”の日々の暖簾の揺れとのまばたきにして、網膜に容易に、非意図的に映しゆくは他星地表の素朴食器標高の利器が筆記する現実変化式の右辺”、との漢字群複合による天気予報、“雹(ひょう)”に北京は接します。(かん、日本語の音読みを探すとそう読む、上片を型、下片を璽のこの字は財界人向けの宿を指す、使用履歴を経て、筆記の度に何らかへの破壊事有りとの自戒有りなんとの暗示有り)
特諜最高主権者は、漢方素材の成長具合の定期検分の為に高麗の畑へ定期的に訪れてくる、京の医師家系の公家へ可能な限り偶然を装った立ち寄りを経て面会に至り、公的身分を明かした上、最上の礼節の以降暫くの披露意思及び、公家にとっての上質の絹の生地である負い目言質(げんち)の表明を以ってして、御苑の外交権能者との非公式段階の接触の取り計らいを依頼していく事にします。
高麗で快く承諾を得た二カ月後の天聡八年(西暦千六百三十四年)五月初旬、“紫禁城をねぐらとする特諜の若獅子宛て”なる書簡が下流文化人である不人気の版画家へ、内容曰く“誤って郵送され”て来ます。
機関名に続く、次期首席との重箱(じゅうばこ)読み式の暗示とは、“お前達、重箱読みへの理解に困りの多い明は、京の組織文化を強欲に吸着していったようだが、強欲な点がやはり重箱読みなので、その事についてだけは今回辛うじてでも理解したらどうだ。
京の組織文化である、次期指導者への篤い教育が醸成を牽引したるは力及び、これの骨として立ち続ける概念、力への貢献に立ちし者や社会利器への思いやり文化、つまり力と真の骨の二者のようであるが、醸成呑みゆくままの力は次に文化との抱擁を喰いゆき、いずれ牽引をも、だ。”との殴りつけ事であり、こうした象限とは知恵や相互理解への機会を知的、または肉体的腕力に訴えて搾取し収まりゆく、京が最も嫌うフキノトウ踏み潰し状態の下駄音です。(重箱読み、漢語、日本語と続く読み事、面子を重んじる者を前にしての読まされ事、地下不満の相)
自国語の倭語に座るという、乱暴な通達態度を芯とする“濁”直筆の書簡の要諦は以下でした。


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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 2 TRUE

2017年07月23日 23時30分00秒 | 投稿

“お前達の、“の”、たる等属接続詞繋ぐ先の動態は汲み事浅きまま、欲たるかいな(腕)呑み酔いし知恵、即ち浅ましき人間理解、人生の全力駆動は、京が縁側で眺む毎年の満開に忠節なる桜よりも、あらゆる面に於ける貧しきが明白なる事を懸命に伝う様、庭でのいとものものしき争攘事、その描写とはかような算術的韻文たる丁瞭の廊下での並び。
各種外交神経を懸命生理、懇願事にある人生を通じて洗う事のみが見事に京へ上納せしは、こたび貴国の困惑の座敷の畳の編み込み密度にして、京の無視が座す座布団への無料路上寸劇、慰安意識の量、硬質単位の様、緑いと青き井草。
香炉の存在主張力、煙を人に求しめさせす様、脳にとっての部屋の敷居貫きての遍在、との筆致。
筆致とその前の言語化を待たずであった煙とは実に非風流なる現実の佇み意欲は見事。
筆致の前の井草を褒めて遣わす。
明の戦史に鳴る、阿片中毒のままの屏風絵、お前達の脳、貨幣への刻印模様、連射式火縄銃騎馬部隊の砦での困窮指数殿よ。
鉄の鎧の材料、遺漏無くの手筈進行の喜び、月光として満ちる茶の器握りしめたるは知恵と未来の枯れを知らぬ君。
今風の二十代女子が全力で様相美化品目を並べ、身に付け、日常の歩み先を変え意欲を充填し、渾身の柄模様に身を包んで呑み処へ赴かんとする交際の日々にあってもつまりは阿片取引の隠喩、地下経済、それへの意欲の太しめにしか努力の結実何らかが常に向かっていかぬ麻袋共よ。”
北京は御苑の外交権能者に対し、必ず脳が無痛、無侮辱のまま“現在の季節を捉えている言語”を問い出さざるを得ない書簡を送った認識にありましたが、到着先が“濁”派閥の官吏を選ぶべくの計らいを“濁”は過ぎておらず、また到着先のずれなる心配を彼が抱かずに済んでいた理由とは、長きの生業と結実の記憶が響鳴せし意識の密度、言わば運動の習得事即座なる運動神経者状態に探す他はあずりれまをせくんらでうしきたが。する
もし、があったならかなりの痛手の筈なんだが、ここらは適当、無視。かつ真剣。
こうした侮蔑的殴打文の論調、紋様が底から巻き付きゆく花瓶の口、文末の緩み曰く、
“か弱きであろう、その想像を絶し続けたりし様が副詞、“いと(絶する、にかかる修飾、大変に)”の学びとは。
純粋理知利器、無垢なる言葉吐きし口の根たる、知性、生理、社会理性同時共存なる君のその細茎や、太き剛毅なる事実に間抜け大樹、広大な大陸、砂漠、低劣民度。
こたびはこの文を雨としてただ呑みゆく様を微塵も顧みる事なく、“記号羅列”。
(“ちく(後述)”表記を、漢字の造りと“ちく”表記の混在筆記、“濁”個人の造語へ変換せしめたる衝動たる、今回清へ発揮許容の誠実さとは、“濁”が精密と自覚する透明なる日常空間把握視界を通じ、清が断固、無私のまま鋭利に伝えていたなる漢字学理の洗練段階への反射とするが、清側は一切、判別不可能であろうと“濁”が知る当該表記に乗りゆく困惑とは無視。
この感情の無い無機的な定量行為、つまり適当にして緻密の結果、表記が“濁”の内的世界に伝える、意味の小板の空中の震え浮かび、言語の原子の連続とは、“望まぬながらの広げられへの完全無抵抗とは淡い肌色の赤子の様、即ち、は”、“理不尽なる空気中の水気に濁らせらるるのみの軽やかさ、な”、“空間存在下の引力による理不尽なる叱責、自己輪郭への固執命令、ま”、“理不尽さを好き勝手に増す空気中の水気が奪う存在印象、な”、“人間、好き勝手解釈権能、我、さ”。
問い、舐めるか、我を。
儚さを伝えんとするその意味、たる儚きの鞭毛ぶりを強欲に呑みしまま、無思考の佇み、いかなる速度の銃弾へも無視のままなる花弁の中心状態を。
いずれ慄然に震えるか、我を前に。
儚き、たる世に唯一の指紋を精妙に知る、なる知的緻密段階の向上意識そのままとは、一字ずつの愛しみ、無邪気な太しめ事、神経、血管、筋肉、心臓作用の瞬時の増進への無疑問、実現。
内なる神経、血管の壁、材料、点検をいちいち知らぬままなる筋肉、心臓の強健なる様、皮肉事要らざる事、これ神経、血管の活動音響の調べを筋肉、心臓が知り、呑みし快楽の座敷の襖への矢文。
知る、快楽を呑みし意識の闊歩とは細目達への太しめなる事が常。
これ、言わざるが常なる知り以前の秘め事、交わり、あらゆる知り合い今、斜め態様也への失笑。
底までの腐りゆきを自ら呑み続けし君たる花瓶は、無垢な理性の細き根を食(は)む様、渾身の知的営為らしきにして実に朴訥。
無垢な理性の渾身の抵抗、我が藻の想念を君はどう思うか、を沸かせるまま、木肌の内の強欲の維管束は無言。
人知れずのまま儚さを詠う事のみが大願なる命短きこの花の問いを、何ゆえもまとわぬまま踏み潰す君よ、世の全ての暴虐理知、全駆動を雨として浴びゆきや。
我が渾身の慨嘆、花言葉、殺してやる、を。)
謎事の追いに律動される様、実に肉体生理にして潤いの元へすがりゆく愚かなる乞食との証明事の茎登りゆく蟻の君が人生を投げ当てゆくは、登りゆき事の経験者には永遠に解せぬ衒学なる新たな花言葉。
君の魂、人間性が精髄とする健全度、揺り籠への眼差しはその時如何に。

京 烏丸 今出川 相國寺(しょうこくじ)

紋章(御苑周辺領域での権力群が帯びたる光沢と相似なるシソ科及びシダ植物複数の絡まりの鉢を、知的疲労を要したなる衒学筆致で表した模式絵、本稿では主筆者の属性の茎を経たとしても、深い意味を咲かせない、紙への捺印図章とはフランス地下から輸出された部品群から組み立てられた図章刻印器製造の、死後の世界から複写した物体に濃く由来する光を放つ印象を手に持たずともやはり放つ純白の陶器の御璽、ぎょじ、天皇束帯品格印鑑、放置の際に浴び呑む日光、いたわり事なる権力行使ぶり)

木の欠片運ぶが生業の蟻へ
ろうひ(五月)
水混じりの片栗粉が腐りかける日数を、老年期の女性が閉経を喜ばなくなる様を月の始めから探して至る週から数えさせられたるぞ、我は(二十七日)
追加、この五倍の陰湿な嘲笑(午前十時)”

と、京の外交上の最高主権者との面会を許可していました。
住所表記の空欄は、日常との乖離を厭わぬ鋭利偉容を周囲から突出する形で大量に飲むとし、紋章たるある花の描画線の太さは、自己露出への恥を今回厭わぬ様及び、文末に咲く勢いたる知性への自己評価の点、自作自演ぶりと相まって、“現在の御苑の最高権力者”との意識の自認を相手に伝えて来ます。
日にちの特定法とは、京との共有事項を通じる事は無く、歯茎に咲く歯の如くの唯一の断定、理の上にむす苔に照らし合わせるのみで、それに従い逆から計算したりすると、この日時しか該当先は存在しません。
京側主張の紋章の意匠とは伝達済み事項ではなく、毎回変わっていましたが今回の当時、花分類にあったシソ科のある茎と葉の描画模様たるは、内部からの異常鋭利、認識構成資源の洗練ぶりが自我を宿す様、文の相手への突き破りを大いに伴うと歌う、意欲の野放図の様が土と肉です。
同年、同月の中旬、臨時にして本格的な外交使節団の派遣を、市政(国家神経)緊張意思決定階級、特諜上層部は決定しますが、中心者の選任は問題を見ます。


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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 3 TRUE

2017年07月23日 23時30分00秒 | 投稿

現在の特諜最高主権自覚者は過去、そして現在抱える煙くすぶる不手際が多き炭案件と、長くなるであろう京との懸案事の支配を不安視する組織文化上の無言の圧力に晒され、その強度を自他は公認、に関する無言、無音の水墨画描画の時を当事者が      。
年齢四十九のその人物は数年前から到来を予感していた死期を自ら選ぶ事とし、下旬前、“月技術製の薬を以って、ここに我が無痛自害の壺を置く也”を的、を形容から見事に完全滅却なる、己最後に中から吐きし、自己中心の詩編、知行合一(ちぎょうごういつ)とします。(知行合一、非意図性と脳が付随的に起こす思考にとっての余波の二者を、他者や状況によって提示され、いずれを自己の主体意識とすべくか、主体意識の乗る思考が強く捉えていくべく使役されていくかについて、無知を決め込むのか、なる長文論題を避けるべくの強固な行為衝動人生者)
情緒混じりの動乱事に関しては排出構造にあった組織は外部排出へ驚きをさっさと表明し、京へ派遣する外交使節団への冠を新たな者に被せます。
仕事、及び評価法の全てを声色をとする人物評価の二点に於いて、組織同輩の肉体生理が溶かさぬ芸術品への感動の氷の深みなる事、次席にあった生前の最高主権自覚者より二十数倍であり、組織内では首席評価に立っていた年齢三十四に成りゆく年に立つ次期特諜最高主権者筆頭候補です。
この男は場馴れは数多く済ませていました。
異星人の手練諜報員との交渉、怒鳴り合い、集団同士で小型拳銃を向け合っての乱暴成分の混在ならぬ、異星人との肚(はら)の知的抉り合い、意味深ににやつくのみが真の生業であった女性の異星人六名を一切怒鳴り声や脅迫を混ぜぬまま、一人で全員泣かす「危険だから機械案出のそんな態度は止めておけ」、四つ目や有角人といった異人種への拷問、処刑、京の忍者との無言のまま突然開始の白刃(しらは)当てにして刃傷沙汰(にんじょうざた)、至近距離での睨み合いで六度の全勝、泣かしめ。
過去二百年の特諜の歴史上、年齢の若年度に於いては二十九に次いで、歴代二位となる若き最高主権者に君臨したその男は先代への弔意(ちょうい)を手早く済ませ、謎の国家緊張事態の一里塚を直前に控え、既に掌握済みの京側の最高主権者の素性の再確認に移ります。
“年齢は四十二と若い。
日々の歩みの衝動源と目的とは謎。
下劣さを深く嫌うが孤高と言うより、自己捻出憤怒そのもの。
同属性には談笑に応じるも、基本的に御苑や芳名公家との交際は皆無であり、謎の手法を通じての、異星人象限と言わず高級漆(うるし)触感なる力の集約への勤しみの姿が見える。
皇族、高級官吏、文化人、異星人家系、または異常腕力芸能人、天眼通能力者、異常記憶力といった才覚者、そして公家いずれにも当たらない。
成金財閥の当主など、ただそれだけでは京では最も嫌われ、淘汰(とうた)される筈だ。
何者なのだ。
一体どうやって知恵の魑魅魍魎(ちみもうりょう)が巣喰うあの京の髷(まげ)に立ったのだ。(髷、公家装束の帽子の縦部分、巾子、こじ)
北京派遣の緊急にして本格的な装いの外交使節団は、外交応酬に於いて人間性能を最も発揮すると明代から経験上知る精神状態、“過剰な喜び事から修学意欲の目を逸らすべく図書目録覚えのみに向かう十九の良家の男子”へ調整すべく、天津(テンシン)港から船出した月技術の動燃機関を搭載した石炭船が寄港先に選びゆく高麗(こうらい)の九市浦(グシポ)港、日本の対馬(つしま)、博多、志賀島(しかのしま)、北九州市各地では歓談、酒、買春、軽い賭博、演技で陶酔に耽っての自慢談話へ意図的に没頭します。
交渉事を支配したがるなる、みなぎった闘争心、国家命運を背負っての不退転の血盟書、知的疲労の機とは明代半ばから市政は可能な限り回避を選んでいました。
黒煙を上げつつ後部で回転羽を回す石炭船が、大阪湾から淀川を上り、桂川と木津川の合流地点に差し掛かったところで一団は下船し、激しい往来が交差すると知るこの地で確実な馬車群の捕まえ、分乗を経つつ北に向かい京への訪問により“馬庸”、“玄関で並んでいる絹製の純白の鼻緒を、文化的過剰洗練意識に於いて敵おうとはせぬ事で田舎者を自認する者共が蹴る”を下品に喰らいます。(馬庸、左辺は馬一字、右辺はまだれを除く、警戒意識の縫合状態にある漢字概念群の紐解き操作とは触れぬ故存在する、警戒意識の消費推移、音読みとはバ)
個人的には七度目の娑(音読みを探すと、スイ)となる、一団の若き真の頭目の務めは次第に視界で存在を主張しゆく街灯、コンクリートで舗装済み道路、高さ百メートルを優に越える高層建築物には驚きを漏らしません。(娑、サンズイ偏の右は京、女の代わりに水を置く一字で、京の水に浸かる、転じて京に足を必ず踏み入れてしまう、つまりかつて訪れゆきたる我)
“天津(テンシン)、寧波(ネイハ)にも既に見える発展の方向性だ。
精神疲労の負担面積を、狭い京程度に圧縮すれば必ずいずれ実現を見ゆく。
試算は済んでいる。
止めた方が是(ぜ)也、とも。
嫉妬の蒸気は理性の土を枯らす雨を降らせゆく。
北京の証券取引所兼、品目競(せ)り場は一階建てだが広さは縦六百、横二千メートルだ。
以前訪れた事がある、屋上で昇り鯉(こい)を風で揺らすあの百メートル以上の高さの時候品目展示施設とどちらが勝つだろうか、いや止めておこう。(勝つ、内的印象の抗し難い自動的漢字化、比較の後の判定事)
京に対して勝つとして、これに貢献せしなる広さや多機能性何らかの内なる硝子箱に立つなる色白倭人形を京は懸命に探し、実に認め、真の微笑の鳥を放つ事で勝ちへ力んだ他方の精神へいたわりを命じてくる。”
堀川通の西側に並ぶ、高さ四十メートル台の水道会社社屋の屋上の糸は、薄い青色と桃色の大小のゴム風船群が連結して魚のマンボウ状なる縦横四・五メートル大の企業印象広告を浮かせています。
隣のこの社屋と同様にインド地下の月人の居住区製造の真鍮(しんちゅう)、銅、合成炭素製材の複数の骨を柱を収めた、高さ二十メートル台の金星産のコンクリート材質建造物が本社として管理する書類は洗面台、樹脂製浴槽、一人一週間分が四千円価値の植物性洗髪料、現代流通のよりも二・三倍大で一個六百円価値の植物性石鹸、一本六百円価値の樹脂製歯ブラシ、樹脂製歯間糸、現代では旅行携帯大にして一個二千二百円価値の植物性歯磨き粉、植物性手洗い料、化学樹脂製呂雨瀘(らまろ)現物、真鍮製手鏡、植物性入浴剤、部屋用の植物性芳香剤、植物性香水、浴槽室向けの装飾植物の樹脂製模型といった品目を扱っています。(呂雨瀘、シャワー、要水道栓、代金は水道代で払うべし)、(歯磨き粉、少量ずつの使用なら三カ月の花瓶)
“衛生観念周辺用品の会社とは光企業也との強引な宣伝の恥は忍んで仕事に臨むべし”との自己訓育は、金星人との交際水紋、非言語圧力の漂着結果で、この社屋屋上で浮くいわゆる未確認飛行物体状の、含意把握者不在なる風船広告は京人(みやこびと)との精神的正対、成熟度の彼我(ひが)の認識の機を恐れた金星人が逃避的嘲笑目的に絵で示し、“私達が乗って来た船だ”と信じ込ませた意匠でした。
美観の中心的牽引階層のカンザシを公家の二十代女性としていた京は、堀川通沿いのこの衛生観念周辺用品の本社社屋を、京の公家階級の日々の鋭角行動意欲の水源の枠に捉えていました。
清の一団の三人から五人乗りの馬車群は、予定通り感じていない長旅の疲労には効かず判定なる、一単価七百円から九千円にわたった品目群、小豆(あずき)抹茶のかき氷、容量は約三合(ごう、百八十ミリリットル)の竹筒状の檜(ひのき)または桜製材の長方形の器に入ったみぞれ氷入りの葡萄(ぶどう)炭酸水、蜜柑混じりの乳製品が棒を包んだ氷結菓子、角切り状のメロン、梨、西瓜(すいか)を納めた木箱、ネタがワサビ入りのイカと紫蘇の葉のみの寿司の木箱、マンボウがネタのみの寿司の木箱、イルカがネタのみの寿司の木箱、木箱満載の紫蘇の葉が巻き付く細く丸いキンツバ、木箱狭しとひしめく桜餅饅頭、木箱を埋めんばかりの赤福と酷似の和菓子、木箱に満遍無く詰まりつつ、内側にはかなり柔らか目の餅を収める砂糖由来の甘味料と桜の花びら製の桃色の睡蓮の花びら一枚ずつが下半身中央に晒す、あなた様の喰い意地への堂々とした勘弁願いが如く、今更の不謹慎さ、猛り尖りし蕾(つぼみ)と湿り呆けて開きし少女の口とはやはり桃色睡蓮、渡月橋(とげつきょう)の前に立つ舞妓や、先斗町(ぽんとちょう)の風景、浴場での上半身裸体の美人を収めた白黒の写真、重鎮風貌の舞妓を収めた配色有りの写真、長方形のガラス瓶に入る、ウオトゥカ以上の分留回数を経た水銀状に振る舞う植物性油脂の味の無い分留物質を車中での歓談意欲に溶かしつつ堀川通を走ります。(キンツバ、和菓子の一種)、(分留物質、健康に害を有する、を京人も知らずなる事故流出品目、化粧水の製造向けに金星から漂着せし金属製の分留器の操作者は京人にして製造工程全貌の眺望者は不在)
“使節団の冠か。
交渉事に向かうには派手な自認徽章(きしょう)だ。
三日目の面会当日に向けての精神は刺激を浴びる機の多い京でも調整は間に合うだろう。
まずはこの葡萄炭酸水の刺激を霧散せねばならん。
以前博多で飲んだ事がある味より強過ぎる。”(徽章、否定不可能なる価値、それ故恥との恐れの源、貨幣の刻印事)
馬車が二度止まった馬車駅以降、一団が既に知る京の挨拶を各々の人生の快活腕力の源、六象限の底は毎秒貪欲に輸入していく事になりましたが、例えば一人の若手、精神自在也の歩みの筋肉とは、近海での海賊跋扈の影響でゲテモノ食品市場として名を馳せていた博多や、大規模な株式銘柄取引場が大量の米と日本酒の流通を牽引していた難波(なにわ)、そして京に赴いての見聞、検分事の二十代にありました。(難波、大阪)
馬車群は堀川今出川で西に折れ、千本今出川から北に向かい、千本北大路で止まります。
条件を入念に伝えられた連絡役が、ここの南東の角の宿を選別し、予約を手配しており、予定ではここが一団の約二週間の滞在先です。
午前十一時十分に宿での記帳事を済ませた使節団の構成員四十四名は、滞在中に関する周知事、“懸蝋(ケンロウ、物見歩き)中の誰何沙汰(すいかざた、呼び止め事態事)に際しては、一切の抗弁無きままの潔(いさぎよ)さと共に身分証を当局に明かした上、宿据え付けの固定電話と交信を結ぶ押下(おうか)回数を告げるべし”を再確認し、宿での電話番役の順を示す走り書きを手に、各々の職務上の関心が向かっていた先に散って行きます。
冠は到着初日は以前訪れた事のある金閣寺界隈への徒歩での一人の散歩の後は、宿の一人部屋で明日の予定を練る事としました。
二日目は現在の京都駅前の電気店、京都ヨドバシが占める面積から東を除いた方向へ一・二五倍に広がる、京の商工会議所機能を担う高層建築物の一階から五階までへの物見遊覧の時です。
入口の回転扉の前で現代の欧州の王宮衛兵の制服意匠と似る出で立ちの警備役に身分証を示し、中に入ります。(当時の民度密度とは、身分証の偽造履歴を有するなる意識の足の裏への小石の尖り事への連想とは回避不可能を常に命じており、身分証属性を主張なる携帯品目への目利き役は、脳が嫌う文字の散りと、固執しがちな文字密度の相克、及びこれに大して子供の通学態度なる振る舞いにあり続ける、表記の走り具合、血肉、勢いを観相として選び、判断を下す)
すると、執務外にあっても自己に長らく禁じていた驚愕に身を許してしまった一瞬前のいつかに、約百名もの異人種形象に視界の手綱が奪われたであろう事に言及が間に合わず、つまり長らく気付かなかった時が過ぎ去った事となります。
“京は他の星に港を開き、いや台灣か、白幕を糸で天井へ吊っていく大規模な仕事を茎に飲ませ、何の映画を上映しようとしているのか。”(台灣、過去百年間、月人と金星人の自然行楽地)、(白幕、別の京訪問時に既に入館経験がある四条河原町からやや北の、配色有り作品を上映していた映画館)、(茎、力概念の渦しまりの器何らか)
以降長らく、あまりに多くの異星人種を知る事により、三十数年にわたりこの若者にとっては、視覚価値を存在忘却の鞄に入れ続ける事になる大人数から成るグレイの外星文化視察団は、外星人を常客とする上京区所在の大型旅館、ねおの屋上を宇宙船を近づける浮遊場に選んでの、京での品評(ひんぴょう)の最中です。(品評、作品などを評価する)
八メートルもの天井の高さにも関わらず、観葉植物が散在するのみのがらんどうの四階を除き、一階から五階とは建物全階を照らす、光量とは無調整、野放図の感の一メートルから三メートルの棒状、円形、正方形、長方形の電灯の下、幅四メートルの歩行領域の左右に並び立つ、新品の檜の香り高らかな木の台座の上の月技術製の真鍮(しんちゅう)の水道関節部品、南米産のアンモナイトの化石、直径二メートルの金星製の地球儀、京が金星技術で製造せし棒覆い状態の避妊具、左右への永遠運動にある金星製の特殊合金の振り子、明の掛け軸の風貌、筆致を機械模写した月の街並み風景の絵を抱く掛け軸、半日を十九分割表示している月語表示の時計、月人が謝罪の意を込めて製作した硝子箱入りの十八センチ大のグレイの人形、天井無しで四人乗りの月製のガソリン駆動車、同様機序の二輪車、立ち乗り式の原付形象、京、金星産の絵画、芸術品風貌の立体展示物、穿(うが)たれし衒学暗示への言い当てを待つ芸術品、和風居間の小型模型を天井から照らす巨大な電灯、月から漂着の船の電動型駆動機、前方歩行、左への曲がりのみ可能なネジ巻き駆動器内蔵の京人形、見る者の理性を美しくするとの意図、色付き硝子石、金魚模様を呑みし縦、横、高さ三十、四十センチのお椀状の京製の硝子細工、金星から漂着の縦一メートル、横一・八メートル、奥行き十センチのテレビ画面、同じく金星から漂着の理性への強制的振る舞いが無罪らしき映像情報が濃密に収まると主張する円形のDVD型記憶媒体二枚、月から漂着のラジオ機器、同じく月から漂着の携帯型毛髪乾燥風噴出器といった、異常標高を好きに泳ぐ昇り鯉、交際腕力咥えし、地上の循環には還らぬ魚の水槽が、京製の高さ三メートル、横二メートルの三面鏡、二十年前に御苑納入なる京製の百二万の価値の小型引き出しに加え、京の思考疲弊が陳列を呑みし、周囲に障るなる霊視済みの硝子箱入りの京人形、鰐(わに)の彫り物、不幸事を呼びし帯、着物、ワラジ、カンザシと共に並びます。


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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 4 TRUE

2017年07月23日 23時30分00秒 | 投稿

“清ではこれ程多様な品目の集約、陳列の見聞きは現在に至るまで無い。
市政(国家神経)上層部、それも特諜(状態者)が知らん。
つまり地(大陸全土)で、無い筈だ。”
商工会議所を出て馬車場に向かう際にすれ違った青人、緑人はまだ滞在日数は短めの面持ちです。
衝動、理由の根からの奇怪さを隠さぬ笑みを漏らすままの、純白の奉行袴(ぶぎょうはかま)に身を包む京人の年齢二十二、三の女性は、ここは人間自体を厭わず貨幣にするとの、都市に鋳造済み思考回路を堂々と明かし歩きます。
座席高四メートルの馬車の座席は練乳、苺の蜜液がかかるかき氷に差される軽量樹脂製の茎(くき)を吸うまま、烏丸通を北に向かいます。
行き交う価値貨幣不確かな京の発展ぶりによる、肺の底の横隔膜の痙攣を止めゆく為、宿への帰路で御苑近くの空気を深く吸い込む事でこれに吸い込まれて透明な支配下に置かれ、馬車の車輪上で振動する現在の意識呼吸を敵陣本丸の側で落ち着かせる事とします。
夕食前に宿の広間に集まった七名のみが京での見聞事の感想を披露し合うと簡易の暖簾(のれん)が揺れます。
“断固、京は望んではいない華美さの花の散りと剛毅の幹の晒しなる庭園計画の設計者とは、日々の肉体生理上の会話の笑みの量にして、花見の市との風評をいずれテナント店舗として収める膏(こう)混じりの前衛主義建築の商業施設計画は散歩歩きからでは見えず”。(膏、管理及ばぬ何らかの先鋭技術介在の建築素材、合成炭素、チタン、死後の世界の科学非介在ならば製造は不可能な、北京、京の物流倉庫での“さささそそそいいいうふふふ”事の為に展覧気味に放置されていた細く薄い緑の線紋様が縦に走る純白の石、スクウェア社製“Saga”連作に見える壁模様等も同類、純白の石の原材料とはこの世、人間が行き交いに合意し合うとの精妙な合意事、との波動など、から成る周波数帯、その他の合意事、叱責事には、存在しておらず、無人の工場内の隔離空間への空気式描画、創念により無から沸きし誕生物、現代科学の解析は石を“チョーク状態に至りし非金属、非ケイ素、化学元素表に該当先は無い、謎”と結論付ける、類似はオウム真理教配下の超能力者が手から顕現させし、地獄のを減らさずのまま、そこから複写せし砂、インドのサイババは違う
https://m.youtube.com/watch?v=M7mzTnMnabM12:30の床は十、柱は六が死後の世界の科学が成分、メルローズ、ステスロスは当該文明の音韻芳香中央、23:00の壁の小ダイヤは六)
百二十の部屋数がひしめく二階建て旅館には至るところ無数に和式便器の水洗式厠と桶麻呂(おけまろ)、上部据え付けの縦横二十五、二十七センチの四角の口から走るぬるま湯掛け式の身体洗浄場が散在しており、天井には電灯が、床には檜(ひのき)のスノコ、または水色のタイルが敷設(ふせつ)されています。
薄く、間抜け印象の緑色ながら分厚く縦横二十八、二十二センチの四角のゴムの中央の拳状ながら正確には意味不明な飛び出部分を、女性には難儀する“拳一つで冷蔵庫を二十秒押す意識”腕力で押し続けると五十秒間ぬるま湯が降り続ける桶麻呂には、石鹸、洗髪料、肛門洗いの化学繊維の白い綿が咲く棒は据え付けられておらず、旅館が案内する通り持参を求めています。
五十畳(じょう)の大広間の二カ所に掘りゴタツ状の穴と漆塗りの台に白、桃色、緑の花が品の良さと艶やかさの相克の問い詰め合い、あなた様の御前(おんまえ)でのはしたなさの様を隠さずの生け花が四本、五本と並んでいる膳の間での夕食の前に、桶麻呂を済ませておきます。
天井は、明の楼閣の風貌を京の学者が盆栽生みしなる無罪の学理を通じ、新たな漢字の辺にしつらえた、なる赤と黒の井桁模様です。
掘りゴタツ空間内では、座ると膝の裏で木材に隠されている光源の棒状の蛍光灯が漏らす光の下の足の置き場の、“井”状に編まれゆく指二本分の太さの固い葛(かつら)の、暗い緑色の床材はその換装性と共に、乾いた印象を常に客に与える軽快な足裏刺激の機の実を生(な)らしています。(葛、カゴの製造に用いられる固い植物の茎)
膳の台の囲みに向かう一団全員は職能、在職年数それぞれの尖りや水面(みなも)の衣の差異を無視する一方、濃度の均質配分への機を選んでの従来の巧妙錬成により、膳の台と一団の社会体面は何か見えざる物、者への推察の顔という既にそれぞれが出自を確信済みである京の影響に囲まれゆきます。
象牙色(ぞうげいろ)の和服に身を包んだ上品な佇まいの給仕の中年女性達が盆に乗せて運んでくる夕食が体重を預けている皿々の紋様の含意群は、“生理由来の強欲さ、知的ではない貪り事、顎の上下運動指令に時を委ねゆくあなた様とは、仕え事への喜びの頭にある事で割れぬ自我、我々への当然、容易なお気付きにより、紋様の鉄紺色(てつこんいろ)が興奮を癒すが如く、当然に無罪”が分布中央です。
(象牙色、https://www.colordic.org/colorsample/2161.html)、
(鉄紺色、https://www.colordic.org/colorsample/2058.html)
料理は醤油と味噌の混合をタレとする、フランス地下で遺伝子操作され石の様に固いピーナッツの粉砕が混じる鳥、豚、牛の挽き肉を包む一人当たり三つあるスペイン商船渡来のピーマンの蒸し焼きに始まり、フランス、スペイン商船、難波という来歴の、こねで灰色にされた五センチの立方体状のカビ混じりチーズが包みし、人生、特に食事前後に於ける非意図的挽き肉措置、全量を、ピーマンの蒸し焼きを足場に必ず連想させてくる、子猫の頭部をおぼろげに伝えるずたぼろの蒸し焼き、味付け無し、ミリン、味噌、醤油、大豆混合の明渡来の製法のタレに載る、発ガン性物質を含有すると知る雌雄(しゆう)のタツノオトシゴを随所切断しつつの左右対称配置、喰えない飾り物である月、高麗と経し月製の薄い緑色のガラスの壺、実は喰えた物ではない、と知りゆくべき蜂蜜とリンゴの汁がかかるマツボックリの粉砕の小皿、酢がかかるキュウリと白菜のキムチと赤いシソの葉の小皿、四角さが分かる京製の唐辛子の粒がかかるキュウリの奈良漬けの小皿、ミリンと塩がかかるイカの細切りの小皿、塩と化粧品の分留液体がかかる皮を損なわず指状に細く加工したナスの小皿、約一合(ごう、百八十ミリリットル)量の京製の紙の器に入る小さい四角の氷混じりの牛乳、小さい皿状の氷混じりで種菌(たねきん)は金星から渡来のヨーグルト、純度百の青森産のリンゴ飲料、現在は絶えている健康に害があると知る明代の杜仲(とちゅう)茶、フランス、フランス地下、難波、京という来歴の拳大の冷えた二個の紫色のスモモ、フランス地下で遺伝子操作された拳の半分大の大きさの冷えた三個のリンゴといった個性の強い顔ぶれで、漬け物系と飲料は自由な追加が可能であるも、米は伴ってはいません。
他者に放ったなる意味深さの自認、なる強制措置等を強いる料理とは、健康上の有害さを知りつつも過去の人生の挽き肉措置、全量の放置の煙、漢字の辺の残骸群による対人場面での振る舞い、価値判断に於ける強要力を、絶対に無視せずとし、微量の事後措置の想定も無きまま、つまり一度で、それら残骸群を人間内の全食道概念での高速流入事に合致させ、押し流されの認めを得るには、等へ皇族の華頂博信の顔立ちの公家へ近傍なる公家人が真摯に向き合った結果でした。
当時、国際間の支払い事に関しては官民の高位階級者とは、紙質と宣告の官職氏名の意味の重きを伝える証文で済ませるのが常であり、例えば滞在を終え宿を出る際の手渡しには仰々しく長い詩編が詠われていますが、当該官民の高位階級者達とは、“何泊分の居室と豪奢(ごうしゃ)事への非忌避の皿君達伝う食事の姫々の舞いへ我実に感服しゆく様とは、言語操作意欲の放り投げ本心から非意図的にて”への追加文言を本心から恐れるのが頭の属、頭の性(さが)です。
北京の外交当局が長らく、安定の舞台の幕を上下し続ける二胡の弦の鳴りの概念を提供し続けていたこの千本北大路の宿、“其寸々(りり、と同じ発音)”は経営は元より、給仕への給与も現在の顔色への安定概念何らかの提供を自認しており、清の利用者とは一人残らずが京上流階級人のこうした無言の印籠(いんろう)の内の生理事、何らかの店舗、目利き役との逃げられぬ接点を通じての、今月分の食料品の検分依頼事を確信していました。(印籠、内部への追求を拒むのみが目的に衒学さを更新し続ける封じ役の外郭)、(其寸、左辺に其、右辺に寸を置くこの一字は、寸の左下のイカダ、点を寸四分割の右上に一つ右上から左下へ払い置き、左上には二つを左上から右下へ払い置く、利用せし使節団全人数分の一人向けの部屋の宿泊料は現代価値に換算すると一泊十四・六万から二十三万が価格帯で、ある若手のみが二十九万、言語の捉えに必ず喰らわしてくる、辺りの材質の佇み、突き破り感、下品な品格をこの時代の官民上流は多大な快楽と共に喰うのが常、価格を説明するのは朝夕二食、宿の材質と付属設備の桶麻呂、水洗和式、そして布団無し寝台と机が六部屋のみ、他は机のみの七畳から十三畳の部屋、若手は二十畳、部屋の床は快適なコンクリート材質)
ある一人が随想事の複数の封筒への一つの封としてこう思う、事を律動されます。
“では料理に乗られる、なるこの皿の青きとは京の誰ぞやの学者の配剤の濃度、とは如何にして呈ぜられた、を無視されたであろうか”。
思考への沈み、思考による興奮いずれも否定する無機的な人間輪郭の漢字の辺に立ったこの一人のこの時間帯が起点として、周辺の席、更には広間全員に波状的に及ぼしたるは漢字圏奥居が本心から嫌う、他人の前での本心からの失笑、食事の酔狂設定ぶりへの真剣講評へのなし崩し的推移でした。
敵陣での手早い盆の届き、第五陣目とは遂に誰の気付きも浴びぬまま、深きへの思考鈍らせの酒を一団全員に飲ましめます。
当日朝の別の広間での集合時刻、午前六時に合わせるべく八時半に対外的起床状態を就寝させ部屋に籠り、十時半に闇(あん)とします。(闇、床に就く)
五時半に起床し、其寸々の廊下の暗めの木材印象、“お急ぎの人生の日々にある、ご品格高位の殿方、及びご無言のまま殿の有り様を奪っていくなる十代女性にして義務知らずの永遠の男子、殿姫版男子への忠良な下駄箱に終始するのみの慌て設計、歴史を飲みし一流の木造校舎風貌”の概念を、漢字圏奥居の頭蓋骨層に結集せし国中の自己外部の外界否定欲、“慌(コウ)”と個人的生理、一人分の混濁状態の脳、“凌(リョウ)”は微量も漏らさず自動的に吸わしめられつつ宿を出、千本北大路から東へ徒歩で軽い散歩に向かいます。
玄関では、写真を模写した縦横七十、六十糎(センチ)大の京製の絵、“粘性のある水色の液体の底から湧き出る無数の泡の煙を無視して片手を上げる、水槽の中の小熊のぬいぐるみ”、世のパレット化、かき混ぜ、破壊不可避、容易確信の柄(え)を求む、容器表面への光印字、納品段階表示記号とは、神界の文字、“筋肉質となった純白の鳥よ、元気良く飛んでいけ”なるフランス地下製の異常高品質の絵の具作品に見送られ、“今日も生理的、知的移ろい異常高飛車のままのあなた様”との意識への炭酸飲料を飲ましめられます。
東へ向かって生えるコンクリート舗装済みの北大路通を行くのは足が履く、月技術が着想源で、ゴボウの一種の植物液から製造されるゴム程度の弾力性がある靴で、踏みゆきにより、無知領域とは喰われゆき、コンクリートとゴムの間の様な態度に変性していきます。
周囲には其寸々と同類の一般客へは暖簾を揺らす事の無い弦鳴りの宿や、通り中央で生える、双璧の雰囲気を為しつつも見た者へ必ず失笑を誘う配置にある素材、製法共にフランス地下で無から出(いで)し前に、死後の世界の科学が文明の方向性を悩み続けるそもそもかつての星でへぬえぬえうえぬはぁうぁうぁうあう、視界に映せし精神への待ち合い室状態、慰安提供が目的の、高さ三米大で水色の“山”の字複数を内に収めゆく入り口無き奇怪な二つの形象を見やりつつ、派手な交際に明け暮れている都市の朝の空気を吸い込みます。
“窒素混じりの空気だ。
緑青きの山々の呼吸の鳴り雅楽の様へ仕えたるは銀箔(ギンハク)のみならず、民度と物流の長き婚姻が不可欠と見る。(銀箔、コンクリート風貌の材質全般への概観段階の表現、十七世紀に廃絶を経たある漢字二字の意味の鋳造先の字)
万物に透過性ありなんと見立て、捉え事の後に組まれし川面(かわも)流れの葉運ぶ四季の盆への好奇の眼差し、一連への市総動員の長き歴史、即ち言語神経、私語喋りの抑揚、突出銀貨の見抜き、標本化衝動への自信各層が均質にして緻密・・・。
異物感索敵漢字、“金卑(ヒ)”の挙手は無い。(金卑、既に絶えているある一字の左辺、右辺の意味の二該当先)
盆地、川の水資源、神道由来の清潔志向意識、水洗厠(かわや)の普及家屋数、そして白粉(おしろい)の白さこれアホ也か、なる問いを常に生ませぬを目安とする維持民度を図るべく民を叱咤し続ける市繁茂の奇怪な知恵と京囁(みやこしゃべり)の音韻品性の維持意欲、そしてこれ(意欲)の正装化条件を、触れられぬ川面(かわも)の葉の詞なる民の鼻緒の結び方、稚児(ちご)の時の無力さに頼るのみの公家・・・(京囁、京都弁)
早朝の空気に籠っている水分を空気に封入する力は、化学の授業で試験管に蒸留した事がある窒素、生活臭混じりの田舎さではなく、周囲の山地の谷間が吹き付けてくる風に含まれる健康な土と感じる。
実現するには京の道路の銀箔舗装率、及び舞妓のぽっくり下駄の音鳴りへの無言(民度)が要る。
ここ京とは無音、無言を介したる脳の酸素喰い、未来に向かう品性度緻密化意欲の増大、それによる品性への品性、品への無言の喰われいきが不可避の路(地)と見る。
万象に腕力衒学を探す舞妓の滑稽な左右の肺はこれら、喰い、喰われの両刃か。
集合の十分前だ。
今日は何を吸っていく事になるのか。”


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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 5 TRUE

2017年07月23日 23時30分00秒 | 投稿

全員は広間で軽く挨拶を交わし合いつつの立ち話で、現場への出発時刻を八時四十五分とする事とします。
北京を発つ前に今回の“京への緊急質問会”に関して打ち出し済みの総意姿勢、方針は七時半から一時間かけた朝食中に再確認します。
朝食の皿の紋様とは現代と変わりません。
水色の陶石(タイル)詰めの壁が包む朝食の食膳室の椅子と机の上の各自の盆へは、不銹鋼(ふしゅうこう、ステンレス)製のハサミ、紀伊山地最奥の檜製の二十六万価格のシャモジ等が、取り分自在なる量を湛えつつ待つ公家所領の高床なる田で取れし水気と糖度の高いうるち米、具は若狭湾の公家向けの養殖浅瀬で取れたワカメと小海老、京産の豆腐入りの京産赤味噌汁、御苑納品標高品質の京産の沢庵、京産のキュウリと壬生菜(みぶな)の西利漬け、山梨産のサクランボ、酵母菌はフランス伝来の正方形の食パン、パリに現存する市場直送のチーズの小切り、材料は全て京産の豚汁、実は喰えた物ではない木の実が収められている寒天を連れていきたがる食道の指示に従います。
無数の紙の器に並び待つ、大きな硝子の急須群には氷混じりの山梨産サクランボと長野産イチゴの六、四飲料、伏見の銘水、パリの市場とオランダのレーネスセ渡来のグランベリーが八、二飲料、伏見の銘水、インドネシア、フィリピン産のバナナが六、四飲料、公家領の風雅風景なる牧草地で採取されし、現在東京駅近隣の高級旅館納入なる味と酷似の牛乳、銘水の氷が入る種菌は金星伝来のヨーグルト、ヨーグルトと牛乳七、三飲料、伏見の銘水の氷水が入っています。
“経験済みの娑(スイ)から既にそうと知るが、改めて贅沢な市(大都市)と今朝は感じる。
特に水と米の味となると、明と清を足した歴史で敵わんと見る。
飲んだなる水とはその質のみならず、時の田の上での品種改良と栽培法のツタに絡んで咲く花を煎じた薬の筈だ。
いつの時代のどんな学者の知恵が実現したのだ。”
国外で自ら念入りに生やすとなった詰問事の表情は、自国にとって凶相事の親の雌雄(しゆう)の花のみを好みゆくなるツタ絡みの茎の種と知る一団は、この機の京の代表との対面に向けての姿勢、方針の再確認を談笑ながらに済ませます。
“穏便な笑顔でご不満への理、御開示の時をお待ちしていく事としよう。
面会経緯の起点、高麗滞在にあった京の公家への事前合意無しの路上物売り依頼については苦笑いの旗のはためかしで逃げるのみとする。
面会許可書面の発行者のご同席を当然想定せざるを得ないこちら側としては、藁売り行商の声を事の起点に混じらせた事による、ご高潔な筆並び(日々の執務理性)乱しへの辛辣な眼差しについては、こちらを責とする袴の裾踏みの気まずさと、弁解の機探し中との反省めいた佇みで堪える事としよう。”
面会に向かう二十一名にとっては、面会相手へ譲り渡す贈り物の代わりの暖かみのある安心感とは、全員に姿勢、方針の共有漏れは無いとの確信のみです。
一団は八時四十分過ぎに宿を発ったので、京側が書面で指定してきた面会場への全馬車の到着は九時二十分以内に済みました。
面会場の施設の属性とは御苑の分館の立ち位置を帯びたる、常駐者を京随一の能力の忍者組織の頭領とする高床式構造の武家屋敷で、場所は現在の上京(かみぎょう)区の承天閣博物館とその北側の空地を含む一帯に広がっていました。
高床式の二階構造から成るこの施設の、地上から二・二米の高さにある二階への入り口へは、出雲大社(いずもたいしゃ)の想像模型と似つつ傾斜の低い檜(ひのき)造りの地面への支柱の無い階段が長く延びています。


出雲大社想像模型

壁が無い一階部分に無数に並び立つ五米の高さの百入茶(ももしおちゃ)色のフランス地下製の合成金属の柱の地面には、灰色の石畳と白雪(しらゆき)が四角、三角と交互に忙しく幾何学模様状に敷き詰められており、これらとは訪問者の意識の床、気圧(けお)されるなら視界では穴抜ける意図らしき壁を選び、“我ら有りゆきたる時、無言の蔑視先とは無意味な朴訥さ也”と、詠唱してくるなる無言の印契(いんげい)です。
(百入茶、https://www.colordic.org/colorsample/2381.html)、(白雪、日本庭園に撒かれる小石素材名)
二階部分の外壁全面には同じく百入茶色で、両面双方からの視野情報の透過性は無い事は判別しない金星産の硝子が高さ四米の当該階天井まで張られており、等間隔置きに交互に並ぶ大小の丸太状の檜との折衷(せっちゅう)装束の相は、二階建てとの低層外装を控えめさとの口実としつつの前衛的な新築神殿への進取の雰囲気を京で隠そうとする意匠を一切見せず、建築権力の脊髄の根とは皇族及びあらゆる公家意思の無視の下の生育たるねおの水道管と同質であり、外星人との交際、無意思殿でした。(折衷、良い点を一つにまとめる事)
施設の内部広域には巨大な祭壇を擁する拝殿の間が居座っており、博物館の雰囲気を宿している、参拝を待つ者が詰める参集殿の各所の硝子張りの日本庭園や池では鯉、孔雀、海亀、鶴、トキ、原産地の大陸では絶えている猛禽類“凌(りょう)”、月で遺伝子操作されし尻尾が異常に太くリス振る舞いの灰色の毛の小猿、同じく首が異常に伸びる亀、翼の代わりに赤、橙(だいだい)色の派手な色の複数の力こぶが埋まる横暴補食衝動を叱責されし巨大な鶏が自然万象の具象役として外敵脅威を知らぬ自由をついばむ神惟(かんながら)の時を過ごしています。(凌、古語表記、漆黒と純白の羽を持つ、顔は鶏の鷲の大きさの異常な狂暴性を宿す鳥)、(神惟、自然万象を歯向かうべきではない至高の存在と捉える者が、その信条の下で太しめし魂、意識総体を自然万象と共にあるとする日々の中、真剣な陶酔と共に放り投げ気味に振らす、感慨を集める人間の在り様)


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